劇団☆新感線『天號星』

いのうえ歌舞伎。　劇団☆新感線の舞台を観に行きました。
勿論、古田新太さんをはじめとして、新感線の名だたる役者さんも出てますが、やっぱりお目当ては客演、、、というか準劇団員の（笑）早乙女太一と弟友貴くん。

太一のFC枠でのチケット確保はわりといつも良い席で、今回もわくわくしながらエントリーして、初めて第一希望が外れました。
その後は太一枠ではなく新感線枠。

素晴しかったです。
いろいろな偶然の導きによって、太一くんと古田さんが入れ替わってしまう。
外見はそのまま中身が変わってしまうから本人たちはもとより周りの連中も信じられない。

そこから生まれるドタバタ人情劇で、このホールってそんなに広くないのよね。
それもあってか、客席の通路を縦横無尽に走り回って、舞台にいたと思ったら通路を走り抜けて反対側の通路から出てきたりと、これ、すごい運動量の多い出し物だと思う。
太一は、出ずっぱりの主役（だと思う）で、最後のほうなんか汗がしたたり落ちるのが見て取れる。
弟のゆっくんの出番が少ないように感じたけれど、なんかねー、劇団☆新感線じゃなくて、劇団朱雀じゃない？？みたいな喜劇チックな場面もあって、すごく面白かった。

そうそう、山本千尋ちゃんもさすがに中国武術の大会で優勝してるだけのことはあって、めっちゃ動ける人。
殺陣も太一やゆっくんに負けてなくてさ。
この役は誰でもできるってもんじゃないわ。　ちーちゃんならでは。　そして顔が小さくてめっちゃ美人。

若髑髏（髑髏城の7人）の最初の、、、蘭兵衛の時、役に入りすぎていたのカーテンコールでもにこりともしなかった太一が、今じゃ真ん中に立って誰よりも深くお辞儀をして笑顔で手をふりながらはけていく。
ああ、大人になったなーなんてね、おばちゃんは嬉しくなるんです（笑）

この舞台はあともう一度観に行きます。
大阪城公園の中を通るので、紅葉しかけた木々もみられて、ほんとにいい季節になりました。