防衛専門商社「山田洋行」の元専務からゴルフ等の接待を受けていた防衛省の守屋武昌前事務次官に対する証人喚問が昨日、衆議院テロ防止特別委員会の場で行われた。「元専務とのゴルフやマージャン、飲食等、自衛隊員倫理規定に違反した癒着の実態。」や「防衛装備品分野で急成長を遂げた同社への便宜供与の有無。」、「海上自衛隊によるインド洋での給油量の誤り隠蔽問題への関与。」等が追及された訳だが、まあ他のブログの多くがこの問題を取り上げているだろうから、此処ではその詳細を記すのは控えたい。
「何たるみみっちさか・・・。」と、今回の証人喚問を見聞して強く感じた。山田洋行から過去に200回以上のゴルフ接待を受け、その殆どが相手の奢りだったとか。守屋氏だけでは無く、一族郎党迄もがどっぷり”奢り漬け”されていたという話も在るし、又、他の企業からも奢られていたというのだから、厚顔無恥も此処に極まれりといった感じ。「日々のストレスから逃れる為、ゴルフにしばしば行っていた。」といった事を守屋氏は口にしていたが、ストレス発散の為ゴルフに毎日行こうがそれは全く個人の自由。問題は「自腹では無かった。」点だというのに、何か”一般人とは”ピントがずれている。高給を食んでいるというのに、このみみっちさは一体何なのだろうか?*1
企業が接待をするのは、当然その”見返り”を求めての事。ましてや200回以上も接待しているのだから企業はかなりの見返りを求めている訳だし、奢られた側も”手心”を加えるのは”常識”と考える可きだろう。100%の善意で奢ってくれていると真剣に思っている人が居たら、それはかなり御目出度い人だ。
自分は此処で、守屋氏の吊るし上げをしたい訳では無い。アラメイン伯様が以前から指摘されている(一昨日も記事にされておられるが。)「余りにも杜撰な防衛費の扱われ方。」。そして「防衛費に群がる蛆虫達の駆除。」に付いて記したいのだ。「国を守る。」という大義名分の前に、防衛費はアンタッチャブルな聖域と化している。「武器メーカー&商社から提示された言い値のまま、国は武器を購入している。」とも。1個100円が適正価格の林檎を、店主から「1個100万円です。」と言われたからといって、「はい、そうですか。」とそのまま買う馬鹿は居ないだろう。売り主の言い値を買い主が分析した上で、適正価格と思われる買い値を提示するというのが当たり前の商取引。不適正な高値をそのまま受け容れるというのは、結局血税を浪費させるだけ。国防の名を借りて私腹を肥やし、延いては国民にその付けを負わせるのだから、これを国賊行為と言わずして何と言うのか?
アラメイン伯様も指摘しておられる様に「防衛問題に無関心な政治家が多い。」というのも、今回の問題を生み出した一要因だろう。「接待の場に政治家も居た。」と守屋氏が証言しているが、これなぞは「防衛費の御零れに預かろうという、政治家のさもしい下心」をどうしても感じてしまう。
こういった癒着を100%排除するのは無理だろうが、少なくする方法なら在るのではないか?前から何度も書いている事だが、割に合うと思うからこそ同じ様な癒着が繰り返される訳で、「これは絶対に割に合わない。」と思えば癒着なぞはしない。例えば「便宜供与が図られた場合には、その事で得られた利益の”倍額”を供与者&受益者は罰金として支払わなければならない。」、「罰金逃れの為に近親者に贈与を図った場合には、その近親者にも罰金支払いの義務が及ぶ。」といった様な厳罰化を法改正で取り決めれば、余程に御目出度い人物で無い限り手を染めようとは思わないだろう。まあ、こういった癒着の御零れに政治家は必ずと言って良い程関与しているのが常なので、自らの首を絞める様な厳罰化には賛成しないだろうが。
安直に消費税アップを主張する前に、こういった莫大な無駄(防衛費自体が無駄と言っている訳では勿論無い。)を先ずは徹底的に切り詰める可きではないか。
*1 ”言葉の弄び”が大好きなマスメディア。プライドだけは異常に高い癖にみみっちさも半端では無いのが、不正に手を出す高級官僚の実態。こういう連中にこそ言葉の弄びを実践し、「集り野郎」とか「蛆虫」といった呼称を冠してやれば、プライド高き連中故に不正へのストッパーが掛かる様な気もするが。
「何たるみみっちさか・・・。」と、今回の証人喚問を見聞して強く感じた。山田洋行から過去に200回以上のゴルフ接待を受け、その殆どが相手の奢りだったとか。守屋氏だけでは無く、一族郎党迄もがどっぷり”奢り漬け”されていたという話も在るし、又、他の企業からも奢られていたというのだから、厚顔無恥も此処に極まれりといった感じ。「日々のストレスから逃れる為、ゴルフにしばしば行っていた。」といった事を守屋氏は口にしていたが、ストレス発散の為ゴルフに毎日行こうがそれは全く個人の自由。問題は「自腹では無かった。」点だというのに、何か”一般人とは”ピントがずれている。高給を食んでいるというのに、このみみっちさは一体何なのだろうか?*1
企業が接待をするのは、当然その”見返り”を求めての事。ましてや200回以上も接待しているのだから企業はかなりの見返りを求めている訳だし、奢られた側も”手心”を加えるのは”常識”と考える可きだろう。100%の善意で奢ってくれていると真剣に思っている人が居たら、それはかなり御目出度い人だ。
自分は此処で、守屋氏の吊るし上げをしたい訳では無い。アラメイン伯様が以前から指摘されている(一昨日も記事にされておられるが。)「余りにも杜撰な防衛費の扱われ方。」。そして「防衛費に群がる蛆虫達の駆除。」に付いて記したいのだ。「国を守る。」という大義名分の前に、防衛費はアンタッチャブルな聖域と化している。「武器メーカー&商社から提示された言い値のまま、国は武器を購入している。」とも。1個100円が適正価格の林檎を、店主から「1個100万円です。」と言われたからといって、「はい、そうですか。」とそのまま買う馬鹿は居ないだろう。売り主の言い値を買い主が分析した上で、適正価格と思われる買い値を提示するというのが当たり前の商取引。不適正な高値をそのまま受け容れるというのは、結局血税を浪費させるだけ。国防の名を借りて私腹を肥やし、延いては国民にその付けを負わせるのだから、これを国賊行為と言わずして何と言うのか?
