前回の記事の続きです。継続高校チームの謎の車輌に関してN氏に色々と詳しい説明をしていただいてとても勉強になったのですが、その席上にて、モケジョのミカさんがN氏に次の質問を繰り出していました。
「このトラックのドアに「継」の字が大きく書いてあるのは、史実のフィンランドのトラックに同様のマーキング方法が存在したからですか?」
「いや、そういうのは聞いたこと無いねえ。ガルパンの継続チームの車だから単にそうやって分かりやすく書いてあるんと違うのかね」
「ああ、なるほどね。初めて見た時はテレビの中継車の意味かと思ったんですよ・・・」
それを聞いて、思わず笑ってしまいました。なるほど、中継車か、作業ボックスにテレビカメラが据え付けてあれば、それらしく見えるなあ、と思いました。
ですが、ミカさんはこう続けました。
「そしたら、あの「継」の字はものすごく珍しいと思いません?」
「は?」
N氏は面食らったような表情になり、横の私を見ましたが、私も同じように驚きました。
「珍しいって、どういう・・・・。継続高校の所有車だから「継」の字がついてるわけでしょ?違うの?」
「そうじゃなくってね、ええと、BT-42だったら継続のマークがついてるじゃないですか、装甲車のBA-10にも同じマークがついてるじゃないですか。なのに、このタワーワゴン車だけマークじゃなくて「継」の字なんですよ・・・」
そこでやっと、ミカさんの質問の意味を悟りました。なるほど、そういうことか、継続高校の校章マークが上図の車輌にはついていなくて、継の字になっている。確かに珍しいなあ、と感じました。
ガルパンに登場した数多くの戦車や車輌をあらためて見返してみますと、各チームとも校章マークを付けているか、もしくは何のマークも付けていないかのどちらかになっています。継の字のように、ドアなどに大きくマーキングされているタイプは、上図の車輌が唯一です。どのような意図、もしくはネタがあるのでしょうか・・・。
継続も校章とは別に白い「継」一文字のマークもあるんじゃないでしょうか?
タンクジャケットの胸部もこの車両と同じく「継」一文字なので。
元ネタがあるかどうかはわかりませんが。