WBCの第2ラウンドE組、昨夜行われた「日本代表(侍ジャパン)vs.イスラエル代表」の試合は、「8対3」で侍ジャパンが勝利した。侍ジャパンは開幕から6連勝し、無傷でアメリカに渡る事となった。3月21日に行われる準決勝では、第2ラウンドF組で2位となったチームと対戦する事になる。
開幕前の記事「今回は一番苦しみそう」で書いたけれど、今回で第4回となるWBCに於て、「侍ジャパンは、相当苦戦を強いられるだろうな。」と予想していた。過去3回の大会でも、侍ジャパンは苦しい試合を経験して来たが、「今回の侍ジャパンは過去のチーム構成と比べて、最も投打の層が薄い。」様に思われたからだ。「第1ラウンドで敗退する事は無いだろうけれど、第2ラウンドでは危ないかも。」と予想していただけに、開幕から無傷での第2ラウンド突破は驚きだし、選手達の奮闘を称えたい。
昨夜の試合、最終スコアだけ見ると侍ジャパンの圧勝だが、6回表迄両チーム共に無得点と、非常に苦しい展開だった。過去の5試合も又、決して楽な内容では無かったし、準優勝以降も胃がキリキリさせられる様な展開が予想される。世界一奪還に向け、侍ジャパンの健闘を期待したい。
手に汗を握る熱戦が繰り広げられるWBCだが、日本での試合開始時間が19時というのは遅過ぎる。12日に行われた「オランダ代表vs.日本代表」の試合なんぞは、終わったのが0時近くで、「終電に間に合わない観客も出て来るんじゃないかなあ。」と心配になった。“大人の事情”も在るのだろうけれど、18時開始というのがベターだろう。
で、今回のWBC、試合とは全く無関係な事柄で、気になった事が2つ。1つは「中継で解説していた原辰徳氏が、屡々口にした絶叫。」だ。「おっ、ほーい!」等、侍ジャパンの闘いを応援する意味合いの絶叫だが、如何せん意味不明な内容。隣で共に解説していた槙原寛己氏の「原さん、又、試合に100%のめり込んじゃってるなあ。」という心の声&苦笑いが想像出来た。
もう1つは、「別チャンネルで解説をしていた前田智徳氏が、カメラを向けられる度、“無理無理に作っていた笑顔”。」。現役時代から無表情で有名だった彼だが、解説者になって以降は、無理に笑顔を作っているのが露骨に伝わって来て、何度見ても笑えてしまうのだ。
ところで、藤波投手はどうしたんでしょうか?出番のない秘密兵器?
ジャイアンツ・ファンとしては、菅野投手の不安定さは気になるものの、坂本選手の好調さ、そして何よりも小林選手が良い働きをしているのが嬉しいです。
昨季、リード面では成長を見せるも、打撃面では全く駄目駄目だった小林選手。今季、彼が何れだけ打撃面でも成長を見せるかが、チームの浮沈を握ると考えていました。「“阿部教室”で、一皮剥けた。」という報道を見聞しても、心の中では「でも、公式戦に入ったら、昨季と同じになってしまうのではないか。」という不安が在りましたので、WBCでの活躍は嬉しい限り。亀井選手や里崎選手等、WBCで活躍した事により、大きく成長した選手は過去にも居ましたので、小林選手には其の後を追って欲しいもの。
当ブログで過去に記しましたが、藤浪投手はタイガースのエースというより、球界のエースと成り得る逸材だと思っています。だからこそ、昨季の不振はとても不甲斐無く感じてしまうし、先日の登板も「ピリッとせい!」という思いが。頑張って欲しいです。