手塚治虫氏の代表作の1つ「鉄腕アトム」【動画】。主人公のアトムが初めて登場したのは、1951年から連載開始となった「アトム大使」で在った。今から64年前の事だが、原作の公式設定によると、アトムが生まれたのは「2003年4月7日」。当時からすれば、“半世紀以上先”というのは“遠い未来”以外の何物でも無かったろう。
【鉄腕アトム】
実際に2003年が到来した時、「手塚氏が『鉄腕アトム』内で描いていた“未来予想”が、実際に何れだけ実現しているか?」を考えた事が在る。空飛ぶ車等、実現していない物も在ったが、実現している物も少なからず在ったりして、中々面白かった。
【ジェッターマルス】
「鉄腕アトム」の“続編”として、手塚氏が手掛けたアニメ「ジェッターマルス」【動画】。放送開始は1977年だったが、主人公のジェッターマルスが活躍する時代は、「2015年」と設定されていた。そう、今年なのだ。(1977年からは)38年先と、「鉄腕アトム」程“遠い未来”では無かったけれど、其れでも決して“近い未来”では無かった。
「ジェッターマルス」以外にも、「2015年」という時代を舞台にした作品は在る。「新世紀エヴァンゲリオン」もそうらしいのだが、昨日見た「CNN Student News」によると、1980年代に大ヒットした映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」での“未来”も、「2015年」なのだそうだ。正確に言えば、1989年に公開された「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」が2015年を舞台にした作品で、当時からすれば“約四半世紀先の未来”を描いていた事になる。
「CNN Student News」では、「『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で描かれていた2015年」と「実際の2015年」を比較し、“未来のツール”が何れだけ実現しているかを検証していた。録画していなかったの全てを網羅出来ないが、「実現した(と言って良い)物」と「(未だ)実現していない物」は以下の通り。
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「実現した(と言って良い)物」
ホヴァーボード:空飛びスケートボード。昨年、「Hendo」なる名称で製品化される事になった物が、ホヴァーボードを実現した物として大きく取り上げられた。
3D映画:「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で描かれた程の立体感は無いけれど、「3D映画」というジャンルが確立されるレヴェル迄にはなっている。
マルチチャンネルのTV:1つの画面に、複数の番組を表示させる。
生体認証のセキュリティー・システム:爆発的に普及したとは言えない迄も、実現はしている。
「(未だ)実現していない物」
空飛ぶ車:開発は進んでいるものの、製品化される迄には到っていない。
靴紐自動調整スニーカー:今年、Nikeが発売するという話も在るが・・・。
自動サイズ調整機能及び乾燥機能付きヴェスト:果たして、本当に便利なのだろうか?
タイム・トラヴェル:多くの人が実現して欲しいと願う、“究極の夢”と言って良いだろう。
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