先に断っておくが、自分は痴漢という行為を卑劣で唾棄すべき行為だと思っている。混み合って身動きの取れない電車内で、相手に恐怖心と心理的苦痛を与えるこの手の下衆な行為は、人間として恥ずべきものである事は間違いないだろう。
昨日の朝、客先に向かう為に電車を利用した。改札を通った所、構内に電車が滑り込んで来る音が聞こえた為、猛ダッシュで階段を駆け降り、何時もの様に最後部車両に飛び乗った。「間に合った!」とホッとしつつ、ふと軽い違和感を覚えた。「何でこんなに空いているんだろうか?」そして、改めて廻りを見廻して呆然。乗っているのは女性ばかりだった。そう、一昨日から首都圏の私鉄9社&都営地下鉄では、痴漢対策の一つとして女性専用車両を導入したのだった。一斉に向けられた白い目に耐え切れずに、そそくさと前の車両に移動したのだが、其処は何時も以上に混み合う悲惨な世界だった・・・。
打ち合わせを終え、昼間に又、その電車を利用して移動する事になった。女性専用車両は、通勤ラッシュで混み合う時間帯だけ導入されているのだろうと思っていたのだが、この時間帯にも存在していた。”一般”車両は空いてはいるものの全席埋まっており、吊り革に掴まりながら立っている者が結構居た。その中には、高齢者の男性もチラホラ見受けられた。
そして、視線を女性専用車両に移すと、車内は当然の事ながら女性のみ。しかし、椅子は3分の1程埋まっているだけだった。勿論、立っている者等は居ない。
これって何か変ではないだろうか?卑劣な痴漢行為から女性を守るという趣旨は判るが、がら空きにも拘らず男性が座れない状況。この様な状況であれば、男性でも座って良いというかもしれないが、「女性専用車両」という大きなステッカーが貼られた車内に足を踏み入れられる”勇気”を持った男性がどれだけ居ようか?実際問題、30分程乗っていたががら空きの女性専用車両に乗り込んだ男性は皆無だった。
女性の立場からすれば、痴漢に遭わずに済むという安心感が在るだろうし、”まともな”男性からすれば、痴漢の冤罪を被る危険性が回避出来るという利点は在るだろう。
しかし、逆差別と言えば逆差別だろう。中学の頃に車内で”痴女”に遭遇した自分からすると、だったら「男性専用車両」も設けるべきではないか?とも思う。おかしな輩は決して男性だけに存するのではない。
百歩譲っても、終日、女性専用車両を導入するのはやり過ぎだと思う。これではまるで、アメリカ南部等に存在していた”人種隔離バス”と同じ匂いを感じてしまう。
導入するのであれば、通勤ラッシュ時限定にすべきだろう。又、「女性専用車両が最後部車両に設定されているのは、移動面で不便。」とクレームを述べている女性の姿が報道されていたが、地獄の様な混み具合を味わわされている男性の身からすると、「そこ迄贅沢は言わないで欲しい!」と言いたくなってしまうのは許されない事だろうか?
