仕事らしい仕事も無く、単に高級官僚の天下り先と化した独立行政法人が目立つ。財政赤字が1千兆円を超え、多くの国民が厳しい生活を強いられている中、税金の無駄遣いが許される訳も無く、無意味な独立行政法人の廃止&民営化は焦眉の急。にも拘わらず、その進捗状況は鈍いと言わざるを得ない。既得権益を死守したい役人達の抵抗が強いからだ。
2007年7月時点で101存在していた独立行政法人を抜本的に見直すとされていたが、打ち出された計画は「『3法人の廃止、3法人の民営化。』、『16法人を6法人に統合。』、『2法人を非公務員化。』」。意味の在る組織なら残すのに反対では無いが、僅か16法人の削減(101法人→85法人)で事足りるとはどうしても思えない。とは言え、無駄を省く為の動きが少しでも出て来たのは、これ迄の“放置状態”を考えれば前進と言える。そう思っていたのだが・・・。
3月1日に放送された「真相報道 バンキシャ!」で、驚くべき事実が取り上げられていた。計画で廃止される3法人の一つとされ、一昨年限りで廃止された筈の「緑資源機構」が、名前を「森林農地整備センター」と変えただけで存続していると言うのだ。正確に言えば、農林水産省所管の独立行政法人「森林総合研究所」の一部局として「森林農地整備センター」が昨年4月に出来、其処に「緑資源機構」の業務の大半が移管。「緑資源機構」の理事長が、そのまま「森林農地整備センター」のセンター長に横滑りする等、「組織や人は、ほぼそのまま温存された。」と言っても良い状態。約580億円から減ったとは言え、国からの補助金が約450億円注ぎ込まれているとも。
この実態を受けて記者が監督官庁で在る農林水産省の担当者に話を聞きに行ったのだが、その遣り取りは次の様な感じだった。
*************************************
記者: 「『緑資源機構』は一昨年廃止された事になっていますが、実際には『森林農地整備センター』と看板を変えただけで、存続し続けていますよね?」
担当者: 「いえ、『緑資源機構』は間違い無く廃止されました。」
記者: 「トップが『森林農地整備センター』に横滑りする等、組織や人はほぼ同じ。国からの補助金も相変わらず注ぎ込まれているし、これでは誤魔化しと言っても良いのでは?」
担当者: 「ですから、『緑資源機構』が廃止されたのは確かなんですよ。補助金も減ってますし。」
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暖簾に腕押しといった遣り取りが、延々と続けられていた。驚くのは、こんな子供騙しの詭弁を担当者がニタニタ笑い乍ら口にしていた事。「ブラック・ジャック」のストーリーに「なんという舌」というタイトルが在るが、この担当者の場合は差し詰め「何という神経」という事になるのではないか。この様な図太い神経は私益で無く、国益の為に使っては如何か?
こちらの記事で紹介されている様に、その他の廃止&民営化が決まった法人も似たり寄ったりの状況の様だ。独立行政法人の在り様に関しては、存続を含め様々な意見が在るとは思う。それはさて置いて、国として決めた事柄が“実質的に”反故にされ、それを覆い隠す為に詭弁を弄する役人達が居るというのは、とても健全な状態とは言えないだろう。
2007年7月時点で101存在していた独立行政法人を抜本的に見直すとされていたが、打ち出された計画は「『3法人の廃止、3法人の民営化。』、『16法人を6法人に統合。』、『2法人を非公務員化。』」。意味の在る組織なら残すのに反対では無いが、僅か16法人の削減(101法人→85法人)で事足りるとはどうしても思えない。とは言え、無駄を省く為の動きが少しでも出て来たのは、これ迄の“放置状態”を考えれば前進と言える。そう思っていたのだが・・・。
3月1日に放送された「真相報道 バンキシャ!」で、驚くべき事実が取り上げられていた。計画で廃止される3法人の一つとされ、一昨年限りで廃止された筈の「緑資源機構」が、名前を「森林農地整備センター」と変えただけで存続していると言うのだ。正確に言えば、農林水産省所管の独立行政法人「森林総合研究所」の一部局として「森林農地整備センター」が昨年4月に出来、其処に「緑資源機構」の業務の大半が移管。「緑資源機構」の理事長が、そのまま「森林農地整備センター」のセンター長に横滑りする等、「組織や人は、ほぼそのまま温存された。」と言っても良い状態。約580億円から減ったとは言え、国からの補助金が約450億円注ぎ込まれているとも。
この実態を受けて記者が監督官庁で在る農林水産省の担当者に話を聞きに行ったのだが、その遣り取りは次の様な感じだった。
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記者: 「『緑資源機構』は一昨年廃止された事になっていますが、実際には『森林農地整備センター』と看板を変えただけで、存続し続けていますよね?」
担当者: 「いえ、『緑資源機構』は間違い無く廃止されました。」
記者: 「トップが『森林農地整備センター』に横滑りする等、組織や人はほぼ同じ。国からの補助金も相変わらず注ぎ込まれているし、これでは誤魔化しと言っても良いのでは?」
担当者: 「ですから、『緑資源機構』が廃止されたのは確かなんですよ。補助金も減ってますし。」
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暖簾に腕押しといった遣り取りが、延々と続けられていた。驚くのは、こんな子供騙しの詭弁を担当者がニタニタ笑い乍ら口にしていた事。「ブラック・ジャック」のストーリーに「なんという舌」というタイトルが在るが、この担当者の場合は差し詰め「何という神経」という事になるのではないか。この様な図太い神経は私益で無く、国益の為に使っては如何か?
