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「糖尿病の外来医療費、広島最高・・・沖縄の1.7倍」(6月23日、読売新聞)
糖尿病の外来医療費を都道府県の住民1人当たりで比べると、最大1.7倍の開きが在る事が、厚生労働省の分析で判った。
2013年10月分のデータで見ると、最高は広島県の5,050円で、最低は沖縄県の2,960円だった。厚労省は、重症者の多さが医療費を押し上げる要因と見て、今回の分析結果を都道府県に伝え、生活習慣の改善等を促して行く考えだ。
外来医療費が広島県に次いで多いのは、北海道と徳島県の4,890円等。一方、少ないのは沖縄県から順に、神奈川県3,380円、東京都3,470円等となった。
分析は、診療報酬明細書のデータベースを使って行われた。糖尿病以外の病気も調べており、全54種類の外来医療費の合計は、最高が島根県の1万5,240円、最低は沖縄県の1万60円と1.5倍の開きが在った。
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「都道府県別で、糖尿病の外来医療費が最高なのは広島県。」というのは、意外な感じだ。「糖尿患者は地方よりも首都圏の方が多く、重症患者の割合も高い。」というイメージが在ったから。だから、少ない方の2位&3位に神奈川県と東京都が入っているというのも、「へー。」という感じ。
「首都圏の住民は、体調が少しでもおかしいと直ぐに病院に行く。だから、比較的早い段階で治療が開始出来るので、重症化し難い。地方の住民は我慢し勝ちなので、病院に行った際には病気が進行しているケースが多く、結果的に重症化してしまう。」という推測をしたのだが、実際はどうなのだろうか。