昨日の朝、客先に向かう為に電車を利用した。改札を通った所、構内に電車が滑り込んで来る音が聞こえた為、猛ダッシュで階段を駆け降り、何時もの様に最後部車両に飛び乗った。「間に合った!」とホッとしつつ、ふと軽い違和感を覚えた。「何でこんなに空いているんだろうか?」そして、改めて廻りを見廻して呆然。乗っているのは女性ばかりだった。そう、一昨日から首都圏の私鉄9社&都営地下鉄では、痴漢対策の一つとして女性専用車両を導入したのだった。一斉に向けられた白い目に耐え切れずに、そそくさと前の車両に移動したのだが、其処は何時も以上に混み合う悲惨な世界だった・・・。
打ち合わせを終え、昼間に又、その電車を利用して移動する事になった。女性専用車両は、通勤ラッシュで混み合う時間帯だけ導入されているのだろうと思っていたのだが、この時間帯にも存在していた。”一般”車両は空いてはいるものの全席埋まっており、吊り革に掴まりながら立っている者が結構居た。その中には、高齢者の男性もチラホラ見受けられた。
そして、視線を女性専用車両に移すと、車内は当然の事ながら女性のみ。しかし、椅子は3分の1程埋まっているだけだった。勿論、立っている者等は居ない。
これって何か変ではないだろうか?卑劣な痴漢行為から女性を守るという趣旨は判るが、がら空きにも拘らず男性が座れない状況。この様な状況であれば、男性でも座って良いというかもしれないが、「女性専用車両」という大きなステッカーが貼られた車内に足を踏み入れられる”勇気”を持った男性がどれだけ居ようか?実際問題、30分程乗っていたががら空きの女性専用車両に乗り込んだ男性は皆無だった。
女性の立場からすれば、痴漢に遭わずに済むという安心感が在るだろうし、”まともな”男性からすれば、痴漢の冤罪を被る危険性が回避出来るという利点は在るだろう。
しかし、逆差別と言えば逆差別だろう。中学の頃に車内で”痴女”に遭遇した自分からすると、だったら「男性専用車両」も設けるべきではないか?とも思う。おかしな輩は決して男性だけに存するのではない。
百歩譲っても、終日、女性専用車両を導入するのはやり過ぎだと思う。これではまるで、アメリカ南部等に存在していた”人種隔離バス”と同じ匂いを感じてしまう。
導入するのであれば、通勤ラッシュ時限定にすべきだろう。又、「女性専用車両が最後部車両に設定されているのは、移動面で不便。」とクレームを述べている女性の姿が報道されていたが、地獄の様な混み具合を味わわされている男性の身からすると、「そこ迄贅沢は言わないで欲しい!」と言いたくなってしまうのは許されない事だろうか?
私は誤認逮捕すらされたくないですから,女性専用車両には賛成です.
ちなみに我々の世界では,若い女性患者さんを診察する時には必ず女性看護師さんに立ち会ってもらうようにしてます.理由は,お分かり頂けますよね.
自動改札も関西が最初だしね、何せ私鉄との競争が激しいからね。
でも、その競争が今回の事故を誘発したと言っても過言ではない。
目に見えにくい、安全という基本的なサービスを何処まで、乗客が理解するかが問題だ。
自分の記事でも同じような意見を述べていたので、
トラックバックさせていただきます。
よろしくお願いします。
女性専用車、についてですが概ね私は賛成です。上の件も下手をしたらと思うとぞっとしてしまいます。
他の犯罪が‘いかに犯人であるか’を立証するに対し、痴漢は‘いかに犯人でないか’を証明しなければならないことが冤罪が多いと言われるゆえんなのでしょう。
今の日本社会、オヤジ=キモイ、キタナイの筆頭でしょうし、日本の男性全てが『痴漢予備軍』扱いですからこういう逆差別的なことも認められるんでしょうね。
私はこんなある意味侮辱的な扱いを受けても、犯罪者にされるよりはましだと思ってしまいますが…。
私は女性専用車の導入自体は賛成なんですが、続けるなら女性の側にも専用車を積極的に使って一般車の混雑緩和に協力して欲しいなとは思ってます。それが権利に伴う責任じゃないかと。
それと、
埼京線の女性専用車は朝と深夜だけの設定ですが、女性用育毛剤の広告がデカデカと貼ってあるのを先日目撃しました。広告主の着眼点は理解できるけど、あれでは設定外の時間でも男性は足を踏み入れにくくなってしまうので、ちょっと無神経と感じました。
ほか関西のJRなどは時間を限って設定しています。
時間制のほうは、いつから変わったのかすごくわかりにくいです。そのためか守られていないようにも見えます。
地下鉄のは混み具合も同程度で(若干女性車が少ないかも)、その点の不公平もなさそうです。
