グリフォンの日記

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インドネシアに架かる橋

2007-06-13 19:32:23 | 台湾・他の親日国

 日本は大東亜戦争において、多大な兵力を失い、武士道精神を失い、大和魂も消えかけていた。しかし、それでもその失意のどん底から這い上がり、経済大国第2にまで国力を回復すると言う快挙を成し遂げた。その多くは、戦争から帰還した方々や学徒の方々が、当時の日本の将来を背負い、頑張ってくれた結果であると思う。素直に感謝したい。
 
<asahi.comより抜粋>
 
日本の敗戦後、インドネシアに残って対オランダ独立戦争を戦った元残留日本兵の藤山秀雄さんが11日、ジャカルタ市内の病院で85歳で亡くなった。元兵士の互助会「福祉友の会」によると、同国で生存する残留日本兵はこれで6人になった。

戦後、インドネシアの独立闘争に共感して義勇軍に加わった元日本兵は約1000人いたとされるが、多くがゲリラ戦で死亡した。佐賀県の出身の藤山さんは独立戦争後、インドネシア人女性と結婚。整備兵だった知識を生かして自動車整備で生計をたてた。葬儀は13日午前、カリバタ国立英雄墓地で開かれる。
 
http://www.asahi.com/national/update/0611/TKY200706110218.html
 
 
 あまり、大きく取り上げられることの無いこの記事。戦中、日本の為、アジア独立の為に戦われた、多くの兵士は、多くを語らず、ひっそりと息を引き取られた例も多い。戦後の帰還された、小野田さんや横井さんのような日本国内に一大旋風を巻き起こすことも無く、戦友の待つ、あの世に旅立った藤山さん。1000人にもおよぶ旧日本兵達が、インドネシアの独立に尽力を尽くし、架けて頂いた日本への恩情という架け橋は、近年あまりにも脆く、風化しそうになっている。だからこそ、我々日本人は忘れてはならないのである。先人から受け継ぐものは、金や物ではなく、心という大きな器であると実感する今日である。


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