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「2歳児が1日40本喫煙・・・インドネシアで波紋」(5月29日付けスポーツ報知)
2歳児のヘビー・スモーカー!インドネシアの2歳児、アルディ君が1日40本の喫煙をしているとデイリー・メール等複数の海外メディアが伝え、波紋を広げている。記事では、写真付きで「愛煙家」振りを紹介。警鐘を鳴らしているが、父は「息子は健康に見える。」と周囲の忠告に耳を貸さないと言う。世田谷井上病院の井上毅一理事長は「ニコチン中毒症になる可能性が在る。」と指摘した。
インドネシアに住む2歳児のヘビー・スモーカーが波紋を広げている。複数の海外メディアによると、アルディ君一家はインドネシアの南スマトラ州に住んでいる。1歳6ヶ月から煙草を始め、1日40本、銘柄も決めていると言う。玩具のトラックに跨り、一服する姿は「中年トラック運転手のパロディーの様だ。」(デイリー・メール紙)と伝えている。他に、手に煙草を持ち、美味しそうに煙を吐き出す写真等も掲載されている。
周囲からは、煙草を止める様忠告する人も多く、アルディ君の母(26歳)も「息子は完全に中毒になっている。煙草を取り上げるようなものなら、怒り出し、泣き叫び、壁に頭を打ち付けるのです。息子は眩暈がしたり気分が悪いと言うのですが・・・。」と困惑を隠せない。しかし、漁業を営む父(30歳)は「とても健康的に見える。問題は無い。」と周囲の忠告に耳を貸さないという。
事態を重く見た行政機関は新車を与える代わりに煙草を止めさせる様説得したが「煙草を取り上げると癇癪を起こす。」と応じていない。中央統計局によると、インドネシアでは、3歳から15歳の子供の内、25%に喫煙経験が在り、3・2%は自発的に喫煙する。2001年は、5歳から9歳迄の喫煙者が0・4%だったが、2004年には2・4%に急増している。
2歳児が喫煙した場合、どの様な影響が在るのか。世田谷井上病院の井上理事長は「成長に影響が在るのは当然ですが、肺癌よりもニコチン中毒になる可能性が在ります。」と話す。「煙草の煙は口や鼻の粘膜、皮膚から吸収されます。涎、吐き気、眩暈、頭痛、発汗、動悸、時には失神する場合も在ります。」。アフガニスタンや北朝鮮等政情が不安定な国では、幼児が喫煙する事も少なくないと言う。
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昨夕のニュース番組で偶然この報道を目にしたが、煙草を吸っているこの2歳児の姿はヘビー・スモーカーのおっさんそのもの。煙草の持ち方や煙の吐き出し方は堂に入っており、「吸い慣れているなあ。」と感じた。(こちらに、その写真が載っている。)
インドネシアが「喫煙大国」で在る事、そして20歳未満の喫煙者が結構多い事は以前より見聞していたけれど、「2004年の時点で、5歳から9歳迄の喫煙者が2.4%も居た。」というのは驚き。インドネシアに於ける「法律上の喫煙可能年齢」がどうなっているのかは知らないのだが、こちらの情報を拝見する限りでは、“少なくとも”2歳児の喫煙は許されていないだろう。*1法で喫煙が許されていない年齢で在っても、例えば10代半ば位の子がこそっと隠れて煙草を吸っている様なケースは「仕方無いなあ。」と苦笑い出来なくも無いけれど、流石にそれよりも年下の子供の喫煙となると笑って済まされない。
今回の子供がどういう経緯で喫煙する様になったかは判らないけれど、想像するに父親が与えたのではなかろうか。(ニュースでも父親らしき男性が、喫煙している2歳児の横でヘラヘラ笑っていたし。)「とても健康的に見える。問題は無い。」と語った父親だけに、「喫煙は子供の意思で行っている事で、それを止めるのはとんでもない話。」位言いそうな感じが。しかし「本人の意思」を持ち出したとしても、2歳児の子供に「喫煙が健康に与える害」等を含めた総合判断が出来る訳も無く、“結果的に”放置している母親も含めて、嘗ての「悪魔ちゃん命名騒動」の馬鹿親と同じ範疇に在る様に思えて仕方無いのだが、それとも単なる「文化の違い」という事で理解しなければいけない事なのだろうか?
