ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

唯一の零本

2016年10月19日 | スポーツ関連

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G党に衝撃・・・何と12球団で唯一25歳以下本塁打本 由伸監督も期待せず?」(10月17日、ZAKZAK

 

巨人は高橋由伸新監督(41歳)の今季のチーム・スローガンに「一新」を掲げたが、若手の台頭は全く物足りず。インターネット上で話題を呼んだランキングも、G党にチームの将来を大いに悲観させる物だった。

 

高橋監督が12日に東京大手町読売新聞本社を訪れ、就任1年目のシーズン終了報告を行った際には、球団首脳等から若手の育成、成長を強く望む注文が続出。指揮官は「若くて良い選手を獲って、確り育てないといけない。」と答えたと言う。深読みすれば、「現有戦力の若手には、多大な期待は出来ない。」とも受け取れる。事実、12月で28歳になる坂本以降、主力に成長した打者は皆無だ。

 

現代ではネット上で定型文コピー&ペースト拡散される。プロ野球ファンの間で今季流行したのが「12球団の25歳以下選手の本塁打数」。球界で「若手」に明確定義は無いが、卒8年目、卒3年目の25歳芽が出なければ、見切られても仕方無い頃合いだ。

 

ランキング1位は11月で25歳になるセ・リーグ 本塁打王筒香主砲務める横浜DeNAで58本。2位は史上初の2年連続トリプル・スリーを達成した24歳の山田擁するヤクルトの54本だ。3位は金本新監督が「超変革」を掲げ、若手を積極起用した阪神の38本。ドラフト1位の大卒新人、高山も8発を放った。

 

楽天では同じく大卒新人の茂木が7本、高卒新人のオコエもプロ1号を放った。オリックスも新人の吉田正が10本塁打。楽しみな次世代スラッガーが続々と名乗りを上げる中、何と巨人は12球団で唯一、25歳以下の選手が誰1人として本塁打を記録出来なかった。

 

高卒1年目の昨季、1本塁打をマークした岡本和真内野手(20歳)も、今季は1軍3試合出場のみで、悔しいノー・アーチ。他にも、此れと言った有望株は見当たらない。せめてG党は20日のドラフト会議に、未来への希望を見出だしたい所だ。

 

[12球団25歳以下本塁打数ランキング]

1位: ベイスターズ(58本)

2位: スワローズ(54本)

3位: タイガース(38本)

4位: ファイターズ(34本)

5位: カープ(31本)

6位: ライオンズ(26本)

7位: ゴールデンイーグルス(16本)

8位: ドラゴンズ(13本)

9位: バファローズ(12本)

10位:ホークス(10本

11位:マリーンズ(8本)

12位:ジャイアンツ(零本)

 

注>今年12月31日時点満年齢による。

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自民党シンパアンチジャイアンツ。」で知られる産経新聞其処が発行しているZAKZAKなので、今回の様な“ジャイアンツ批判の記事”は珍しく無いのだが、取り上げ方が少し片手落ちな感じがする。ジャイアンツがそうだとは言わないけれど、チームの中には「有望な選手は、2軍でじっくり育てる。」というスタンスも在るだろうから、1軍“だけ”の結果でどうこう言うのは、全体像を見誤る気がするから。

 

今季のジャイアンツの2軍、元記事で取り上げられた岡本和真選手は、イースタン・リーグで「安打:94、本塁打:18、打点:74、打率:.261」を記録した。彼の潜在能力からすれば、本塁打や打率は物足りなさを感じるが、打点王を獲得した「打点:74」はチャンスに強い事を意味し、立派と言える。

 

又、(2軍の)チームも2年連続でリーグ優勝し、ファーム日本選手権では21年振りの優勝を果たした。こういった事から、ジャイアンツに有望な若手選手が存在しない訳では無い。

 

とは言え、プロは1軍で活躍して何ぼの世界。「ジャイアンツの1軍で、25歳以下の選手の本塁打数零本。」というのは事実だ。ジャイアンツ・ファンとしては、非常に物足り無さを感じる所で在る。

 

タイガース・ファンの中からは、今季の金本采配に批判が集まっていた。チームはBクラスに沈み、疑問を感じる所が無かった訳では無いけれど、8月の記事「ジャイアンツこそ“超変革”が必要」で触れた様に、「チームを変えたい。若手選手を育てたい。」という金本監督の考えは伝わって来たし、実際に若手選手が台頭しつつ在ると、自分は評価している。だから、今回のランキングでタイガースが3位に入ったのも納得出来る。

 

一方、今季のジャイアンツの1軍は、ヴェテラン頼みの1年だった。チームの年齢構成をピラミッドで例えるならば、ヴェテランの幅が広く、若手が狭い、逆三角形型の不安定さ。ゴロフライを打っても、「必死で走れば相手野手焦りを誘い、エラーに結び付くかもしれない。」と迄全力疾走する選手が、ジャイアンツには何人た事か。チンタラ走りが目立つ様では、チームが澱む許りだ。

 

オフ、ジャイアンツは若手選手を徹底的に鍛え上げて欲しい。でないと、来季は優勝どころか、Aクラス入りも危ういだろうから。


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