ＸＸＸ離れ

当ブログも、今日で２０年目に突入！！昔で言えば、“成人”を迎えた事になる。未来永劫に更新し続けられる訳では無いが、覗いて下さっている方が居られる限り、更新し続けて行きたい所存。

７月１４日付け東京新聞（夕刊）に、「暴力団離れ　若者に広がる　～暴対法３０年　勢力最少２．２万人～」という記事が載っていた。

警察庁が今年３月に公表したデータによると、「暴力団の構成員と準構成員の数は、昨年末時点で２万２，４００人で、２００５年から１８年連続で減少し、統計が残る１９８５年以降で過去最少だった。」と言う。又、「年齢別に見ても、４０歳以上の割合が８割以上」と、暴力団内の“高齢化”が進んでいる。」とも。

暴力団の構成員＆準構成員の数が減り続けている最も大きな要因は、１９９２年３月１日より施行された「暴対法（暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律）」だ。禁止される具体的な行為は此方に記されているが、「暴力団の構成員＆準構成員だと、全うな社会生活を送る事が非常に困難になる。」事から、“足抜け”する者が続出している様だ。

加えて、“若者の暴力団離れ”が在る。２０年程前だと、暴走族や不良グループを“卒業”すると、其の儘暴力団に入る例が散見されたが、丁稚奉公的な上下関係の厳しさや収入の不安定さ等に嫌気が差し、暴力団に入らないケースが増加。

暴力団の構成員＆準構成員の数が減り続けている事や若者の暴力団離れが進んでいるのは良い事だが、巷間言われている様に「暴力団に所属しないで犯罪を行う集団、所謂“半グレ”による犯罪が増加している。」というのは困った物だ。“網”を掛け易い暴力団とは異なり、「全く面識の無い者同士が、ＳＮＳを通じた“闇バイト”で集まり、犯罪行為を働く半グレは、実態が判り難くて取り締まりが困難。」とされる。