ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“備えた環境”を作る

2020年04月19日 | 時事ネタ関連

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「8都府県病床の空き20%未満 院内感染や人手不足も深刻」(4月18日、共同通信

新型コロナウイルスに対応出来る病床が感染者で埋まり、東京都大阪府滋賀県沖縄県等8都府県で、空きが20%未満となっている事が18日、共同通信の調査で判った。緊急事態宣言の対象に追加された地方都市でも、病床が逼迫している。院内感染も相次ぎ、全国の医療機関でマスクや人手の不足が深刻化している事も判明した。

8都府県は他に石川県兵庫県香川県福岡県。地方都市では元々病床数や医療従事者が少ない。一度感染爆発が起これば、必要な治療が行えず、一気に医療崩壊繋がる恐れが在り、体制整備が急務となる。
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先週の水曜日(15日)、NHKBS1で「パンデミックとどう闘うか2『調査報告 新型インフルエンザの恐怖』」という番組が放送された。「パンデミックが、何時発生してもおかしくない。」という事や、「人工心肺装置が全く足りていない等、万が一に備えた体制作りが急務。」で在る事を警告する内容だったが、驚くのは此の警告がされていたのは「2008年にNHKスペシャルで放送された『調査報告 新型インフルエンザ』内でだった。」という点。「2008年当時、インドネシアではH5N1型の鳥インフルエンザが人へ感染し、猛威振るっていた。ウイルス変異し、人から人へ感染する新型インフルエンザになれば、全世界で最悪1億人の死者が出ると警告されていた。」という状況で、「調査報告 新型インフルエンザ」という番組は作られていたのだ。“12年前の警告”が、“今”は現実となっている。「新型コロナウイルスが流行し出した頃、こんなにも恐ろしい状況になるとは想像していなかった自分。」なので偉そうな事は言えないけれど、12年前から多くの人が真剣に取り組んでいれば、状況はもっと変わっていた事だろう。

今回の新型コロナウイルス感染拡大では、世界中で大きな影響が出ている。“院内感染による医療崩壊の可能性”も其の1つだが、『医療従事者の負担減&感染防止の観点から、ロボットで置き換えられる部分は、可能な限り置き換えて行く。』という、“備えた環境”を作るのが大事だなあ。と、最近強く思う様になった。

7年前の記事「自動運転」、そして4年前の記事「機械を過信してはいけない」等で書いている様に、“安直な機械化”に大反対な気持ちは変わらないけれど、様々な危険性を排除した上での最悪の状況に備えた機械化ならば必要だろう。

「備えた環境を作る。」というのは、医療現場だけでは無い。「可能な限り、自宅で仕事を行える様にする。」というのもそうだ。「誰もが皆、自宅で仕事を行える訳では無い。」し、“普通の状況”では通勤する形で良い。でも、今回の様な状況になった時は、「可能な人が、可能な限り、自宅で仕事を行える様にする。」という体制が出来上がっていれば、素早い対応が可能だろう。


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