”大阪近鉄バファローズ”の背番号「1」はどうなったんだろうか?近鉄バファローズの大エース鈴木啓示投手の背番号であり、パ・リーグ唯一の永久欠番の事だ。大阪近鉄バファローズがオリックスブルーウェーブと合併し、オリックスバファローズと名前を変えた際、背番号「1」を永久欠番として引き継ぐか考慮中とされた。結論は出たのだろうか?
プロ野球界で多くの功績を残した選手の背番号を、その選手の栄誉を称えて所属チーム内では二度と使えない様にする。それが永久欠番。*1セ・パ併せて、14の永久欠番が存在する。野球を単なるビジネスとしてしか捉えていないチーム首脳にとっては、単なる数字に過ぎないだろう。しかし、そのチーム、ひいては野球を愛する者にとっては、掛け替えのない数字なのだ。「たかが永久欠番、されど永久欠番」。プロ野球70年の歴史で、脈々と受け継がれて来た”宝物”と言っても良いだろう。
先日、或るテレビ番組の特集で、合併に伴う諸問題解決の為奔走する中村GMの姿を見た。管理者として冷静に事に当たろうとする反面、一人の野球人として選手達を思う複雑な胸中が窺い知れた。不手際が続くオリックス・フロントの中で、それは唯一と言っても良い救いの部分であった。そんな彼であれば、永久欠番の持つ重みを充分理解してくれていると思うし、そう信じたいのである。
*1 長嶋茂雄氏が、選手時代の彼の背番号「3」が永久欠番になって以降、監督として自身が望んで「3」を付けた例は在る。
プロ野球界で多くの功績を残した選手の背番号を、その選手の栄誉を称えて所属チーム内では二度と使えない様にする。それが永久欠番。*1セ・パ併せて、14の永久欠番が存在する。野球を単なるビジネスとしてしか捉えていないチーム首脳にとっては、単なる数字に過ぎないだろう。しかし、そのチーム、ひいては野球を愛する者にとっては、掛け替えのない数字なのだ。「たかが永久欠番、されど永久欠番」。プロ野球70年の歴史で、脈々と受け継がれて来た”宝物”と言っても良いだろう。
先日、或るテレビ番組の特集で、合併に伴う諸問題解決の為奔走する中村GMの姿を見た。管理者として冷静に事に当たろうとする反面、一人の野球人として選手達を思う複雑な胸中が窺い知れた。不手際が続くオリックス・フロントの中で、それは唯一と言っても良い救いの部分であった。そんな彼であれば、永久欠番の持つ重みを充分理解してくれていると思うし、そう信じたいのである。
*1 長嶋茂雄氏が、選手時代の彼の背番号「3」が永久欠番になって以降、監督として自身が望んで「3」を付けた例は在る。
というように書かれていますが、彼の発言のニュアンスが出ていませんね。
「永久欠番1」は「近鉄の鈴木」にもらったもので、もうその球団が消えた!のだから、そんな主張をしたくないし、邪魔をしてもいけないという悲しい寂しい鈴木氏の気持ちが全く出ていません。
(ベースボールマガジン冬季号の鈴木氏と福ちゃんとの対談は、同級生同士でのざっくばらんな話の中に、二人の球団消滅に対する心境が描かれている記事です。参考にご一読ください。)
鈴木氏の解説は説教臭くて嫌いですが、今回の発言は理解しますし支持します。
だって来年からあるのは、バファローズと名乗っているだけの、近鉄から大量に選手補強した、違う球団ですもの。
本当に継承する気持ちなら真っ先に「ウチは継承するから、後藤君その番号遠慮して欲しい」と彼の番号を取り上げなければいけないはずです。
私の気持ちの中に、オリ1番の後藤選手が「ボク辞退しますわ。他の○番にしてほしい」と中村GMに相談して欲しい気持ちもあります。選手はその発言の中の気持ちまでわからないかな?
今回、鈴木啓示氏のことが書かれていたので、ふと思い出したことがあります。
それはいまやドラゴンズのチームリーダーである立浪選手がルーキーの時に、NHKで中継があり、解説は鈴木啓二氏でした。
PL学園から入ってきてすぐにレギュラーになった立浪についてのコメントを求められた鈴木氏は
「この程度の野手はいくらでもいますよ。今は騒がれていてもすぐにいなくなりますよ。」
と吐いて捨てるように言った。
鈴木氏は近鉄の監督を失敗し、解説でも選手のいいところを見てあげるという姿勢がないので聞いていて胸が悪くなります。
それが当たってるならまだしも、彼の目にはものすごく暗い色眼鏡がついているに違いありません。それは自分以外はみんなだめなやつという色。
清原・桑田が衰えを隠せない今、鈴木氏がけなした立浪はまだまだ一流選手として活躍するでしょう。
結局、鈴木氏は永久欠番は近鉄のものだから、引き継ぐ必要はないと、消滅に理解を示したのだと感じます。
何分、あれはオリックスであって、バファローズなんて名称もいずれ変えてしまうのでしょうし(既にユニフォーム、旗、マスコットからは近鉄の色は無くなっているわけですし)、永久欠番もいらないんじゃないかと思います。
ちなみに、ブレーブスの7番が永欠ではないのは、阪急にはその制度がなかったからという話を聞いた事があります。もっとも、福本選手が引退した年で阪急ブレーブスもオリックスになってしまったわけですが。
ちなみに、今までの永欠選手は、近鉄を含め身売りしたことのない球団にだけ存在しています。
つまり、これは企業の表彰みたいなもの、結局プロ野球は企業の宣伝媒体であるということを、以前TBSラジオで堀井憲一郎氏(フリーライター)が言ってました。
近鉄の球団も消えるのですから、永久欠番が消えるのも自然なことなのだと認識しています。
後藤選手は何も臆することないのではと思いますよ。彼はオリックスの選手であって、近鉄の選手ではなかったのですから。