「性に寛容な国」というとスウェーデンを始めとした幾つかの国が頭に浮かぶが、現状をどう考えるかは人によってそれぞれ異なるだろうけれど、少なくとも嘗ての我が国は「性に寛容な国民性を有していた。」とされている。昭和初期辺り迄、西日本の農村地では「夜這い」の習俗が残っていたというのも、それを裏付ける一つ。
7月27日付けの日刊ゲンダイには「日本性史」なるコラムが載っており、そのタイトルは「江戸の民衆は半分が梅毒患者だった」。「遊廓」に「夜鷹」、「夜這い」等々と、性を謳歌していたとされる江戸の民衆。しかし、その裏側には性病の多さという現実も在った様だ。1857年に来日したオランダ軍医のヨハネス・ポンペ・ファン・メーデルフォールトは、「日本人は夫婦以外の性行為を悪い事とは思っていないし、売春宿では対策が取られていないので、性病は家庭内にも蔓延している。」嘆いていたとか。
特に梅毒は大流行していた様で、人骨から病気の痕跡を読み取る「古病理学」の手法で江戸時代の人骨1,000個を調べた所、梅毒感染率は54.5%だったと。又、幕末から明治にかけての医師・松本良順は「養生法」の中で、「下層民は95%が梅毒に感染している。」と記している。「幕末に横浜の娼館で検査した所、梅毒の感染率は80%だった。」という話も在り、「江戸の民衆の半分が梅毒患者だった」というタイトルは強ち大袈裟とは言えない。
こうなると「江戸の民衆、少なくとも下層民の殆どが梅毒によって死んだという事か?」と思われる方も居るだろうが、梅毒はその潜伏期が数十年と長いケースも在る為、実際には発症する前に結核やコレラ等に罹患して死ぬ(梅毒)感染者が多かったと言う。
「山帰来」なる漢方薬が梅毒の治療薬として有名だったが、実際には効果が無かったと。当時、西洋では「水銀による治療法」が発明され、日本でもフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト等がその治療を施すも、「水銀中毒患者を増やしただけだった。」というのは恐ろしい話だ。
明治に入り、検梅制度によって感染した遊女が営業を禁止される様になり、次第に減って行ったとされる梅毒だったが、「30歳代男性及び20歳代前半の女性を中心に増加傾向に在る。」と報道されたのは昨年の事。
7月27日付けの日刊ゲンダイには「日本性史」なるコラムが載っており、そのタイトルは「江戸の民衆は半分が梅毒患者だった」。「遊廓」に「夜鷹」、「夜這い」等々と、性を謳歌していたとされる江戸の民衆。しかし、その裏側には性病の多さという現実も在った様だ。1857年に来日したオランダ軍医のヨハネス・ポンペ・ファン・メーデルフォールトは、「日本人は夫婦以外の性行為を悪い事とは思っていないし、売春宿では対策が取られていないので、性病は家庭内にも蔓延している。」嘆いていたとか。
特に梅毒は大流行していた様で、人骨から病気の痕跡を読み取る「古病理学」の手法で江戸時代の人骨1,000個を調べた所、梅毒感染率は54.5%だったと。又、幕末から明治にかけての医師・松本良順は「養生法」の中で、「下層民は95%が梅毒に感染している。」と記している。「幕末に横浜の娼館で検査した所、梅毒の感染率は80%だった。」という話も在り、「江戸の民衆の半分が梅毒患者だった」というタイトルは強ち大袈裟とは言えない。
こうなると「江戸の民衆、少なくとも下層民の殆どが梅毒によって死んだという事か?」と思われる方も居るだろうが、梅毒はその潜伏期が数十年と長いケースも在る為、実際には発症する前に結核やコレラ等に罹患して死ぬ(梅毒)感染者が多かったと言う。
「山帰来」なる漢方薬が梅毒の治療薬として有名だったが、実際には効果が無かったと。当時、西洋では「水銀による治療法」が発明され、日本でもフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト等がその治療を施すも、「水銀中毒患者を増やしただけだった。」というのは恐ろしい話だ。
明治に入り、検梅制度によって感染した遊女が営業を禁止される様になり、次第に減って行ったとされる梅毒だったが、「30歳代男性及び20歳代前半の女性を中心に増加傾向に在る。」と報道されたのは昨年の事。
すごいですね、民衆の半分が梅毒とは。^±^
だけど、確かに落語の世界でも、遊郭の話が多く、そこに行かないのは野暮だっていう背景が描かれてますね。
今のほうがずっと健康的ですね。^±^
「下半身は別人格」を実践している自分ですので、性病に関してはどうしても強い関心を持ってしまいます。勿論、罹患しない様に細心の注意は払っていますが。
良くも悪くも「己が性本能に忠実」という意味に於いては、もしかしたら昔の方が「健康的」だったのかもしれません。道徳的にはアカンですけれど。
江戸時代は梅毒が蔓延していた事は、衛生面の不備等考慮すれば頷ける話・・・
しかし半分が梅毒感染者とは驚くべき数字!!
