昨夜行われた「ジャイアンツvs.ドラゴンズ」戦で、ジャイアンツの阿部慎之助選手が通算本塁打数「400本」を達成した。通算400本を達成したのは史上19人目で、捕手で言えば野村克也氏、田淵幸一氏に続く、史上3人目。ジャイアンツでは王貞治氏、長嶋茂雄氏に続く、史上3人目の快挙となった。
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「NPBでの本塁打ランキング」(2019年6月1日時点)
1位: 王貞治氏(868本-約10.6打数に1本)
2位: 野村克也氏(657本-約15.9打数に1本)
3位: 門田博光氏(567本-約15.6打数に1本)
4位: 山本浩二氏(536本-約15.0打数に1本)
5位: 清原和博氏(525本-約14.8打数に1本)
6位: 落合博満氏(510本-約14.9打数に1本)
7位: 張本勲氏(504本-約19.1打数に1本)/衣笠祥雄氏(504本-約18.6打数に1本)
9位: 大杉勝男氏(486本-約15.9打数に1本)
10位:金本知憲氏(476本-約18.7打数に1本)
11位:田淵幸一氏(474本-約12.4打数に1本)
12位:土井正博氏(465本-約18.6打数に1本)
13位:タフィ・ローズ氏(464本-約13.5打数に1本)
14位:長嶋茂雄氏(444本-約18.2打数に1本)
15位:秋山幸二氏(437本-約18.2打数に1本)
16位:小久保裕紀氏(413本-約18.0打数に1本)
17位:中村紀洋氏(404本-約19.5打数に1本)
18位:山崎武司氏(403本-約17.7打数に1本)
19位:阿部慎之助選手(400本-約18.4打数に1本)
20位:山内一弘氏(396本-約19.4打数に1本)
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通算本塁打400本以上達成者の中で、1本当たりの平均必要打数が最も少ないのは「王貞治氏の約10.6打数」で、逆に最も多いのは「中村紀洋氏の約19.5打数」という結果に。
2013年辺り迄の阿部慎之助選手の打撃の凄さからは、「長嶋茂雄氏の通算本塁打『444本』を軽く超える選手になるだろうな。」と思っていた。なので、「400本達成迄、意外と月日を要したな。」というのが正直な気持ちだし、「“記憶の長嶋”とは言われるけれど、記録面でも凄いんだなあ。」と改めて感じた。
因みに、(400本未満の)現役選手で400本に最も間近なのは「ライオンズの中村剛也選手の393本(歴代21位)」(2019年6月1日現在)。1本当たりの平均必要打数は「約13.7打数」というのだから、王貞治氏、田淵幸一氏、そしてタフィ・ローズ氏に続く少なさ。凄い!
恐らくは今季限りでの現役引退という事になるだろうけれど、阿部選手の快挙を心から祝福したい。通算400本達成、本当におめでとう!!