車体がおおかた出来たので、左右のフェンダーの前部の組み立てに移りました。作中車は上図の実車と同じ角型のフェンダーですので、参考にしてプラ板をカットしてパーツを作りました。
形状が複雑な部分ですので、パーツは型紙より大きめにカットしておいて、組み立ててから余分なはみ出し部分をカットする、という手順で進めました。接着後はマスキングテープで固定して乾燥させ、ズレや歪みが無いかチェックしました。
車体天板前端の三角形の跳弾板とペリスコープのカバーをプラ材で取り付けました。
左右のフェンダーの整形後の状態です。後部のフェンダーは塗装後に車輪と履帯を組み付けた後に組み立てますので、ここではパーツのみカットして揃えておきました。
続いて前面装甲のリベットを配置し、左右の乗降用ハッチをプラ板で追加しました。
砲塔の製作に進みました。御覧の通りの複雑な形状ですが、1/35スケールの図面からの型紙を使ってプラ板をやや大き目にカットし、前から順に貼って繋ぐことにしました。
レストア中の実車の画像も参考にして作業を進めました。現存する車輌の車体色は殆どが英軍戦車の一般的なカーキグリーンであるそうで、つまりはアニメ版でのダージリンの搭乗車チャーチルのカラーと同じです。
なので、塗装時のカラーは、ミスターカラーのガルパン塗料の03番の聖グロリアーナカーキグリーンを使用する予定です。
そして砲塔のベースになるパーツはテトラークのそれを使用します。搭載砲もテトラークと同じオードナンス QF 2ポンド砲ですので、テトラークのパーツがそのまま転用出来ます。砲防盾部分は独特の形状をしていますので、形がよく似ているタミヤのマチルダⅡの不要パーツを流用し改造して使います。 (続く)