8月に突入。勉強が苦手だった学生時代、特に小学校から中学校に掛けては、「ずっと休みだったら良いのになあ。」なんぞと、夏休みにはアホな事を良く思っていた。
勉強は苦手だったものの、根がせっかちなので、夏休みの宿題は早めに済ませるのが常だった。8月に入った辺りでは、大体3分の2は済ませていたっけ。
で、此の位の時期だと「夏休みも、残り1ヶ月を切ってしまった。」と思うも、未だそんなにはどんよりとした気持にはなっていなかった。8月中旬位になると「残り○日かあ・・・。」と憂鬱な気分でカウントダウンが始まり、残り10日を切った辺りからは残り日数を「時間」に置き換え、次には「分」や「秒」に置き換えてげんなりしていたのだから、熟アホな子だった。とは言え、夏休み明けに登校し、同級生と会うと楽しくなったりしたのだから、全く訳が判らない。
ガキんちょだった頃には考えもしなかったけれど、「夏休みの宿題をチェックする先生達というのは、本当に大変だったろうなあ。」と、此の年になって感じる。ドリル類の採点も然る事乍ら、絵日記や読書感想文を1つ1つ添削するのは、非常に根気が要るだろうから。まあ、中には明らかに「御座なりなチェックしかしていないな。」と判る先生も居たけれど。
勉強は、勿論大事。でも、夏休み位は子供達が、元気に遊び回る姿を多く見たい物。
ただ、学習不振は克服したものの図工はいまいちで、祖父母に手伝ってもらっていました。というか祖父母は工作好きなため、むしろ乗り気でしたが。手伝ってもらった翌年に自力で作ってみたら、明らかに前年よりクオリティが下がりました
「あと何時間、あと何分でその時が来てしまう」と憂鬱になるのは、私は夏休みの部活動の開始時刻に対して起こりましたね。出身中学では全員部活加入しなければならなかったのですが、文化系はめぼしい部がなく、運動部の中では割とやりやすそうに見えたバドミントン部に入りました。しかし、普段から競技の練習が好きではなく、走り込みや筋トレはノリノリでしっかり取り組んでいましたが、体育館の順番が来て競技の練習時間になるとテンションダダ下がりでした。夏休みは体育館がまとまった時間1つの部で使えるため、開始時刻から競技の練習なので憂鬱でした。たらればは禁句ですが、常設の陸上部があれば私の中学時代はもっと明るかったとさえ思います
対象が異なるとはいえ、ぷりな様も「後何時間、後何分で、其の時が来てしまう。」という憂鬱さを感じた御経験が在るというのは、何か嬉しかったりします。
「2学期には算数が得意になっていましたし、相乗効果で他の教科の出来もアップしました。」という部分に、凄く反応してしまいました。と言うのも、中学1年時の自分は、成績がクラスで下から数えた方が早いという劣等生。しかし、親から英語の塾に入れられ、其処の女の先生が半端無くおっかない人で、少しでも怠けると雷を落とされる状況故、根が怠惰な自分でも勉強せざるを得ない状況に追い込まれました。其の御蔭で英語の成績が急上昇。又、「新八犬伝」や「三国志」の影響で歴史が好きになり、歴史の成績がクラスで1番になった事も在り、正に相乗効果で他の科目も成績が上がって行ったんです。相変わらず理系の科目は散々でしたが、件の先生に教わらなかったら、又、歴史が好きにならなかったら、成績は変わらない儘だった事でしょう。其れを思うと、今でもぞっとします。