大室山の山頂散策路を一周して眺望を楽しんだ後、再びリフトに乗って麓へ降りました。大室山は国の天然記念物として山体の保護が図られており、そのために歩いての登山が禁じられて登山道も無いため、山への出入りはリフトのみで行われています。
登りの時は山に向かっていましたから山しか見えませんでしたが、降りの時は下界を広く見下ろしながらゆっくりと下っていきますので、眺めが楽しいです。富士山が見えなかったのが残念でした。
右手にはシャボテン公園も見えました。あっ、ショッカー基地・・・いやグリフォンだ・・・。温室ピラミッドも見えました。左側下方の赤い屋根の建物が、昼食をいただいたレストランです。
このリフトからの景色も、どうも見覚えがあります。ウルトラマンや仮面ライダーで見たような気がします。たしかムラマツ隊長も立花藤兵衛もこのリフトに乗ってたような・・・。
ユラユラ揺られつつ、何も考えずにボーッと景色を眺める。このひとときも良いものでした。今回はあちこち忙しく動き回っていたので、この大室山リフトの数分が最ものんびり出来たと思います。
最後のリフト支柱の横をゴロゴロと振動に揺られて過ぎました。その後2分足らずで降り場に着きました。
帰りのバスの時刻までまだ15分ほどありましたので、売店で本わさびアイスクリームを買いました。
これが、原作コミック第9巻113ページ2コマ目で各務原なでしこと志摩リンが食べていたわさびアイスの実物です。わさびが入ってて、本当にツーンときました。暑さでバテ気味の心身がシャキっとなりました。伊豆半島巡礼の際にも天城峠で似たようなのを食べましたが、本当にわさびとアイスは合いますね・・・。
大室山リフト、実に楽しかったです。また季節を変えて、例えば秋に利用してみたいです。
帰りのバスは、昼食をいただいたレストラン前の2番乗り場から、13時48分発に乗りました。これは大室山の東麓を回って伊豆高原駅に向かうので、行きのバスと合わせて山の周囲をぐるりと廻った形になりました。
12分後、上図の「高原中央」バス停で降りました。他の乗客の大半もここで降りていましたが、付近に観光スポットが点在しているためでしょうか。私自身は、この伊豆伊東エリアでの最後の巡礼地である広井酒店に向かいました。このバス停から徒歩3分ぐらいでした。
時刻表を見ました。私が乗ってきたバスは14時の便でしたが、その次の15時台はバスがありませんでした。次のバスは2時間後の16時です。でもここまで来れば、終点の伊豆高原駅までは徒歩で10分ぐらいなので、広井酒店訪問の後は歩いて帰ることに決めていました。 (続く)