週刊現代(2月4日号)の連載コラム「今週のへえ~、そうなんだ」では、「それで寿命は何秒縮む?」という本が紹介されていた。「様々な研究で積み重ねられて来た『食事や行動』等と『健康被害』の関係性から、『縮まる寿命』を計算した平均値。」を「損失余命」と言うが、此の本では其の損失余命が記されている様だ。
で、「今週のへえ~、そうなんだ」では、幾つかのデータが取り上げられている。興味深い内容なので紹介させて貰うが、損失余命は飽く迄も“リスクの目安”として算出された数字で在り、絶対的な物では無い。健康状態の違い等、個人によって多くの差が在る訳で、参考程度の数字として捉えて欲しい。
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「様々な損失余命」
・ウィンナーを1本食べる。→25秒間寿命が縮む。
2015年10月、「ウィンナーやハム等に使われている加工肉には、大腸癌の発症を増やすリスクが在る。」とWHOが指摘。
・ジャンボ・フランクフルトソーセージを1本食べる。→1分14秒寿命が縮む。
・白米御飯を1杯食べる。→39秒寿命が縮む。
米は其の成長過程で」、毒性を持つカドミウムを取り込んでしまう為。
・珈琲を1杯飲む。→20秒寿命が縮む。
含まれているカフェインが原因となり、膀胱癌のリスクを高める。
・煙草を1本吸う。→12分寿命が縮む。
・煙草1本の受動喫煙。→24秒寿命が縮む。
循環器系の病気で死亡する確率が、1.3~2.7倍になるとされている。
・運動不足の状態が1日続く。→31分寿命が縮む。
肥満を引き寄せ、生活習慣病を引き起こす。認知症の発症要因にも。
・胃のバリウム検査を1回受ける。→30時間40秒寿命が縮む。
凡そ3.3ミリシーベルト分の放射線を浴びる被曝リスクが在る。
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鹿尾菜の話は、以前聞いた事が在る。鹿尾菜の煮物が大好きなのでショックでは在ったが、結局、何かを食べたり、行動したりすれば、健康に関してプラスやマイナスの影響が必ず出る訳で、考え過ぎない方が良いだろう。
でも酸化を恐れて呼吸しないと、窒息死してしまうから、いずれにせよ寿命は縮むことになっていますよね(苦笑)。
今回の週刊誌記事では、酸素に付いて取り上げられていませんでした。
「人間が生きて行く上で必要不可欠な酸素ですが、今よりも酸素の濃度が高いと、人間には有害となってしまう。」というのを以前読み、「そうなんだ。」と驚いたっけ。我々が生かされている“土壌”って、実は偶然にして絶妙な物なんですね。