今季のセ・リーグの順位予想では、3位に予想していたカープ。「ルーキーの大瀬良大地投手やジャイアンツから移籍した一岡竜司投手等が活躍したら、優勝争いに絡んで来るかもしれないなあ。」とは思っていたが・・・。
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「広島“首位対決”制し、2年振り単独首位 野村は巨人戦初勝利」(4月8日、スポニチ)
広島は巨人との首位対決を制し、9試合消化時点では2012年4月8日以来となる単独首位に躍り出た。
2回、中前打で出た先頭のエルドレッドが犠打で二進し、廣瀬が左中間へ先制の適時二塁打を放った。3回には2死一、三塁からのエルドレッドの適時打で1点を追加。9回には2死三塁から代打の堂林が右翼席へ2点本塁打を放ち、リードを広げた。投げては野村が6回6安打1失点。巨人戦初勝利を挙げた。
巨人は先発の内海が3回途中で危険球退場するアクシデントが在ったものの、其の後を受けた救援は8回迄無失点。しかし、9回にマシソンが2ランを被弾した。打線も走塁死等拙攻が目立ち、1点止まりだった。
広島が巨人と首位同士で直接対決するのは、1992年4月14日(両チーム4勝2敗)以来。22年前は広島が11―9で乱打戦を制したが、今回は一転、投手戦となった。
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今季のセ・リーグ、昨日迄の段階では「投手陣が確りしているチーム(カープ及びジャイアンツ)」と「投手陣が崩壊状態のチーム」(タイガース、ドラゴンズ、ベイスターズ、そしてスワローズ。)とに、ハッキリ分かれてしまった感が在る。カープが単独首位になれたのも、偏に「防御率2.09(昨日の試合終了時点。以下同じ。)」という投手陣の頑張りが在ればこそ。
カープがジャイアンツと首位同士で直接対決するのは22年振りの事だそうだが、「1992年のセ・リーグは、どういう状況だったのか?」と調べてみた所、此方に詳細が記されている様に「開幕から暫くはカープが好調さを見せる一方、ジャイアンツは絶不調で最下位を直走る展開。当時、ジャイアンツの監督は藤田元司氏で、窮余の策としてライオンズから大久保博元選手を獲得した所、彼の活躍も在ってチームは急上昇。優勝争いはスワローズ、ジャイアンツ、そしてタイガースの三つ巴となるも、最終的にはスワローズがジャイアンツ及びタイガースに2ゲーム差を付けて優勝。」となっている。
話を元に戻すが、昨日の「ジャイアンツvs.カープ」戦、カープの先発・野村投手が好投したのは確かだけれど、ちぐはぐな攻めによってジャイアンツが自滅したという面も在る。
又、ジャイアンツを「投手陣が確りしているチーム」と記したが、昨年盤石だったリリーフ陣(山口鉄也投手、スコット・マシソン投手、そして西村健太朗投手)には不安が在る。特に6試合を投げて「防御率10.80(昨シーズンは1.03)」のマシソン投手は、打たれ捲りという状況。
「ジャイアンツが断トツの優勝。」と予想したが、カープが怖い存在になりそうだ。