天候不順な今年の夏、如何お過ごしでしょうか?
残暑お見舞い申し上げます。m(__)m
個人的にはスウェーデンよりもデンマークやドイツのほうが日本人中高年男性の考える「フリーセックス=性産業豊富」だと思います。
>夜這い
農村部、奥のほうでは昭和20年代まであったそうです。
しかし需要が無くなったわけではないので、非合法な形で引き継がれ、現在の援助交際に繋がっているわけですね。
かつては国が性病予防にかかわっていたから、ある程度コントロールが効いていたわけですが、今は100%私娼ですから、まったく野放しと言って良いでしょう。江戸時代に逆戻りです。
本能に基づく性欲と、理性に基づくモラルをどう折り合いつけるのか、結構微妙で難しいですね。
「スウェーデン=性に対して非常に開放的な国」というイメージは、やはり昔のマスメディアの影響が大きいと思います。幼少時、両親に隠れて夜中にこっそり見ていた「11PM」でも、かなり煽情的にこの国を取り上げていた記憶が在りますし。
AVの普及度とか、一部歓楽街の無秩序状態からすると、我が国の性風俗の大っぴらさ加減を外国の方は感じるでしょうね。又、「児童ポルノが野放し状態」と思われているのも、全く困った話です。
以前、海外で傍若無人に振る舞う日本人(これは老若男女を問わずですが。)の姿に恥ずかしさを感じた話を書きましたが、スケベなのは自分も同じなれど、海外に於いては特に「自身の痴態は日本人の痴態と見做される。」という事を自覚しないと駄目でしょうね。
売春防止法が施行された1958年迄、「赤線」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E7%B7%9A)や「青線」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E7%B7%9A)といった公認or非公認の売買春地域が存在していた我が国。暗黙の内に売買春が行われている風俗店は今でも存りますから、青線は継続しているとも言えますよね。
「性行為」というのは「種保存の本能」で在り、性行為自体が途絶える事は在り得ない・・・と真っ当な話は別にして(笑)、人間は大なり小なりスケベな部分を持っていますから、性行為に関するビジネスは未来永劫不滅と言っても良いでしょうね。以前、ポンペイの遺跡を見に行った際、其処に売買春宿が在ったのには驚かされましたし。
とは言え、何でもかんでも在りな「野獣状態」でも困る。最低限の理性を持った上で性行為に臨まないと、性病の蔓延も懸念される訳ですし。
異常な程の肩凝り性故、マッサージを頼む事が昔は結構在りました。(最近は懐が寂しいので、専ら外用消炎鎮痛剤を塗って誤魔化していますが。)海外でも然る事乍ら、国内でもビジネスホテルでマッサージを呼ぶと、その手の御誘いをされる事は在りましたね。20代の頃でしたが、ビジネスホテルでマッサージを依頼した所、外部から遣って来たのは自分の祖母と同じ位の御婆ちゃん。如何にもおざなりなマッサージをした後、「抜きますか?」と言われた時には流石にビックリ。「結構です。」と即座に断りましたが、「御客さん、珍しいねえ。皆するのに。」と呆れ果てた様に言われたものの、「ほんまかいな!?」とその御婆ちゃんの顔をしげしげと見詰めてしまったのは言う迄も在りません。
HIVの検査もやったことがあるしね。アレは匿名なのはいいけど何で検査受けに来たのか聞かれるのが良くない。ワケなんざ決まってるっての(苦笑)
障害者割引してる旨をホームページに載せてるお店もありますな。通り一辺のモラルだけで性は語れないのですよ。
そういえばいつの間にかチャリティーよりも誰がマラソン走るのかが話題になる、実質カラオケ大会テレビの時期になりましたが、私はその裏でやってる別の24時間の方がいいなあ。確か募金するとおっぱい触れるンでしたっけ?都内の方はアタシの代わりに行ってくださいな。
世の中綺麗事だけで回れば誰も苦労はしませんな。映画「やわらかい手」の登場人物では、口だけは立派だけど甲斐性無しの伜が一番ムカつきましたので。