ジャイアンツの桑田真澄投手が、来季も現役続行を決めたのだとか。入団当初のゴタゴタは有ったが、野球に取り組む真摯な姿勢を含め、”野球人”として好きな選手の一人だ。しかし、来季も現役を続行するというのには、個人的に反対である。
何処の世界に於いても、”引き際”が大事と言われる。野球界に於いても、過去に数多の選手達が、自分の引き際に懊悩し、決断して来た。勿論、自分の意思と無関係に辞めさせられた選手達は多かっただろう。或る意味、自分自身で引き際を決められるというのは、恵まれているのかもしれない。
その引き際には、大別して2つのパターンが有ると思う。「余力を残して、人に惜しまれつつ辞める形」と「心身共にボロボロになって、燃え尽きて辞める形」。
前者で言えば、王貞治現ホークス監督がその典型だと思う。1980年にジャイアンツで選手生命を終えた彼だが、年齢は40歳だった。年齢面だけで言えば、燃え尽きて辞めた形に思えてしまうが、打率こそ2割一寸という低いものの、彼の代名詞でもあるホームラン数でいえば30本打っているのだ。自分の様な凡人は、「30本”も”打てたのだから、来季も現役続行しよう。」というスケベ心を持ってしまう所だが、彼は「自分自身で納得出来る打撃が出来なくなった。ファンに見せられる打撃ではなくなった。」といった趣旨のコメントをしていた。本人的には、”燃え尽きた”という事なのだろう。だが、当時は「勿体無い。未だ現役でやれるのに。」というのが多くの声だった。
そして、後者で言えば、堀内恒夫現ジャイアンツ監督や、カープの主砲だった衣笠祥雄氏が該当するのではないだろうか。個人的には、引退する何年か前から、「これ以上ボロボロになった姿を見せ続ける事は、過去の栄光を曇らせ、晩節を汚す事になるのではないか?」と思い続けていた。
どちらの引き際が、正しいとか間違っているとかいうのはないと思う。あくまでも、個人の人生観と関わって来るものであると思うし。だが、個人的にはどうしても、桜の様な”散り際の良さ”、これは”武士道”にも通じて来る部分かとは思うが、に惹かれてしまう。
ここ数年の成績を見る限りでは、投手としての桑田は最早”終わってしまった”感が有る。「このままでは終われない。」という反骨心が有るのかもしれないし、来季復活しないという保証もない。だが、その可能性は極めて低いと言わざるを得ないだろう。
好きな選手であるからこそ、桑田投手には今年引退をして欲しかった・・・。
何処の世界に於いても、”引き際”が大事と言われる。野球界に於いても、過去に数多の選手達が、自分の引き際に懊悩し、決断して来た。勿論、自分の意思と無関係に辞めさせられた選手達は多かっただろう。或る意味、自分自身で引き際を決められるというのは、恵まれているのかもしれない。
その引き際には、大別して2つのパターンが有ると思う。「余力を残して、人に惜しまれつつ辞める形」と「心身共にボロボロになって、燃え尽きて辞める形」。
前者で言えば、王貞治現ホークス監督がその典型だと思う。1980年にジャイアンツで選手生命を終えた彼だが、年齢は40歳だった。年齢面だけで言えば、燃え尽きて辞めた形に思えてしまうが、打率こそ2割一寸という低いものの、彼の代名詞でもあるホームラン数でいえば30本打っているのだ。自分の様な凡人は、「30本”も”打てたのだから、来季も現役続行しよう。」というスケベ心を持ってしまう所だが、彼は「自分自身で納得出来る打撃が出来なくなった。ファンに見せられる打撃ではなくなった。」といった趣旨のコメントをしていた。本人的には、”燃え尽きた”という事なのだろう。だが、当時は「勿体無い。未だ現役でやれるのに。」というのが多くの声だった。
そして、後者で言えば、堀内恒夫現ジャイアンツ監督や、カープの主砲だった衣笠祥雄氏が該当するのではないだろうか。個人的には、引退する何年か前から、「これ以上ボロボロになった姿を見せ続ける事は、過去の栄光を曇らせ、晩節を汚す事になるのではないか?」と思い続けていた。
どちらの引き際が、正しいとか間違っているとかいうのはないと思う。あくまでも、個人の人生観と関わって来るものであると思うし。だが、個人的にはどうしても、桜の様な”散り際の良さ”、これは”武士道”にも通じて来る部分かとは思うが、に惹かれてしまう。
ここ数年の成績を見る限りでは、投手としての桑田は最早”終わってしまった”感が有る。「このままでは終われない。」という反骨心が有るのかもしれないし、来季復活しないという保証もない。だが、その可能性は極めて低いと言わざるを得ないだろう。
好きな選手であるからこそ、桑田投手には今年引退をして欲しかった・・・。
さて、桑田投手ですが、阪神ファンの僕としても、
どちらかと言えば好きな選手です。
全盛期のピッチングは正に「敵ながらアッパレ」
という感じでした(今の巨人では、上原投手が
そう思わせる選手ですね)。
でも、ここ数年の桑田投手の内容を見ると、
giants-55の仰る通り、厳しいと思います。
ただ、桑田投手の場合「巨人のエース」だった、
という意地があるんでしょうね。
どんな形でも現役で、というのなら、打撃センスを
生かして、
「代打の切り札」っていうのはどうでしょう?(笑)
清原が達成した以上、桑田も200勝をGETしたいんじゃないでしょうか。
王選手は、これ以上続けると生涯打率3割を切るので・・・と当時思いましたが。
敵として見た桑田真澄は、
もはや 全然怖くありません。
いいときの彼は、自分でサイン出しながら
テンポよくクールに投げてきて
バッティングも野手並みでホントイヤだったんだけど…
ボロボロになってやめてゆくのが似合う選手もいるけれど
彼はそうじゃないですよね。
上のご意見を読んで、
「そーか 200勝してないからかも」とちょっと思います(´ヘ`;)
それで、引退後の人生多少変わるでしょうしね。
最盛期を過ぎたんだな、って分かります。見ていてこちらが寂しくなりもします。それでも私は辞めないで欲しい。いつまでも彼の現役の姿を見ていたいです。
引き際の美学、難しいですね。確かに桑田にはボロボロまでやるのが似合うとは思えませんね。矛盾していますが、ファン心理としては仕方ない気もします。
そこで巨人球団が乗り出し、借金を球団が肩代わりして、本人が野球に集中出来る様にして、年俸で球団に返済する事にしたのです。
その返済が未だ終わってないのでしょう。だから本人がいくら辞めたいと言っても勝手に辞められない切実な事情が有るのです。可愛そうに。
基本的に、書き込みして下さった方のブログへ、直接レスを付けさせて戴く形を取っているのですが、貴ブログが見当たりませんでしたので、こちらに書き込む失礼の段を御許し下さい。
桑田投手の大借金の原因は、義兄が彼の名前を利用してこしらえたものだったと記憶しています。どちらにしても、身内から裏切られた末の負債という事で、自分も桑田投手には同情してしまいます。
返済は未だかなり残っているのかもしれませんが、彼程の実績が有れば、ボロボロになって迄現役にしがみ付いていなくても、解説者等の仕事でそれなりに稼げるのではないかなあと思います。勿論、それだけではなく、純粋に野球を未だ続けたいという気持ちも有るのかもしれませんが・・・。
これからも宜しく御願い致します。