ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「悲嘆の門」

2015年05月09日 | 書籍関連

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日本縦断し、死体を切り取る戦慄の殺人事件が連続して発生する。ネット上の噂を追う大学1年生・三島孝太郎(みしま こうたろう)と、退職した刑事・都築(つづき)の前に、“其れ”が姿を現した!人の心に渇望が満ちる時、姿を現す物とは?

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宮部みゆきさんの小説悲嘆の門」は、2009年に上梓された「英雄の書」の続編と言える作品。「英雄の書」では、正義という概念”の危うさを考えさせられたが、今回の「悲嘆の門」でも同様の思いを持たされた。そして、言葉の重みという物も。

 

最初の展開は面白かったのだが、話が進むに連れて、読むのがしんどくなった。ファンタジー小説なのか社会派ミステリーなのか、良く判らない位置付け感情移入を妨げるし、ファンタジー小説では定番と言って良い「現実社会には無い、独自の設定。」に戸惑わされ続けたので。

 

此の手のタイプの小説、好きな人には受けるだろうが、苦手な人は全く受け付けない様に思う。自分の場合は後者

 

「無駄に数が多い作品。」といった印象しか残らず、総合評価は星2つ


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