エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

京響プレミアム

2015-12-07 07:29:12 | ライブ
京都市交響楽団 『オーケストラ・ライブ・シネマ』

久しぶりに北山のコンサートホールでの、京響の演奏を聴いてきました。

指揮&作曲が ティモシー・ブロックさん。20世紀初期の音楽、サイレント映画のライブ演奏などをやって活躍の著しい方だとか。

昨日は1部にバスター・キートン主演の『キートンの探偵学入門』 休憩をはさんで2部はチャップリンの『犬の生活』
ともに白黒無声映画で、スクリーンの動きに合わせてブロック氏が作った曲を、オーケストラが生演奏という趣向。

普段パイプオルガンのあるところに大きなスクリーンを設置し、映画を写しながらステージでは京響のメンバーが動きと見事にシンクロした演奏をする。
1924年、1918年の映画なので、勿論見たことないし、知識としてはあっても、実際白黒無声映画を大スクリーンで見たのは初めてです。

映画の選択も良かったんでしょうね。 とても面白い2作品と、素晴らしい演奏でした。

ただひとつ残念なことがありました。

だいぶ上の方にスクリーンがあるので、観客席の先頭から5列目までは席を埋めずに空けていました。
それは近い席だとかなりスクリーンを見上げなきゃならない格好になるので首もだるいだろうし、主催者の考えでわざと満席にせず、映画と音楽を楽しめるように演出として空けていた席だと思うのです。

なのに休憩が終わった時、3列目に別の後ろの方の席にいた3人が、勝手に?お引越しされてました。
空いてるからいいじゃん、前の方の席なのに勿体ない、とでも思ったのでしょうか?

スクリーンと音楽の融合というか一致がだいご味だから、スクリーンも見やすいようにと前の方の席を埋めないんだろうな、って普通、なんとなく分かりませんか?
満席、完売に仮にならなかったとしても、あんなに揃って前から5列目だけ空くわけないじゃないですか。

ブロック氏は、世界各国の音楽祭や映画祭も招かれて演奏なさっていると書かれていました。
演出や主催者の思いを無視して前方の席に移動された人をみてどう思われたでしょうか。

なんだかとても恥ずかしいことだと思いました。



コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 誰もが通る道だけど。。。 | トップ | その場処理 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (gclef)
2015-12-07 11:01:02
わぁ~
楽しそうなコンサート!(^o^)

席の話は同感です!
そういうことでせっかくの会場の雰囲気が台無しになるのは残念過ぎます。(*_*)
返信する
こんにちは (楽母)
2015-12-07 15:02:54
gclefさん
コンサートホールなので、もちろんオーケストラのクラシックの定期演奏会も行われていますが、私が行くのはこういう企画ものが多いです。 白黒無声映画のコミカルな動きと演奏がぴたりとはまって、本当に楽しいコンサートでした。 移動してきた3人組、多分、演奏者はよく見えたと思いますが、スクリーン下の字幕部分はオーケストラの人たちで隠れてしまっていたと思います。 残念な人たち(笑)
返信する
こんばんは (ゆっきー)
2015-12-07 20:01:02
練習と本番の模様、あそこで見てきました音を合わせるのは難しそうですね。指揮者の方もスクリーンを見ながら指揮されるんですね。
移動した人達、ほんとに残念な人達
返信する
こんばんは (楽母)
2015-12-07 20:45:24
ゆっきーさん
最初に指揮台?のところで後ろを向いて上映スタッフさんにサインを出してすぐに向き直ってフィルムが始まると同時に演奏が始まります。 あの当時のフィルムってめちゃめちゃ動きが早いじゃないですか。 その動きにぴったりはまる音楽でした。 益田喜頓さんの芸名の由来になったというバスター・キートンの映画初めてでしたがチャップリンよりも面白かったです。 たぶん、移動はしたもののスクリーンは前過ぎて見づらかったと思いますよ。
返信する

コメントを投稿