こちらの記事で紹介されている様に、その他の廃止&民営化が決まった法人も似たり寄ったりの状況の様だ。独立行政法人の在り様に関しては、存続を含め様々な意見が在るとは思う。それはさて置いて、国として決めた事柄が“実質的に”反故にされ、それを覆い隠す為に詭弁を弄する役人達が居るというのは、とても健全な状態とは言えないだろう。
「腐り切って、自浄能力の皆無な自民党。それよりは、未だ民主党の方がまし。」、積極的にでは無く消去法で民主党を支持している自分。とは言え、政策に於いては疑問を禁じ得ない点も幾つか在ります。特定組織とのベッタリ度という意味では、「大企業ベッタリな自民党」か「労組ベッタリな民主党」かの違いしか無い気もしますし。
唯、今回の小沢氏の問題に関しては、もう少し様子身をしなければいけない気もしているんです。「自民党サイドの謀略」というのはどうかと思いますが、「アメリカと対等な関係の構築」を声高に叫んでいた小沢氏だけに、それを面白く思わないアメリカ・サイドの何等かの意向が働いた様にも感じるからです。勿論、何の根拠も無い、あくまでも想像上の話ですが。
一番不思議なのは自民党議員の中にも小沢氏と同じ様な扱いで献金を受けた者が何人か居るのに、それは御咎め無しという点。これから追及が始まるのかもしれませんが、現状では何とも不思議。
とは言え、小沢氏は田中角栄元首相の直系と言っても良く、そもそも金権体質に揉まれて伸し上がって来た様な人物。前にも書いた様に、個人的には政治家に清廉潔白さを求めないし、或る程度“汚く”ても国益をきちんと生み出してくれる政治家ならば良いという考えですが、法的に問題が在るならばきちんと裁きを受けなければいけないというのは言う迄も在りません。
結局は、政治家に関する決まり事に“抜け道”が多過ぎるというのが問題ではないかと。それと地盤や金銭が無いと、政治家にはなかなかなれないという政治システムも問題でしょうね。確固たる信念と政策、そして最低限の常識を有している者ならば、地盤や金銭が無くても当選し得る政治システムを構築しないと、この国は無能な政治“屋”によって瓦解させられてしまうのではないでしょうか。
この二人にも怒らなきゃいけないでしょう。
政界、官僚、財界との癒着は
相変わらず続いてますが。
ともに代表格がやめよ、やめよの大騒ぎ。
独立行政法人、公益法人より
こっちのほうがはるかに問題でしょう。
麻生氏のほうは
漢字が読めない空気も読めない
麻生氏本人が郵政民営化に反対だった発言
閣僚で財務大臣の中川昭一氏が酔って
奇行して辞任に追い込まれる。
小沢氏のほうは
第一秘書が建設会社から献金受け取った
事件で逮捕されて窮地に追い込まれる。
本人は辞任を否定していますが
それでも小沢氏本人の辞任、逮捕の可能性は
否定できないでしょう。
これこそ何という神経
と、いわざるを得ません。
天下りも禁止にするべきですが。
それ以前に、早く麻生内閣退陣にし
小沢氏を証人喚問にして辞任
あるいは小沢氏辞任後、証人喚問に
したほうが良いと、思うのです。
共に後継者は誰になるかはわからないけど。
これで投票率が減ったら
麻生氏、小沢氏のせいだし
自民党、民主党のせいだ
と、いわれても文句は言えない。
どっちが勝ったとしても先行き不安な
国政の状態が当面、続くことは
否定できないでしょう。
政界も官僚出身の族議員、世襲制2世3世
議員ばかり出すのではなしに
民間出身、民間企業出身
中小企業の社長さん、商店街の個人商店主
農家の人、会社員などが出馬するべきです。
彼らのほうがよっぽど庶民の気持ちを
理解しているはずですし
国民の気持ちに応えた行政をしてくれるはず
と、期待しているのですが。
やはり族議員、世襲議員は
民間、世間を知らない人たちだと思う。
失言、犯罪はたて続けに起こすし
たとえて言うなら葬式のとき
おめでとうございます
と、言ってるようなものです。
今回の一連の麻生氏、小沢氏の騒動は。
そうじゃなければ
こういう失態などするはずないんです。
利益誘導という助平心から、官僚を然るべきポジションに受け入れている民間企業は結構在りますね。本来不要な部分に高額な金銭が費やされるなら、社員達の労働環境の改善にそれを当てて欲しいし、そういった事が結果的には経済を不活性化させているのではないかと。
違いないはずなのに
補助金は減っている
名称を変更してごまかしている
この森林農地整備センターも
立派な天下り法人じゃないですか。
株式会社でもないみたいですし。
民間人起用すればこういう役人とのしがらみは
断てるはずなのにいまだに
こんな意味不明なことをやっているんですね。
でも、郵政も天下りがトップみたいですし。
有名な大企業のトップが天下りのところ
多いですし。ヤマダ電機もそうらしいです。
NHKもつい最近まで天下りがトップでしたし。NTTも104の○○です
