グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

李登輝前総統 奥の細道を辿る

2007-06-06 22:31:57 | 台湾・他の親日国

 今日は3連投。最近は、李登輝前総統の記事が連日のように報じられて、喜ばしい限りです。

<izaイザβ版より抜粋>
 
李登輝(り・とうき)氏(84)の「奥の細道」をたどる旅が順調に進んでいる。李氏夫妻の行くところ、至るところに笑顔が広がる。李氏夫妻はもとより、夫妻を迎えた多くの日本人たちが喜んでいる。李氏訪日に反対する内外の勢力は、この笑顔の波がもつ意味をどう分析するのだろう。
 
 李登輝氏の訪日は、2001年4月、04年暮れから正月、そして今回と3回目になる。だが、この間の日本政府の対応の変化には目を見張るものがある。
 
 1回目のときは、心臓病の治療目的と厳しく限定し、行動範囲まで外務省が口をはさんだ。講演も記者会見もダメ。言論、行動の自由はなかった。
 
 2回目は観光目的ならと条件を緩めたが、政治家との面会、記者会見、講演の3つはノー。東京立ち寄りも不可だった。
 
 そして、今回の3回目。「政治活動はしない」という了解はあるもようだが、行動や言論の自由は大幅に認められた。講演も記者会見も、東京への立ち寄りも、当然のこととはいえ、みな認められた。なぜか。
 
■首相の強い意向
 
 李登輝氏訪日は、1回目以来、中国の猛反対のため、問題の扱いは外務省を超え、いわゆる「官邸マター」となった。首相官邸が判断を下す問題だ。つまり、李登輝氏の今回の訪日がほぼ自由となったのは、安倍晋三首相(52)の強い意向、判断が働いたからにほかならない。
 
 李氏が、実兄のまつられている靖国神社への参拝の希望を口にしたことについても、安倍首相は記者団に、「私人として当然信仰の自由がある。日本は自由な国だ」と答えたが、首相の強い意向がうかがえる。
 
 安倍首相にしてみれば、李登輝氏の訪日は歓迎すべきことで、日本が自由の国であることを示す好機ととらえたのではないか。中国の干渉にうろたえることなく、逆にこちらから中国に対し、李登輝カードを使ったともいえる。
 
 そのカードは、中国が李登輝訪日とその言動に批判を強めれば強めるほど、日本における対中批判が高まるという力を持っている。
 
■日本人は胸を張れ
 
 李登輝氏の訪日に先立って、『愛する日本の孫たちへ』(桜の花出版)という本が出版された。副題に「かつて日本人だった台湾日本語族の証言集1」とある。女性ライターの猪股るー氏が、李登輝氏と同じ台湾の日本語世代の人たち11人から、戦前の日本統治、戦後の国民党支配、日本への思いなどを4年間かけて聞き取り、一人称形式でまとめた証言集だ。
 
 11人はそれぞれ、波瀾(はらん)万丈の人生を持つが、共通しているのは、戦前の日本や日本人が台湾に残した精神的価値に対する高い評価だ。もちろん、当時の日本人による台湾人への差別や不当な扱いなど、問題点は率直に語る。だが、評価すべき点の方が多く、日本人はむしろ胸を張れ、と叱咤(しった)する。
 
 本書は、台湾には李登輝氏は一人ではない、と思わせてくれる。台湾には無数の李登輝氏がいる、と。李登輝氏の「仲間」たちであり、同じ思いを持つ「同思」の人たちだ。
 
 この本を企画し、インタビューをセットした福岡の台湾研究会事務局長、永嶋直之さんによれば、「みなさん、本書を持参すると涙を流して喜んでくれた。第2集にも取り組む」という。過酷な歴史を生き抜いた台湾の日本語世代の人たちが語る生の証言集の持つ力は大きい。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/55663/
 
<時事通信からの抜粋>
訪日中の台湾の李登輝前総統は6日、秋田市の国際教養大学ゲストハウスで学生らを前に特別講義を行い、「武士道精神」の再評価を呼び掛けた。講義は「日本の教育と台湾-私が歩んだ道」と題され、同大の学生など約400人が聴講。
李氏は「長年の夢であった『奥の細道』探訪の旅が実現してとても感激している」と旅の感想を述べた上で、「日本の教育を受けていなければ、現在の私の考え方は得られなかった。台湾は日本と変わらない教育を与えられたから、近代化した文明社会がつくり上げられた」と持論を展開。「日本人本来の精神的価値観をいま一度明確に想起してほしい」と武士道精神の再評価を呼び掛けた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007060600891
 
武士道精神と聞いて、「清く、正しく、美しく。」そんな言葉を思い出しました。いつの日にか日本民族としての誇りと魂は再興するであろうことを願う、李登輝前総統に感謝です。


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1 コメント

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『北朝鮮と台湾の関係』 核廃棄物 (おなか一杯)
2009-09-17 01:38:48
『北朝鮮と台湾の関係』 核廃棄物

核開発などで何かと話題に上る北朝鮮と台湾の以外な関係をまとめてみましたので
ご参考まで。

 http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00241/contents/500.htm

 http://72.14.203.104/search?q=cache:Dgo-61n9W8sJ:nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00241/contents/500.htm+%E6%A0%B8%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E3%80%80%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%80%80%E6%9D%8E%E7%99%BB%E8%BC%9D&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=2
 
  日本財団 図書館
  1997/06/10 世界週報

  必ずしも足並みがそろわぬ米側の対応

  加えて、四月一二日、李登輝総統は、イギリスの賓客との会見の中で、
  北朝鮮問題とそれに関する台湾の対応策に言及したといわれる。
  だが、かねてから話題となっていた台湾の核廃棄物を北朝鮮で処理する問題については、
  既述のギングリッチ米下院議長ですら李登輝総統との会見で抑制を促したもようである。

 http://ritouki-aichi.sblo.jp/article/31540733.html?reload=2009-08-27T15:15:16
  愛知李登輝友の会ブログ
   2009年08月23日
    のコメント欄をご覧ください
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