エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

鬼籍通覧シリーズ

2020-02-25 07:51:51 | 
禅定の弓  椹野道流  著  講談社文庫   2020年 1月15日 第一刷
亡羊の嘆                   2018年 8月10日 第一刷
池魚の殃                   2020年 2月14日 第一刷

講談社文庫から装丁を新たにして再出版、、、重版?されているので、発行日が順番通りでないけれど、この鬼籍通覧シリーズは暁天→無明→壺中→隻手→禅定・・・・であっていると思う。
去年? 一昨年??
米津玄師の《Lemon》がテーマ曲になった石原さとみ主演のアンナチュラルという番組があった。
あれと同様、法医学教室の物語で、ドラマも興味深いものだったけれど、これもとても面白いシリーズだ。
ひょっとして、アンナチュラルはこの作品から生まれた??
いやいや、そんなわけはないか(笑)

再版に当たって(かどうか)帯に『アンナチュラルな死』なんていう文字も書かれていたりで、なかなか商売上手の趣(笑)

同じ著者の『最後の晩ごはん』シリーズともよく似たテイストで、料理研究家が出てくる亡羊の嘆では、五十嵐海里くんみたいなキャッチコピー付きの研究家登場で両方とも呼んでいるとニヤリとする(笑)

いやー、なかなかにハードな死が続きます。
そのハードさを薄めるように、登場人物のキャラが立っているし、食事風景も美味しそう(笑)

先日、割と近くで一人暮らしのおばあさんが亡くなっていたと知りました。
お店をしていたのですが、ここ数年、閉めていたようです。 体調が悪いというんで一人暮らしというのもあって近々入院が決まっていたそうです。
ところが、入院予定日を過ぎても来院しないので病院が警察に通報して調べてもらったらご自宅で亡くなっていた。

こういう場合も行政解剖になるのかなぁ・・・なんてチラッと思いました。

このシリーズ自体はノベルスにもなっていて、ノベルスでは8作目まで刊行されているそうです。
あまりにも好きな分野なので、文庫が出る前にノベルスで8作目を買って来ようかしら・・・と思っています。
しかしシリーズを読んでしまったら次が出るまで退屈か(笑)
悩みどころだな。
 

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