本題に入る前に、1つクイズを。次の著名人の共通点を当てて欲しい。
*********************************
足利義教/加藤清正/カメハメハ5世/坂本龍馬/小津安二郎監督/船越英二氏/阿藤快氏
*********************************
劇作家のウィリアム・シェイクスピアが生まれたのは「1564年」、亡くなったのは「1616年」。「『シェークスピアの作品には、“人殺し(ヒトゴロシ→1564)”が“色々(イロイロ→1616)”登場する。』と語呂合わせで覚える。」と、昔習った事が在る。人が「生まれた年」と「亡くなった年」に意味深さを見出したケースと言えるのかもしれない。
で、クイズの答えだが、彼等の共通点は「生まれた年」と「亡くなった年」では無い。「生没同日」、即ち「誕生日」と「命日」が全く一緒なのだ。偶然に過ぎないのだけれど、彼等の他にも結構居たりする。
*********************************
「農業人口、5年で2割減る 過去最低の209万人」(11月27日、朝日新聞)
農林水産省が27日発表した「2015年農林業センサス」(速報値)によると、農業の就業人口が10年の前回調査に比べて19.8%減の209万人となり、過去最低を更新した。平均年齢は0.5歳上昇の66.3歳で、65歳以上が占める割合も1.9ポイント上昇して63.5%となった。農業の担い手の減少と高齢化が一層深刻になっている。
同センサスは、5年に1度の調査。高齢化を背景に、過去1年以上作付けをせず、今後も作付けが見込めない耕作放棄地は前回より約3万ヘクタール増えて42万4,090ヘクタールとなり、富山県の面積に匹敵する規模迄拡大した。
法人等を含む農業経営体の数は18.1%減の約137万5千。家族経営が18.6%減る一方で、組織経営は6.3%増えた。法人経営も25.5%増えた。経営体一つ当たりの耕地面積は2.5ヘクタールと、前回より0.3ヘクタール広がった。
*********************************
農業に従事している知人が話していたのだけれど、「自分の様な農業専従者は、朝から晩迄働いても大した儲けにはならない。片手間に農業をして、“本業”はラヴホテル経営している連中なんかは儲かるみたいだけど、俺にはそういうの出来ないし。」と。大分前に聞いた話だけれど、「農業の就業人口減少に歯止めが掛かっていない事。」や「農業従事者の高齢化が進んでいる事。」を考えると、少なくとも農業先住者にとっては、労働環境が改善していないという証左なのだろう。
極端“過ぎる”物言いと、人を小馬鹿にする事に至上の喜びを感じている様な“ホリエモン”ならば「農業人口が減ったから何なの?農作物の輸入数を増やせば良いだけじゃん(笑)。」なんぞと言いそうだけれど、不測の事態から我が国への輸入がストップする可能性を考えると、農業人口を少しでも増やす(食料自給率アップ)に越した事は無いと思う。とは言え、真面目に農業に取り組んでいない連中を“肥やさせる”様な“散蒔き政策”には大反対だが。
TPPはこうした、離農政策の一つの方向性を決するのでしょうね。
豚肉はスーパーでは国産ばかりで、外食産業が輸入豚肉を抑えている状態が如何に変わるか、その算段も必要ですが、グローバリゼーションを推進しながら、日本らしさを維持するには、スローライフによる日本産の優良な食材を輸入して食す、対外的なトレンド作りが必要だと思います。ファストフードも、野菜食によるメニューの変化には、グローバリゼーションの基軸でありながら、単純なアメリカ化を修正して行くトレンドにあると思います。
食生活の西洋化により、日本人は昔乍らの食スタイルを大きく変えている一方で、海外では健康志向の高まりにより、日本食を幅広く取り入れているというトレンドが。此の逆転現象は興味深く、流行り物に飛び付き易い日本人の“癖”を考えると、国内に向けた“新しい形での日本食”をアピールすれば、そういったトレンドが作れる可能性も在りそう。