もの言はぬは。。。

4月、年度替りで町内会長がみえました。
目的は町内会への復帰のお誘い。

町内会全体にやめていく人が多い中、なんでも私のいる組と隣の組とが脱会者が断トツで多いとかで、、、会長自らの説得です。

このままだと財政的にも危ないらしい。
で、今年の会長が今まで持ち回りだった会長職はじめ、副会長、会計を数人でず～っと引き受けて、煩わしい役職でお手を取らすことはありませんから、、、是非に、という話でした。

会長はな～んも分かっていないと思われる。
確かに、、あの役員三役ってのは大変だと思う。
けれど、各々の組長だって回覧板や市民新聞、お祭りや赤十字の寄付集め、勿論、町内会費の集金、区民運動会やお祭りの時の招集等、面倒くさいことがいっぱい待ちうけている。
私などまだ（これで）若い方に入るぐらい、組も町内会全体で見ても高齢化が進んでいて、、、うちの周りでは定年制がないから、７０過ぎてても８０近くなっても、仕事は仕事で割り当てられる。

災害時には町内会単位のほうが有利、とも言うが、ここに住んで３０年も経っていると組だの町内会だの単位でなくとも、もう、ご近所周りというくくりで協力体制が出来上がっている。

実際、私も去年抜けてみたが、なんの不自由もなかった。
町内会の回覧板は、子供や犬の予防接種、学区の小学校・中学校の活動報告、ラジオ体操のお知らせ、運動会、地蔵盆のお知らせ、みたいな全然関係ないものばかりだし、体育振興会・・・体振が主催するソフトボールやバレーボールにも出ないし、町内会や組で一斉に何かを行う、ということもほとんどない。

強いて言うなら、、、町内会として費用を負担している街灯と消火器の詰め替え費ぐらいなもんで、それが不足っていうなら、町内会とは別に集めてくれればいい。
あまりに町内会が広すぎて、端と端になれば名前も顔も分からない住民ばかり。

それに、役員三役を長いこと続けてもらうのは御苦労さまで、有難い半面、例えば、、、お金の問題でとやかく言う人も出てくるし。

だいたい、この町内会が出来てからずっと変わらない町内会方針、というのに問題がありありで。

例えば、、、敬老の日の６５歳以上対象者に配る長寿のお祝いプレゼントだって、、４０年前は対象者が少なかったけれど、今や半数以上が高齢者で（笑）その全員に配ろうとすれば、1000円の商品券だけ。今年は５００円かも。。　要らないってば！
それも実情を考えて年齢を上げていけば？というような案も長年却下されてる。
うちの近所でも６５歳以上のご夫婦に、お姑さんという３人家族で、敬老の日には3000円、商品券が贈られるらしけれど、町費が３６００円なんだもん、そりゃ、赤字にもなってくるって（笑）

区民運動会のお弁当もやめればいいのよ。
今時、コンビニもスーパーも学校のそばにあるんだし、食べたきゃ、各々がおにぎりでも買ってくるとか、婦人会のおね～さま方がグランドで売っているお寿司や焼きそばを各自買えばいい。
けど、そういうのも全部町内会費でだして、、、財政逼迫。
収入は減る一方なのに支出を削ることを一切しない。
今まで幾度となく提案（いろんな人が）されたことも何一つ実行されていない。

大変な役員職を引き受けてくれる奇特な人が現れたって、そんな小手先の事で、乗り切れるわけがない。
それに、、、こういっては申し訳ないけれど、引き受けてくれる会長さんだって、そこそこお歳。
貴方に何かあった時に、どうなりますか？？

別の組では、やっぱり三役だけでなく組長もやりたくないから、、、って言った人がいて、それなら組長もしなくていいです、って具合に、ただただお金集めてあとは何にもしなくていいですから、というのも町内会っていったい何なんだ？？という疑問も出てくるし。

説得して回ってる今年の会長になんの恨みもないけれど、、、言いたい事が山ほどあって、、、私は言いかけたらものすごいことを言い出しそうだったので、、、復帰の件はしばらく時間を下さいと言ってお引き取り願った。