
ステップ14からは砲塔部分の組み立てになります。最初に砲塔内部に組み込む主砲閉鎖機を組み立てます。次のステップ15で砲塔上部の各パーツを組み付けますが、C62のカバーは劇中車にありませんので不要です。ステップ16では、砲塔後壁および後部ハッチを組み立てます。

砲塔内部に組み込む主砲閉鎖機の各パーツです。付属のビスとナットで砲身を俯仰出来るようにします。ナットは強く締めないのがコツです。

ステップ14の工程を終えました。

ステップ15で組み立てるパーツを全て切り出しました。

C62のカバーは不要ですが、あとは組み立てガイドの通りに接着し、最後にステップ14で作った主砲閉鎖機を組み入れました。キューポラのハッチD13は、可動とするので接着しないでおきました。

ステップ16で組み立てる後部ハッチのパーツです。

組み立てた後部ハッチは可動となります。

後部ハッチをつけた後壁を砲塔に組み込みました。これでステップ16は完了です。

ステップ17では主砲の砲身と砲塔の基部を組み付けます。ステップ18では砲塔の各部品を取り付けますが、機銃は劇中車にはありませんので、機銃のパーツD14、D30、D31、Z2、Z3は不要です。

ステップ17で取り付ける砲身と砲塔基部です。砲塔基部には車長用のシートC63を付けます。

砲身をセットして砲塔の輪郭が出来上がりました。長砲身の70口径75ミリKwK42は、88ミリに劣らぬ威力を発揮し、近接戦での命中率は88ミリよりも上であったといいます。

ステップ18で取り付ける砲塔の各部品です。

ステップ18の工程が完了しました。続いてガルパン仕様への追加工作に移ります。

砲塔部分におけるガルパン仕様へのポイントは四つありますが、そのうちの三つは砲塔上部にあります。上図に示したように、天板上にボルト穴が無い、キューポラ基部前方に突起が無い、ベンチレーターの蓋D18の上面にモールドされる楕円が前方を向く、の三点です。

キットでは、天板上に四つのボルト穴がありますので、パテで埋めます。キューポラ基部前方に小さな突起がありますので削り取ります。ベンチレーターの蓋D18の上面にモールドされる楕円は、そのまま付けると斜め右に向くので、前方に向くように調整しました。

ガルパン仕様へのポイントの四つ目は、砲塔側面の後端です。上画像の赤円内には何もありませんが、キットのパーツには実在車輛と同じ溶接痕がモールドされています。

左右側面後端の溶接痕をパテ塗りで埋めました。一日置いて乾燥させてから、サンドペーパーでヤスって均しておきました。

ついでに、まだやっていなかった車体側面後端の溶接痕のパテ埋め作業もやりました。これで塗装前の組み立て工程およびガルパン仕様への追加工作の全部が終わりました。 (続く)