エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

64(ロクヨン) 後編

2016-06-15 08:10:10 | 映画
小説の出来もいいし、映画の前編もいい感じだったせいか、後編公開から3日目、雨降りの第一回目上映というのに入りはそこそこ。
だいたい、朝一の上映回って少ないんだけどね。 しかも、年齢層高い(笑)

ラストが原作と異なる、というんでどんなふうに仕上がっているのか興味津々。
なるほどね、ああいう追い詰め方もありね、って感じ。

物語の落ち着け方としたら、映画の方が分かりやすかったのかも知れない、と思う一方で、三上の娘が失踪したことをさらっと流しているので、三上が警察組織にいるジレンマや重みだったり、祥子ちゃん誘拐事件を14年前は刑事として、現在は目埼の娘の誘拐?事件を広報官として追いながら、三上の雨宮や目埼に対する思いや、組織に対する激高理由が分かりにくいと思ったのは私だけかな?
娘の失踪をもっと丁寧に描いていたら雨宮や目埼に寄せる、同じように『娘が突然いなくなった』父親の思いもよく分かると思ったんだけどなぁ。 

原作だともっと重いのよね、娘が失踪した事実が消えない三上も三上の妻も。

まぁそれにしても豪華俳優陣だな。
よくこれだけ揃えたよね。 次々すごい人たちを投入できるのって公共放送の大河ドラマぐらいしかないかと思っていた(笑)

佐藤浩市さんが年齢を重ねられてますます素敵になっていってるし、モモカズなんて言われて百恵ちゃんのだんな、という扱いだった三浦友和さんも本当にいい役者さんになったなぁって。

前編で何気に出てくる公衆電話ボックスのある光景。 後編のための伏線だったし、撮影中に14キロほど体重を落としたという永瀬正敏さんの役者魂にも脱帽。
鼻水垂らして泣いてるところなんて、あまりにリアルでぞくぞくするほど。

しばらくは観たいと思っている映画が続くので今後の作品のチェックを怠らないようにしないと。

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4 コメント

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おはようございます (ketty)
2016-06-15 08:39:44
公開2日目の日曜日に行ったので、観客多く、好みの席をネット予約してて正解でした。 
原作未読の為、正直言うと、前編は分かり難くかったけど、後編は伏線が回収されて見応えありました。
番宣に出てなかったけど、永瀬正敏さんや緒形さんが良かった~。 鼻水の場面、ホントに!
三上の娘さんがどうなったか、消化不良ですが、
最後の電話が余韻を持たせてますね。
小田さんの歌も良かったです。
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こんにちは (楽母)
2016-06-15 14:01:34
kettyさん
どんど焼きのシーンは原作にないもので、当然、二人が出はからっているシーンもありませんが、原作とラストが違うと知った時に、絶対に誰からとも分からない電話が鳴り響くシーンはあるだろうと思ってたので、あのシーンが出てきたときはにんまりしました(笑)
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こんにちは (ここなつ)
2016-07-22 18:27:59
こんにちは。弊ブログをご訪問下さりありがとうございました。
原作を先に読まれてから鑑賞されたのですね。私自身は、原作を読んでから映画を観る、ということはあまりしないのですが、そして逆(映画→原作)というのはもっとやらないのですが、今回は観終わった後すぐに書店に行ったくらいでした。
映画も原作もそれぞれの良さがあったと思います。映画でひとつ言えるのは、出演者のすばらしさでしょうかね~。何しろ「ミスキャスト」(的な人でさえ)が一人もいなかったですものね!!
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こんばんは (楽母)
2016-07-22 21:30:39
ここなつさん
TBに続き、コメントもありがとうございます。
ご近所に映画&本友さんがいて、その人からまず本を渡されました(笑)
結果的に読んで行って良かったと思います。 読まないと分かりにくい部分もあったし、原作と映画の違いも楽しめたし。 確かに豪華なキャスト陣でしたよね。 佐藤浩市さんが原作イメージからすると男前過ぎましたが(笑)
夏休みに入ると劇場が混むのでしばらく映画とはお別れです。
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