アラメイン伯様も指摘しておられる様に「防衛問題に無関心な政治家が多い。」というのも、今回の問題を生み出した一要因だろう。「接待の場に政治家も居た。」と守屋氏が証言しているが、これなぞは「防衛費の御零れに預かろうという、政治家のさもしい下心」をどうしても感じてしまう。
こういった癒着を100%排除するのは無理だろうが、少なくする方法なら在るのではないか?前から何度も書いている事だが、割に合うと思うからこそ同じ様な癒着が繰り返される訳で、「これは絶対に割に合わない。」と思えば癒着なぞはしない。例えば「便宜供与が図られた場合には、その事で得られた利益の”倍額”を供与者&受益者は罰金として支払わなければならない。」、「罰金逃れの為に近親者に贈与を図った場合には、その近親者にも罰金支払いの義務が及ぶ。」といった様な厳罰化を法改正で取り決めれば、余程に御目出度い人物で無い限り手を染めようとは思わないだろう。まあ、こういった癒着の御零れに政治家は必ずと言って良い程関与しているのが常なので、自らの首を絞める様な厳罰化には賛成しないだろうが。
安直に消費税アップを主張する前に、こういった莫大な無駄(防衛費自体が無駄と言っている訳では勿論無い。)を先ずは徹底的に切り詰める可きではないか。
*1 ”言葉の弄び”が大好きなマスメディア。プライドだけは異常に高い癖にみみっちさも半端では無いのが、不正に手を出す高級官僚の実態。こういう連中にこそ言葉の弄びを実践し、「集り野郎」とか「蛆虫」といった呼称を冠してやれば、プライド高き連中故に不正へのストッパーが掛かる様な気もするが。
暇でなければかまいません。
接待の醜悪さはともかく。
自衛隊の装備の購入に代理店として商社を絡ます商慣行が異常です。欧米諸国ではまずありえません。
代理店が絡むと当然、手数料が発生しますから高くつきます。自衛隊/防衛省が直接、ボーイングやその他と交渉すればいいだけです。
何故そうしないかといえば天下り先がなくなるからでしょう。
それにしても。
高級官僚といっても受ける接待がそこらのオヤジと変わらん。ゴルフに焼肉に麻雀。
オペラのチケットに高級フレンチってわけではないのね(笑)
殊勝に反省している様な表情を浮かべつつ、「接待には国会議員も列席していた。(その名前等は覚えているが)、何時だったか等を明確に記憶していないので此処で口にするのは控えたい。」という発言をしていた守屋氏。これは明らかに「余り俺を追及すると、御前等政治家の名前も出してやるぞ。」という脅しに聞こえました。強かと言えば強かなのでしょうが、厚顔無恥な下種さも極まれりという感じです。こういう下種な人間を生み出さないシステムをしっかり構築しないと、必死で職務を遂行しているその他大勢のまともな公務員迄もが白い目で見られて気の毒。
「地域住民との窓口対応を行った場合には『不快手当て』が出る。」(”客”との対応で不快手当!?)、「同じ敷地内に在っても別組織に行く場合には『旅費』が出る。」等々、以前「公務員の不思議な手当て」の数々を見聞した時は唖然呆然とさせられるだけでした。今は大分改善されているのでしょうが、それでも”一般常識”から乖離した手当て類は多そうですね。
先日、国民に対する情報公開が非常に進んだ国(何処だったか失念してしまいましたが。)をTV番組で取り上げていました。国会議員は交通費等あらゆる経費に付いて領収書の提出が求められ、国立図書館で議員別の領収書類を誰もがチェック出来る体制。実費支給で、こういった作業(領収書の提出等。)は国会議員自身が行っているとの事でした。其処迄するかどうかは議論が分かれる所でしょうが、国民の代表としては其処迄やるのが本筋だとは思いますね。
今朝の報道によると「全国の主要な鉄道事業者で、昨年1年間に乗客から暴行を受けて負傷した駅員や乗務員の総数は250人に上り、暴力行為は760件と共に2年連続で増加。」との事です。若い子のみならず、中高年の間にもキレ易い人間が増えているというのは、その範疇に入る自分としても情けない限り。特定の組織で不祥事が起こった場合、其処に属している全ての人間が駄目と見做すのは妙なのと同様に、末端の人間に暴力を振るうなんていうのも単なる憂さ晴らしに過ぎない。これは卑怯極まりないと言えましょう。
唯、今は変わっているかもしれませんが、「社会保険庁の相談窓口の担当者を職員では無く、アルバイトの人間に担わせていた。」というのも卑怯と言えば卑怯。当事者たる職員は衝立の向こうに”避難”して、国民からのクレームはアルバイトに全て受けさせるというのは筋が違うとしか思えませんしね。