又、同国の行政機関は「新車を与える代わりに、煙草を止める様に説得した。」と在ったが、これもどうかと思う。違法行為で在る“ならば”、毅然と法で親を罰するべきで、「物を与えるから、その代わり喫煙を止めさせなさい。」というのは変。こんなのが通るのだったら、不埒な親達が幼児に煙草を与え、「家にも新車を寄こせ!」なんで言い兼ねないだろうし。
*1 その後の報道によると、インドネシアでは「喫煙に関する年齢制限」は無い様だ。即ち2歳児が煙草を吸っても、法的には問題無いという事になるそうだが・・・。
「2歳児が1日40本喫煙・・・インドネシアで波紋」(5月29日付けスポーツ報知)
2歳児のヘビー・スモーカー!インドネシアの2歳児、アルディ君が1日40本の喫煙をしているとデイリー・メール等複数の海外メディアが伝え、波紋を広げている。記事では、写真付きで「愛煙家」振りを紹介。警鐘を鳴らしているが、父は「息子は健康に見える。」と周囲の忠告に耳を貸さないと言う。世田谷井上病院の井上毅一理事長は「ニコチン中毒症になる可能性が在る。」と指摘した。
インドネシアに住む2歳児のヘビー・スモーカーが波紋を広げている。複数の海外メディアによると、アルディ君一家はインドネシアの南スマトラ州に住んでいる。1歳6ヶ月から煙草を始め、1日40本、銘柄も決めていると言う。玩具のトラックに跨り、一服する姿は「中年トラック運転手のパロディーの様だ。」(デイリー・メール紙)と伝えている。他に、手に煙草を持ち、美味しそうに煙を吐き出す写真等も掲載されている。
周囲からは、煙草を止める様忠告する人も多く、アルディ君の母(26歳)も「息子は完全に中毒になっている。煙草を取り上げるようなものなら、怒り出し、泣き叫び、壁に頭を打ち付けるのです。息子は眩暈がしたり気分が悪いと言うのですが・・・。」と困惑を隠せない。しかし、漁業を営む父(30歳)は「とても健康的に見える。問題は無い。」と周囲の忠告に耳を貸さないという。
事態を重く見た行政機関は新車を与える代わりに煙草を止めさせる様説得したが「煙草を取り上げると癇癪を起こす。」と応じていない。中央統計局によると、インドネシアでは、3歳から15歳の子供の内、25%に喫煙経験が在り、3・2%は自発的に喫煙する。2001年は、5歳から9歳迄の喫煙者が0・4%だったが、2004年には2・4%に急増している。
2歳児が喫煙した場合、どの様な影響が在るのか。世田谷井上病院の井上理事長は「成長に影響が在るのは当然ですが、肺癌よりもニコチン中毒になる可能性が在ります。」と話す。「煙草の煙は口や鼻の粘膜、皮膚から吸収されます。涎、吐き気、眩暈、頭痛、発汗、動悸、時には失神する場合も在ります。」。アフガニスタンや北朝鮮等政情が不安定な国では、幼児が喫煙する事も少なくないと言う。
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昨夕のニュース番組で偶然この報道を目にしたが、煙草を吸っているこの2歳児の姿はヘビー・スモーカーのおっさんそのもの。煙草の持ち方や煙の吐き出し方は堂に入っており、「吸い慣れているなあ。」と感じた。(こちらに、その写真が載っている。)
インドネシアが「喫煙大国」で在る事、そして20歳未満の喫煙者が結構多い事は以前より見聞していたけれど、「2004年の時点で、5歳から9歳迄の喫煙者が2.4%も居た。」というのは驚き。インドネシアに於ける「法律上の喫煙可能年齢」がどうなっているのかは知らないのだが、こちらの情報を拝見する限りでは、“少なくとも”2歳児の喫煙は許されていないだろう。*1法で喫煙が許されていない年齢で在っても、例えば10代半ば位の子がこそっと隠れて煙草を吸っている様なケースは「仕方無いなあ。」と苦笑い出来なくも無いけれど、流石にそれよりも年下の子供の喫煙となると笑って済まされない。
今回の子供がどういう経緯で喫煙する様になったかは判らないけれど、想像するに父親が与えたのではなかろうか。(ニュースでも父親らしき男性が、喫煙している2歳児の横でヘラヘラ笑っていたし。)「とても健康的に見える。問題は無い。」と語った父親だけに、「喫煙は子供の意思で行っている事で、それを止めるのはとんでもない話。」位言いそうな感じが。しかし「本人の意思」を持ち出したとしても、2歳児の子供に「喫煙が健康に与える害」等を含めた総合判断が出来る訳も無く、“結果的に”放置している母親も含めて、嘗ての「悪魔ちゃん命名騒動」の馬鹿親と同じ範疇に在る様に思えて仕方無いのだが、それとも単なる「文化の違い」という事で理解しなければいけない事なのだろうか?
又、同国の行政機関は「新車を与える代わりに、煙草を止める様に説得した。」と在ったが、これもどうかと思う。違法行為で在る“ならば”、毅然と法で親を罰するべきで、「物を与えるから、その代わり喫煙を止めさせなさい。」というのは変。こんなのが通るのだったら、不埒な親達が幼児に煙草を与え、「家にも新車を寄こせ!」なんで言い兼ねないだろうし。
*1 その後の報道によると、インドネシアでは「喫煙に関する年齢制限」は無い様だ。即ち2歳児が煙草を吸っても、法的には問題無いという事になるそうだが・・・。