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「鳴門鯛焼本舗」の前を過ぎるとすぐに三叉路になりますが、そこの天井には時計が吊り下げられています。
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劇中でもそのままの形で登場していますので、パッと見た時に、ああ三条通の寺町辻の時計だ、と分かりました。したがって劇中に出てくるアーケード街も三条通のそれであると思われるのですが、実際の状況とはあちこち異なります。
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辻から更に進むとすぐ右手に楽器店「JEUGIA」三条本店があります。
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1期の第2話「楽器!」に登場した楽器店「10GIA」のモデルです。店名の読みが同じ「ジュージャ」になっているのが楽しいですね。このお店には昔、一度だけ入ったことがありますので知っていたわけです。店の外観や周囲の状況が全く同じです。
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現在は「響け、ユーフォニアム」のポスターやDVDが飾られているウインドゥコーナーに、かつては「けいおん」のポスターや関連商品が陳列されていたそうです。
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外から内部を撮りました。劇中に登場したギター売場は地階にありますので、そこへも降りて行って見物しましたが、唯のモデルと同じ品があるのにはびっくりしました。巡礼コースの定番になっていることをお店でも承知していて、わざと展示してあるのでしょうか。
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「JEUGIA」三条本店の前から東を見るとこういう景色です。劇中ではアーケードの中を歩いて来て唯の道草に付き合った挙句、やっと本来の目的を思い出して楽器店に行った、という流れになっていますが、アーケードの構造が実際と劇中とでは異なります。付近の他の地点を劇中にて描写している可能性も捨てきれません。何しろ唯と律たちが合流した交差点自体、場所の特定が出来ていませんので・・・。
ネットでの先行巡礼記事では、四条通界隈を唯たちの合流地点に推定しているケースが多いですが、劇中のアーケード街入口のような場所は四条通にはありません。元ネタが実在するのであれば、むしろ三条通か六角通、蛸薬師通や裏寺町通の界隈をあたったほうが見つかるかもしれません。
一応、けいおんファンだったモケジョの皆さんにも聞いてみましたが、皆さん京都には詳しいにもかかわらず、劇中の場所の多くには心当たりが無い、という返事でした。
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引き返して新京極通経由で南下し、付近のメロンブックス、とらのあな、らしんばん、アニメイトなどに立ち寄って店内をのぞいたりしました。今まではガルパン関連しか見ていませんでしたが、けいおん関連で探してみますと中古品の在庫が相当あるのに気付かされます。人気の差が歴然としています。
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四条通に出て、ひたすら西へ進みつつ、通る交差点の状況や風景をチェックしましたが、劇中シーンに一致する箇所は見つかりませんでした。最近に道路再開発事業が進められて景観が大きく変わっていることもあり、10年前とは景色も異なっています。
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烏丸通を渡ってさらに西進を続けました。時刻は既に17時に近づきつつありましたが、目的地はあと一ヵ所のみで、外観の確認だけでしたから気は楽でした。
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最後の巡礼スポット、ライブハウス「京都MOJO」に着きました。四条通と新町通の交差点のすぐ東側に位置します。
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1期の第9話「新入部員!」で中野梓が軽音部の不真面目さに危機感を抱き、他のバンドへの参加を考えてライブハウスを訪れるシーンがあります。その建物の元ネタです。劇中では上の看板の位置が反対側になっていますが、あとは状況がほぼ一致します。
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そうか、あずにゃんはここで悩みつつ入っていったのですか・・・。
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ここで今回の巡礼コースは完了しました。近くのバス停「四条烏丸」からバスに乗り、京都駅に向かいました。
四条通界隈では多くの観光客が京都大丸前の「四条高倉」から乗りますが、京都の北と東からの主要路線は全て「四条高倉」を通るため、多くのバスが満員状態でなかなか乗れません。その上に烏丸通の渋滞にひっかかっていつも遅れます。それで帰りの新幹線に乗り遅れたとか、そういう話をよく聞きます。クレームも多いようですが、いくら騒いでも状況は改善されませんから無駄です。
京都通ならば、四条通でバスに乗る場合には「四条高倉」は絶対に外します。本数が以前より減らされているうえに、インバウンド効果で外国人の利用が激増したため、バスに乗れないケースが慢性的な常態になっているからです。
なので、私も四条通は河原町と烏丸通との間は徒歩で移動し、時には地下鉄や阪急に繋がる地下道で迅速に移動します。時間をロスせずに京都駅方面へ行くならば、バスよりも地下鉄が確実です。バスならば、烏丸通の西側のバス停がいつも空いているので、そちらから乗るのが楽です。
それで行くと、だいたい20分から30分は得します。渋滞時にはそれ以上の時間のロスを無くせます。京都観光の基本テクニックの一つとして「四条通界隈から京都駅方面への交通は地下鉄が一番確実」という点を覚えておくと、何かと役に立つでしょう。
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かくして、約10分で京都駅に着きました。地下鉄で行っても同じぐらいの時間で済みます。八条口の馴染みのお店で美味しい夕食をいただいたのち、西大路の下宿に帰りました。
以上で、「けいおん!の聖地をゆく」のレポートを終わります。
JEUGIAに展示されてる品は、フェンダージャパンのMG65 DRDみたいですね。でもボディの色とヘッドの色が同じではなかったような・・・?
島村楽器が出した「あずにゃんモデル」はMG69/MH CARですが、これは見当たらなかったように思います。豊郷小のミュージアムにあったモデルが「あずにゃんモデル」みたいですね。
通常のエレキは澪のエリザベスのように、ヘッド部分が木目を生かしたクリアー塗装ですが、マッチングヘッドはボディと同じ色で塗られています。通常のムスタングとあずにゃんぐの大きな違いですが、他にも弦を巻き付けるペグなど、細かい部分も違うようです。
ウィキペディアによると、原作ではモデルがバラバラだったのが、アニメでは特定したモデルになったそうです。ボディカラーは赤だと言われていましたが(アニメではメタリック色を再現出来ない)、中野梓のキャラクターソングで「オールドキャンディ・アップルレッド」と言う歌詞があり、あずにゃんぐのカラーは所謂メタリックレッドに落ち着いたそうです。
酬徳記念館に寄贈されているムスタングはメタリックレッドではないので、厳密には不正確なのかもしれませんが、どうでも良いことかもしれません。
エレキギターの塗色は50年代の乗用車(スポーツカー)の色なんだそうです。無頓着にそのへんに転がっていたモノで塗装したと聞きます。アイボリーホワイトや淡いブルーなど、如何にも当時のクルマらしい色です。憂が使うストラトキャスターのサーフグリーンも、昔のアメ車らしい色ですね。
今売られているエレキはポリウレタン塗装ですが、昔のギターはラッカーなので「ラッカーが良い」とこだわる方もいるようです。ウレタン塗装は塗膜が強いので、経年変化しないのが逆に難点なのだとか。
売られているギターを見るとギターの材質以外に〜塗装と表示してあり、塗装は大きな要素なのかなと思います。
フェンダーのムスタングやジャガーと言う名前自体もクルマから来ているそうです。