無能の人

お仕事しながら主婦業もこなしている人を見聞きするにつけ、自分の無能さに、が～～んとなる楽母です。　おはようさんどす。

しかしながら、この無能の人もさすがにこの時期、やたらと気ぜわしい思いをします。すべてが『今年のうちに』なんていう枕詞？がつくからです。
例えば、昨日も山盛り持っていったんですけど、クリーニングするもの。
いつもだったら月末に持って行って、月を跨いじゃってもどうってことないのに、年末に限っては、今年中に出して今年のうちに手元に持ち帰ろうとか、あれとこれの手配は年内に、なんて「なんで全部が全部、今年中にどげんかせんといかんのか～！」みたいなやたらと疑問を持ちつつも、しっかりとその流れに乗ってしまっては、首絞めてます。（長っ、この文節）

前倒しの掃除をするのは、この年末のやたらと精神的にバタバタする月に、『かてて加えて』忙しい思いをせんでもいいやろ？という思いからはじめたものでしたけれど、結局、大掃除のあとの小掃除なんかは待っていて、いつまでたっても優雅な歳末、というのは実現しません。

段取りなんか組んでも、その通りに行きっこないのが分かっているのに、一応、頭の中では何日にはあれをして、翌日はこれを終えて・・そうそう、今のうちにあれを買っておかなくちゃね、なんてさ、お雑煮用の『白味噌』だったりするだけなんだけど。
おせちもここ何年も琵琶湖ホテルのものを注文してます。自分でせっせと作ってもあんまり美味しくないし、おせちにかかせないお料理も、少量ずつってのができないものだから・・・ろくに食べない黒豆なんかも、いっぱいになってしまうし。
田つくり、なんて上手に作れた例がないや。お煮しめも、なんでひとつひとつばらばらに炊くねん・・・筑前煮みたいに一緒くたに炊けばいいやん・・・でも、縁起物だし、って具合にプレッシャーかかるから。

もうね、いい加減わかってきてるんですよ。特別なことしなくても新年はやってくるし、どんなにしても『歳神』様ってのは、うちを素通りしてるようだ・・って事。　年末あんなにばたばたしたのに、一夜明ければ昨日の続きの平凡で退屈な日が始まるってこと。毎年、お正月の三が日は退屈でのたうち回ります。
初詣と駅伝だけしかない（笑）
それがわかっていても、ちっとも進歩いたしません。
世間並みに忙しがって、世間並みにしつらえをする、やっぱり今年も思い切ったことのできない無能の人で終わりそうです。