ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「花燃ゆ」の第1回を見て

2015年01月05日 | TV番組関連

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大河花燃ゆ』【動画】、初回視聴率歴代ワースト3位」(1月5日、読売新聞

 

4日に始まったNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の初回視聴率が、関東地区で16.7%だった事が5日、ビデオリサーチ社の調べで判った。

 

昨年の「軍師官兵衛」【動画】の初回(18.9%)を2.2ポイント下回り、2年連続20%割れ。歴代でも、ワースト3位の低さだった。

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2年前の記事「『八重の桜』は何故、多くの共感を得られなかったのか?」でも書いたが、「『連続テレビ小説』の主人公には女性が似合うけれど、『大河ドラマ』には女性が似合わない。」という考えが自分には在る。概してだが、女性が主人公の場合、『歴史』を描くというよりも、『一家庭』を描くという事に力点が置かれてしまい勝ちと感じるからだ。「八重の桜」【動画】は、正に其の典型だった。

 

関東地区の平均視聴率で言えば、「八重の桜」(14.6%)よりも低かった「平清盛」【】(12.0%)だが、個人的には「そんなに悪い内容では無かった。」と思っている。一般的知名度劣る新島八重」を主人公に据えた「八重の桜」よりも、誰もが知っているで在ろう「平清盛」が主人公の「平清盛」の方が、歴史好きとしては心惹かれる物が在ったし。

 

だから、「女性が主人公。其れも『楫取美和子』という、一般的な知名度で劣る人物。」という「花燃ゆ」には、「大丈夫かなあ?」という不安が在った。

 

楫取美和子は、幕末思想家・吉田松陰実妹で在る。余りに有名な吉田松陰に比べると、彼女の事を詳しく知る人間は、そう多くは無いだろう。31歳の若さで亡くなった坂本龍馬の様な例外も在るけれど、吉田松陰(享年29)、そして彼が講義した私塾松下村塾」で学んだ久坂玄瑞(享年24)や高杉晋作(享年27)等、短命で亡くなった人物を主人公に据えると、1年という長い“”で放送する大河ドラマでは、どうしても全体的に流れがスローテンポになってしまい勝ちで、だから彼等と“接点”が在る楫取美和子が主人公に据えられたというのも在りそう。

 

第1回を見終えた限りでは、「必要以上に一家族を描く。」という感じは無かったし、そう悪くは無かった。だから視聴率が芳しく無かったのは意外な感じも在ったが、矢張り「主人公の一般的な知名度が低い。」というのが大きく影響していたのかも。

 

歴代大河ドラマ(全54作品)の初回視聴率で言えば、ワースト3位を記録した「花燃ゆ」だが、ワースト1位の「春日局」【動画】(14.3%)も、最終的には平均視聴率が32.4%と、歴代3位の高視聴を記録している。又、歴代大河ドラマの中では一番好きな「黄金の日日」も、主人公の「呂宋助左衛門」の(放送前の)一般的な知名度は可成り低かったと思う。

 

そういった先例を考えると、「花燃ゆ」も初回の視聴率が低かったからと言って、決して悲観する事は無いだろう。第2回以降を、大いに期待したい。


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