ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

自分がされて“嫌な事”を、相手に対して行っては駄目

2023年08月26日 | スポーツ関連

最初に断っておきたいが、自分は慶應義塾高等学校野球部に対して悪い感情含んではいないし、今夏の「第105回全国高等学校野球選手権大会」で野球部が優勝した事には、心から敬意を表している。彼等は本当に粘り強かったし、107年振りに優勝出来た事に感動した。本当におめでとう!!!

其の一方で、“応援”に付いて強い違和感を持ったのも事実。1つはマス・メディアの“馬鹿騒ぎ的な応援”。「『昨年の“夏の甲子園”に続き、連覇懸かっ仙台育英学園高等学校。』という超強敵に対し、107年振りの優勝が懸かった慶應。」という事から、判官贔屓的な気持ちが強く働くのは、捻くれ者の自分には良く理解出来る。実際、自分も“最初は”慶應の方を応援していたし。でも、決勝戦前のマス・メディアの“余りにも一方的な慶應への応援”には、正直鼻白む物が在った。特に慶應OB著名人の応援は、度が過ぎた物が目立った。あんなにも一方的な“慶應推し”がマス・メディアでされてしまうと、逆に「仙台育英の選手達が可哀想。」という思いが強くなり、決勝戦では仙台育英を応援した自分。

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「『観戦のモラルも見直した方が良い。』仙台育英OBが慶応の“肩組み横揺れ”応援に苦言」(8月25日、女性自身

8月23日に行われた、全国高校野球選手権大会の決勝。波紋を広げている慶応の応援に、仙台育英のOBが苦言を呈した。

慶応にとっては、107年振りの優勝を懸けた戦いとなった此の試合。慶応(神奈川)は連覇を目指す仙台育英(宮城)を「2対8」で下し、見事優勝を手にした。甲子園球場は慶応側による熱烈な応援に包まれた一方で、“応援マナーが悪い”との指摘相次い

問題になったのは、大会の応援に関する注意事項で禁止されている守備中の歓声。又、アルプス・スタンド以外の場所で立っての応援や肩を組んで横揺れする行為に付いても、「邪魔だった。」との指摘が相次いだ。実際に、6回の後には「立ち上がっての応援は、他の御客様の御迷惑となる事も在りますので、御注意下さい。」、「応援は後方の御客様の御迷惑にならない様、充分御配慮下さい。」との注意喚起が、アナウンスされていた。

そんな中、仙台育英高校野球部のOB、田中一也氏のX(旧Twitter)投稿が注目を集めている。田中氏は2008年に仙台育英高校に入学、投手として活躍し、“夏の甲子園”にも出場した名選手だ。 田中氏は24日0時過ぎに自身のXを更新。過去の“タオル回し騒動”を例に、決勝戦での応援の在り方に付いて苦言を呈した。

てか、タオル回し禁止になった理由判る?球場全体がタオル回しをして、『球場全体が敵に見えた。』。ん?今日の慶應義塾戦はどうだった?明らかに仙台育英は球場全体がアウェイで、敵に見えたんじゃないかな?アルプスの応援団は良いと思う。けど、其の他の指定席に座ってる方々の 観戦のモラルという所も、今後見直した方が良いんじゃないか?

2016年の夏の甲子園で起こったタオル回し騒動。八戸学院光星青森)対東邦愛知)戦で、9回裏に東邦の応援席でタオル回しが起こった。すると、球場全体にタオル回しが伝播。結果、東邦が逆転勝ちを果たしたのだった。其の試合後、光星の桜井一樹投手は、「全員が敵に見えた。」と心情吐露。翌年からは、「守備側の選手に緊張感、威圧感を与える事が在ります。」と、各校の応援団にはタオル回しの自粛が伝えられる様になった。

田中氏は此の投稿に寄せられたユーザーからの声への返答で、「でも、私は声援のヴォリューム五月蠅いとは言ってないですよ。肩を組んで横に揺れて、選手の視界が全体的に敵に見えるんではないかと言う事です。タオル振りと同じ様な事だと思いますね。」
ともコメントしている。

又、田中氏は、応援の遣り方に付いては苦言を呈したものの、「でも、だけ人数集めるのも凄いけどな。」と、慶応側の応援量には感嘆。其の上で、「けど、タオル回しの禁止理由から見てみると、今回のも観戦方法を見直して欲しいよね。」と観戦ルールの見直しを求めていた。

此の投稿に対しては、Xユーザーから“大事な議論”と共感の声が上がる一方で、“負け惜しみに聞こえる”等、否定的な声も寄せられていた。其れも在ってか、田中氏は24日午前1時51分に再度Xを更新。投稿に込めた想いを、こう綴った。

先ず、皆さん誤解して欲しくないのは、仙台育英と慶應義塾は普段から交流が在ります。そして、応援していたチームです。同級生にも友達がたりします。寧ろ好きなチームです。全くチームを批判をしていませんし、今後の高校野球のに、発信しただけです。」。

高校野球を良くし様とする田中氏の思いは、多くの人に届いた様だ。24日19時37分現在で、1.8万件の“いいね!”が付いている。
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もう可成り昔になるが、カープチームの野球中継を見ていたら、カープの選手が守備時に(選手同士で激突したかで)倒れ込み、ピクリとも動かずに、担架で運び出される場面が在った。「怪我とかじゃ無いと良いが・・・。」と心配してしまう事態だったのだが、驚いたのは某チームの応援席の反応。延々と“喜びの歓声”が上がり、挙句に選手が担架で運び出された際には、“蛍の光”が演奏され、拍手が起こったのだ。某ームにはシンパシーを感じる部分も在ったのだが、流石に此の時の応援席の異常さには激しい怒りが。某チームのファンが全部そうだとは思わないし、一部に過ぎないとは思っている。こんな連中は野球ファンなんぞでは絶対に無く、単なる馬鹿。対戦相手で在っても、最低限のリスペクト持ち合わせてなくては駄目。今でも彼の時の場面を思い出すと、腹立たしい思いになる。

で、今回の慶應の応援、自分もリアル・タイムで見ていたが、「酷いな。」と感じてしまった。慶應が攻撃時の応援ならば、肩を組んで横揺れするスタイルも、決して好ましいとは言えないけれど、まあ『在り。』の様にも思える。でも、守備時も含め、のべつ幕無しに大声を張り上げての応援というのは如何な物か?仙台育英の守備時にも、あんなに大声を張り上げていたのでは、「“選手間の声の連携”を妨げ、ミスを誘発させるという意図が在るのでは?」とすら思ってしまった。(実際、選手間の声の連携が図れなかった事が原因と思われる、仙台育英側のミスが起きたし。)

慶應の選手達に何等落ち度は無いし、今回の優勝を誇って良い。問題なのは、慶応の応援、其れものべつ幕無しに大騒ぎしているだけの“様な”連中で在る。「自分が、仙台育英の選手だったら。」と想像して欲しい。其れでも「何とも思わない。」というなら仕方無いが、だな。」と少しでも思うならば、相手に対してそういう事を行っては駄目。107年振りの優勝という慶應の快挙に、冷水を打っ掛ける様な、大変残念な応援だった。


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