などといういいまわしも役人体質の現れ
の、ような気がしてなりません。
あれだって番号案内です
って、いえば良いのに。
民間企業は民間人起用にしないと
経済停滞がどんどん進むだけのような
気がします。
社員も無関心ではいられないでしょう。
正社員、パート、アルバイトの儲けが少ない
収入が減るが激しい、手当も出ないが激しい
と、いうのは天下りに年収を多くまわしてる
ような気がしてなりません。
億単位までもらってるところは
独立行政法人、公益法人に限らず
民間企業、大企業、有名企業の社長、役人には
とにかく多いですからね。
このまま日本を社会主義国、共産主義国家に
したいのかと、言いたくなりますよ
天下りに関する政府の“言い訳”としては、「有為な人材を民間で活用させないのは勿体無い。」と。こう言い方をされると「民間には優秀な人材が居ないみたいじゃないか。」と民間勤めしか知らない自分なぞは不快に思う訳ですが、唯、本当に優秀な人材なら民間で頑張って貰うという事自体には反意は在りません。問題は「そんなのが無関係&機械的に、民間に天下っている事。」と「余りに法外な対価が支払われている事。」でしょうね。天下りを受け容れない企業に対しては、嫌がらせをする官庁も在ると聞きます。こんなのは言語道断!
能力を有している人間が、それにプラスαする学閥だ政治的柵だによって上に行くのなら未だ納得出来ないでも無いのですが、誰が見ても能力を有していないのに、プラスαだけで上に行く人間も居たりするんですよね。絶対数からすれば、少数では在りますが。得てして古い体質の企業に、そういったケースが多い様に感じます。それが酷くなって行くと、その企業は傾いて行く事になるのでしょうけれど。
国民生活には必須だけれども、採算制を最優先しては成立し得ない分野(事柄)というのも在りますので、独立行政法人的な組織を100%否定はしないのですが、全法人を対象にその存在の是非を国民投票で諮ってみても良いのではないかと。
「他の者達が怠惰な生活を送っている時に、自分達は必死で勉強し、その結果エリート官僚になった。人生の或る時期を犠牲にしたのだから、その見返りとして天下りを繰り返すのは当然。」、そんな事を口にしていた元高級官僚が以前居ましたね。エリート官僚とはいえ、一握りの人間しか上には行けない。上に行った人間は人間で、同期や先輩を部下として使うのは気が引ける。そんな事から“排出先”として天下りが存在しているという言い訳も在りますが、そんな“逆転”は民間企業でも在る事。
仕事らしい仕事をしない人間に、我々の血税から莫大な金銭が流れるというのは、どう考えても納得出来ない。
直接的に首相を選べないとはいえ、それに関与する国会議員を選出しているのは我々国民なのですから、結局は一人一人の国民が柵を取り除き、しっかりと自らの頭で考えた上で票を投じないと駄目という事なんですよね。
民意の弱い政権の言う事を、官僚は聞く耳を持たないというのはその通り。唯、民意が強い政権で在っても、トップの首相の“関心”が向いていなければ、おかしな部分は放置される。国民の圧倒的な支持をキープし乍らも、郵政民営化しか関心の無かった様な小泉政権では、果たして真に独立行政法人の改革が為され様としたのだろうか?もし本当にその気が在ったのなら、郵政民営化に反意を示した麻生首相に噛み付いた小泉元首相なのだから、現状に疑問を持って然るべき筈。息子に平然と世襲させる様な御仁なのだから、結局は「既得権益」を死守したいという官僚と同根なのではないかと。「国破れて山河在り」では無く、「国破れて既得権益在り」という事か。
庶民の暮らしが苦しいのに何をしてるんでしょうね。まあー天下ってもいいですが、法外な税金が投入され、退職金を受け取るというこのことが許されません。まず、会社とはどういうものなのか全くわかっていないと思います。社会貢献というものができてませんし。顧客満足という面ではほとんど役立っていないのではないですか?従業員(役員・官僚)だけ満足している会社(法人)が多すぎるのでは?
行革大臣は何してるの?直属の大臣は何してるの?いや総理は・・・
年金機構がどえらい赤字です。TOYOTAもSONYもここまで赤字を出していません。もちろんリストラ、給与カットは実施しているのでしょうね?
先日”チェンジリング”という映画を見ましたが警察や市議の利権で多くの人が苦しむというお話でした。
国は利権で多くの人が苦しんでいるというのを分かってもらわないといけません。
さて世の中かわるんですかね?
期待せずに待っていますよw
結局は学閥とか幹部の政治力と痛感してしまったことが何度もありました。
>緑機構とかナントカ
地方の森林組合なんかビンボー役所の典型なんだけどなあ。緑を守るなら林業者に直接金を回すようにならないものでしょうか。