グリフォンの日記

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胡椒昼食事件の求刑公判

2007-08-08 20:41:36 | 犯罪

この事件を本ブログで取り上げて、5回目になります。ネット上では、今だに未解決事件であるかのように、雑然とした情報が飛び交っているのが実情です。しかし、全ては闇の中です。年金だの税金だの「なんとか還元水」だの。情報に飲み込まれ、これらの実態解明は、ほぼ我々の記憶から抹消されつつあります。しかし、この事件の根底にあるものを見逃してはいけないと思います。

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<読売新聞より抜粋>
 
 大阪・ミナミのステーキチェーン店「ペッパーランチ」心斎橋店(閉店)で今年5月、20歳代の女性客が店長らに連れ去られて乱暴された事件で、強盗強姦と逮捕監禁の罪に問われた元店長北山大輔(25)と元店員三宅正信(25)の両被告の論告求刑公判が8日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)であった。
 
 検察側は「性欲を満たすための自己中心的な動機に酌量の余地はなく、女性の人格を顧みない非情な犯行」として、2人にそれぞれ懲役10年を求刑した。
 
 検察側は論告で「犯行の約2週間前にスタンガンを準備するなど計画的で悪質。女性は事件後に休職を余儀なくされるなど被害は深刻」と指摘した。
 
 起訴状などによると、2人は5月9日未明、大阪市中央区の店内で、女性客にスタンガンを押し付け、約5万5000円などが入ったカバンを奪った。さらに睡眠薬を飲ませて手足を縛り、大阪府泉佐野市のガレージまで車で連れて行き、乱暴するなどした。
 
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070808i404.htm
  
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深夜の飲食店内で、起こった事件です。目を付けた女性が1人になるのを待って、睡眠薬を飲ませ、閉店後にガレージに移動させる、その計画的大胆な犯行。偽善の仮面を被った野獣は、何時何処で本性を剥き出しに襲い掛かってくるのか、予測は不可能かもしれません。この事件は、深夜の女性の1人歩きは危険であると改めて警鐘を鳴らす結果になりました。
 
しかし、求刑10年は少な過ぎではないでしょうか。犯行計画はあまりにもズサンであったが、その凶悪な計画の実態を掴んでおきながら、求刑10年。早ければ6年程度で出所も可能でしょう。また、再犯する可能性がある野獣を短期間で野に放つとは、求刑した検察側も信じられない求刑をしたものです。大阪ならではという事は、たこ焼きと食い倒れ人形、通天閣、お笑いだけにしておいて貰いたいものです。(阪神の優勝時の道頓堀への入水自殺未遂を含めず)


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