去る 三月

誰もが予測もできなかったほどの大きな災害が起こった今月でした。
地震は来るぞ、来るぞ、と言われていても実際のところいつなのか、どこなのか、そんなのは分からない。

私は1995年に阪神淡路大震災を経験しているので、あんな大きな地震は私の生きている間には二度と起こらないだろう、ぐらいに思っていた。　
ところが、あの時のものを軽く超えてしまう地震の莫大な負のエネルギーと死者、行方不明者の数。
京都に居るとつい忘れてしまう・・・というか端から頭になかった津波の恐ろしさ。

ほんとに何の罪もない人がいきなり。
自然相手の事とはいえ、あまりにも不条理でむごすぎて脱力感、敗北感にさいなまれる。

それと共に、自然とはいえない原発施設での事故は、もう、これは止めましょう、少々不便になってもいいから原発を一基たりとも稼働させてはならないと思いました。
その地域、日本だけの事故で済まない。
世界が固唾をのんで日本の事故対応を見ていたに違いない。

毎日、休むことなくブログに記事をアップしていても、こんな事していていいのか？とかこの記事はいいんだろうか？という疑問を持たない日はありませんでした。
地震の事ばかり書き記すには少々私も気が重いし、かといってそれ以外のいつも通りのおバカ記事をしたためるのも気が引ける、といった塩梅で、多分、ブログを初めてから一番思い悩んだ月になったと思います。
平常と不謹慎の境目が分からない。
それはお笑いタレントさん達もすごく感じていたらしい。

笑いで灯せるものもあるけれど、いや～、今それはないでしょ。。。
いや、こんな時だからこそ！

そういう思いは多分、日本人の大多数が感じていた事。

それととても残念で憤ったのが、きっと、、、こういう輩が出てくる、、、と予想した通り、募金を装った詐欺。
人々の善意につけこむ悪辣さ、なんでそんな事が出来るんだ！と思っても、性悪説支持派の私は矛盾する？

とにかく復興は始まったばかり。
私たち被災を免れたものは継続的な支援をしなくちゃと思う。
最初だけの募金で終わらせてはならないと思ってる。
毎日毎日、よくまぁこれだけ泣けるね、って言われるほど泣いた。　本当に泣きたい人の多い中傍観者でしかない私が泣いた。
これまたごめんなさい、なんだけど。

地震直後は頑張って、と言っていた私は、ある時から頑張ってと言わずに「甘えていいよ」という言葉に賛同して、あちこちで書いていました。　

もう充分頑張って耐えているかたがたに、頑張って、と言いたくない。
それよりも、被災された方たちよりは充分恵まれている私たちに、「甘えていいよ」と言う方がなんぼかよくない？？って思っています。　頑張らなきゃならないのは日本！　被災された方は今しばらくは甘えて心も体も癒して欲しいと感じています。

悲しい三月、今年ばかりは去れ！！！と言いたい。

今月もありがとうございました。　私は頑張って？明日からも更新いたします。