貫井徳郎氏の作品「追憶のかけら」を読破したのだが、”このミス”を始めとした今年のミステリー・ランキングの上位に選ばれるのではないかと確信した。
貫井作品の特徴は、「殺人症候群」等の”症候群三部作”や「慟哭」等の作品に見られる様に、人間のドロドロした部分を取り上げた重苦しいテーマのものが多い。それが為か、今一つ一般受けは決して良くない様で、賞というものに縁が薄い作家でもある。(「慟哭」が、第4回鮎 . . . 本文を読む
「AERA(11月8日号)」で「社員旅行が好き 若手社員の増殖」という特集が組まれていた。
自分はずっと海外畑の仕事をして来た。御粗末な英語力なので苦労も多く、海外の仕事をしていて良かったと思える事は殆ど無かったのだが、「盆暮れの付け届けの習慣が無い事」と「社員旅行が無い事」が数少ない良い事だった。自分達が入社する以前には、社員旅行が行なわれていたらしいのだが、長期出張が多くなり、日程調整が難し . . . 本文を読む