
ツナグ - goo 映画
原作で大泣きしたんですが、映画もわりと忠実に作られていたので、のっけから泣きました。
1年前に亡くした母親に会いにいく息子役の遠藤憲一さんと母親役の八千草薫さんの、息子の手をさすっているだけの姿だけで、もう・・・あかん。
突然いなくなった婚約者を探していた佐藤隆太さんも、ツナグによって婚約者に会えるということは、すなわち彼女の死を意味する事なので、いなくなったけれど、まだどこかでひょっとしたら生きているかも知れない、という望みを断ち切られて、直前になって死んだ彼女と会うのが怖くなってみたり。
原作の中で、一番印象的だったのが、演劇部に属する女子高校生のシーン。
親友だった彼女たちが、演劇の主役の座を争って、仲たがいをしたまま主役に決まった彼女が自転車事故で死ぬ。。。
そしてツナグによって会った二人のものすごい、駆け引き。
女は怖い(笑) この怖さは映画では希薄。
高校生の(ツナグ見習い)歩美を育てているのは彼の祖母であるアイ子。
両親は歩美が小さい頃に亡くなっている。
仲の良かった両親なのに、父が母の首を絞め父は舌を噛み切って死んだ。。。という小説のなかの設定はさらりと省かれている。
省きついでに、本当はこの死の真相もツナグ(という職業?)にとってはかなり大きなポイントなのに、ここもあっさりと描かれているのはちょっと惜しいかな。
松坂桃李くんは、思った以上に高校生だったし(笑) 何よりも樹木希林さんがこの映画を引き締めている。
死んでしまった誰かに会えるとしたら、誰に会いたいか?と考えるより、死んでしまった後、誰かにもう一度会いたい!と思ってもらえるような私になりたいな、と少しは謙虚さを学んだ作品でした。
だから、楽母さん、大泣きできることは大事なことなんですよ。
私なんか、ちーーーっとも泣けないですもん・・・溜まる溜まる!!
私も会いたい人はいないわ。
人に対しても物に対しても、きっと私は距離を置いて冷たいタイプなんだ・・・と思う。
さっきのつるかめ助産院でも泣きました。
息子があきれ顔でそんな私を見ていました。
とにかく私はしょっちゅう泣きますが、ストレスがたまっているんでしょうか?(笑)
楽母さん、息子さんと映画鑑賞に行く、
羨ましいな。
貴女のはストレスじゃなくて、自分に素直なんだと思います。是も羨ましい性格です。
才能といい、気性と言い、私に無いものをお持ちで憧れます。
男前の次に好きな褒め言葉(笑) ありがとうございます。
この映画は息子とは行ってませんよ。
息子が病気だった時、一人で外に出すのが心配で一緒に映画館に行ったものですが、最近は大丈夫そうです。
私ね、もともと涙腺が超のつくほどゆるくって、悲しいよりも感激した時にぼろぼろ涙がこぼれるタイプなんです。
なんかね、こういう映画が身にしみる歳になりましたよ。