ただ設定位置がエレベータ前になることが多い車なので「身障者や車椅子の方は、男性でも利用ください」というアナウンスをしています。
新幹線で新神戸から急いで乗ったのか、知らずに乗ってしまう男の人がままありますが、それはご愛嬌ということで。
痴漢に間違われて、仕事まで辞めて闘った人の話などもあり、女性専用車も止むを得ないのかなと思います。
かなり前の話ですが、帰りのラッシュアワー時に目的駅で降りようと網棚からカバンをおろそうとした瞬間、ブレーキがかかってバランスを崩し、隣に立ってた若い女性のおでこにカバンの角が直撃したんです。けっこう思いっきり当たってしまったので、一緒に下車しお詫びとしてお茶を1杯ご馳走させて頂きました。「電車男」のように恋愛になど発展したりしませんでしたが、女性専用車両が導入されることによってこういう「出会い」も減ってしまうのかなと考えるとちょっと淋しかったりもします・・・。
自分は都内に住んでないんで、女性車両に乗ったことはないですけど、想像するとかなり恥ずかしそうですね;
確かに女性専用は通勤ラッシュの時だけにしてほしいですよね;でも通勤時に男性専用作ると、なんかあっち系の人とかが喜んじゃうかもしれませんね
難しい問題ですね;
なぜかドイツ版のウィキペディアに痴漢などに関する詳細な記事が出ていました。(読めませんが、文が長い!女性車両らしき単語も見受けられます。)
http://de.wikipedia.org/wiki/Kategorie:Sex_in_Japan
http://de.wikipedia.org/wiki/Chikan
作成者は重度の日本マニアでしょうが、なんとも恥ずかしい・・・。知らない人が見たら、「おお日本の男は変態だ。」ぐらいに思いますからね。ただでさえ北ヨーロッパでの日本男性のイメージは「妻を殴ったり、抑圧する」(=戦前のイメージや年寄り観光客の振る舞いから来る印象か?あとメディアでの「日本特集」で繰り返し流される「日本企業=男尊女卑」。日本公開はされていませんが、フランス女性が日本で酷い目に遇う映画が当地ではヒットしています。内容は男の上司がいかに傲慢でセクハラをするか、というもの)が多かったりしますからね。
ちょっと横に逸れてしまいましたが^^;やはり歪んだ意識の持ち主が多いのはなぜなのか?それを解明することを怠り、小手先の手段に頼らざるを得ないのは残念です。
ハムぞー様、drop様&kawahara様に関しては、皆様方のブログの方にレスを付けさせて戴こうかとも思ったのですが、関連する記事が無い上に、かなりの長文を無関係な記事に書き込んでしまうのもまずいかなと判断し、こちらの方に書かせて戴く事にしました。
昔勤務していた会社で、夜間に同僚(A氏)がアシスタントの女性(B子)に猥褻行為を成したという事で処分を受けました。非常に真面目な人物だったので、その様な事をしたのが信じられませんでした。結局、彼は会社に居た堪れなくなり、退職してしまったのですが、どうやら彼はその女性にはめられたというのが事実だった様です。
と言うのも、B子と同じ派遣会社の人物から、後になってその時の状況を聞かされたからです。何でも、B子はずっとA氏に対して恋心を抱いていたのですが、相手にされなかった事から、残業で二人だけになったオフィスで、急に乱暴されそうになったと騒ぎ立て、恨みを晴らそうと思ったというのです。B子としては、それで少しでもA氏が自分に向いてくれればと思ったそうなのですが(常識で考えれば、余計に嫌気が差すだけと判りそうなものですが。)、まさか退職してしまうとは思わなかったと。悪い事をしてしまったと泣きながら語っていたという事なのですが、最早後の祭りだったという訳です。真相は闇の中ですが、もしこの話が本当だったとしたら、冤罪で人生を狂わされてしまったA氏という事になります。
又、以前、混み合った電車に乗っていた際、手に提げた鞄が落ちそうになってしまった為グッと握り直した所、運悪く傍に居た女性の御尻を鞄が触れる形になってしまいました。彼女は痴漢だと思ったのでしょう、キッとした目でこちらを睨み付けて来ました。それ以降、混んだ車内では両手を必ず上に上げる様にしている自分です。
「李下に冠を正さず。瓜田に履を納れず。」という故事が在りますが、正に「疑われる様な事柄は、一切排除すべき。」と思わされる話です。
そういう意味では、女性専用車両の導入は仕方ない事なのかなあと自分も思います。唯、導入するにしても通勤ラッシュ時に限るべきではないかと。一般車両に座席の空きが無く、逆に女性専用車両はがら空きの状態。そういう状態であっても、男性(特に高齢者)が入り難い雰囲気の在る女性専用車両って何か変だなあと思うのですが・・・。