ステップ12では、砲塔本体やハッチなどを組み立てます。砲塔本体において、ガルパン仕様への修正および改造が幾つかありますので、これらを実施した後に、組み立てを行います。
砲塔本体のパーツD24です。作業前のオリジナルの状態です。
まず、本体を組み立てておきます。
組み上がった砲塔の、上面周縁の溶接痕モールドを少し削って、目立たなくしました。劇中車には溶接痕が無いからです。
ここで劇中車の砲塔の状態を確認してみましょう。赤矢印で示したように、溶接痕が無くてフラットな段差のみになっています。黄矢印で示した部分に、キットにみられる合わせ目の線がありません。
そして白丸の位置に、キットのパーツD24にモールドされているB3用の穴がありません。
斜め後ろから見ました。側面後端に溶接痕モールドが見えます。
しかし、劇中車の同位置には、赤枠にて示すように、溶接痕がありません。そして白丸の位置に、キットのパーツD24にモールドされているB3用の穴がありません。
以上の諸点をふまえて、各所の修正をパテ等で行いました。上面周縁の溶接痕モールドさらに削ってフラットに仕上げ、前端の合わせ目を消しました。B3用の穴8ヶ所を埋めました。
側面後端の溶接痕は、ブラ板を貼ってパテで埋め、ヤスリがけを行いました。
修正処理を行っている最中の状態です。作業で生じた傷なども順次パテで埋めてゆきました。
とにかく、ひたすらヤスリました。最初はヤスリ、次にタイラー、最後にサンドペーパーを使いました。
修正作業が完了しました。
続いて、砲塔上面の状態を、ガルパン仕様に直します。赤円で示した三つのモールドを移動させます。二ヶ所のピルツは、それぞれ横の小さな赤丸の位置にずらします。後端の方形部品は内側に少しずらします。
黄円内の箇所には、簡易照準の棒を追加します。
劇中車の二ヶ所のピルツの位置は、上図のようにキットのモールドとは異なります。この状態に合わせます。
二ヶ所のピルツを切り取って、位置をずらして再接着しました。
続いて、劇中車の簡易照準の棒です。これも再現します。
真鍮線で棒を再現し、方形部品上面のリベット2個も追加しました。
以上で、ガルパン仕様への改造の全てが完了しました。
あとは、ガイドの指示通りにハッチの組み立てを進めました。
装填手用ハッチは、ピットマルチ使用にて開閉自在にするので、内側のパーツもガイド指示通りに組み付けました。
仮組みして閉状態にしてみました。こんな感じでした。 (続く)