エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

鬼籍通覧シリーズ

2020-01-28 17:22:17 | 
暁天の星  椹野道流 著  講談社文庫  2019年 10月2日 第2刷

無明の闇                 2019年 10月16日 第1刷

『最後の晩ごはん』シリーズの椹野道流の、別シリーズである鬼籍通覧。
以前にノベルスとして出版されたものの文庫化で、どうも去年の9月から毎月1作ずつ連続出版されているらしい。

たまたま本屋をパトロール中に「あれっ。ふしのみちるの作品あるじゃん」と(笑)
最後の晩ごはん以外知らなかったんだよね。

大阪O医科大学の法医学教室が舞台の物語。
新人の院生、伊月と先輩の伏野ミチル、教授の都築、大学近くのT署に勤めている伊月と同級生だった筧らが解剖を通じて死者の謎を解く。
椹野道流という著者の作品に、伏野ミチルという登場人物が出てきて笑った。

そういえば、椹野道流は男性だとばかり思っていたけれど、女性だった(笑)

最後の晩ごはんシリーズと同じく、幽霊も出てくるし、同僚らとの食事のシーンも出てくる。 
好きなジャンルなんだろうね。 私も好き(笑)

いやー、やたらと解剖の手順も詳しいしよほど取材したんだろうなーと思っていたら、彼女、もともと法医学教室に勤務していたという経歴もあるので、本物じゃん。
とても面白いのでつぎつぎ読み進んでいる。
こういう時、再販で待たなくてもどんどん本が手に入るというのはありがたいね。

都築教授が会話の中でさりげなく「暁天の星」「無明の闇」という言葉の意味を説明してくれているのもためになる。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひとり | トップ | 家に人は入れたくない! »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (soraneko_nyan)
2020-01-28 22:28:00
楽母さんのレビューを見ると・・・
その本が気になる!
で、読みたい・読んでみたいリストの候補に
「この小説も面白そう♫私好みかも?!」

介護が落ち着いたら、ゆっくり本読みたい
空き時間が出来てきたけど、読み始まると周囲が見えなくなるから我慢中なの(^◇^;)
返信する
おはようございます (楽母)
2020-01-29 08:06:42
soraneko_nyanさん
これ、soraneko_nyanさんも絶対好きだと思う(笑)
登場人物もそんなに多くないし、たまに、轢死体の描写なんかがあってうへぇ・・・と思うけれど、想像の域をでないしね(笑)
こういう謎解きものは内容を詳しく書けないから関係ない事ばかりレビューにしてます(笑)
1冊数時間で読めます。 早く落ち着けばいいね。
返信する

コメントを投稿