ホークスの選手達及びファンの皆様、日本一達成おめでとう御座います!!
今年の日本シリーズが開幕する前、「4勝1敗でホークスが日本一。」と予想していた。投手力の良いチーム同士の対戦では在ったものの、レギュラー・シーズンでのチーム打率が「12チーム中1位のホークス」と「12チーム中最下位のドラゴンズ」というのを考え合わせると、「ドラゴンズは1勝を上げるのがせいぜいではなかろうか。」と考えたのだ。
唯、「レギュラー・シーズンでの得失点差が余りに小さい(+9点)分、ドラゴンズの投手陣の方がよりシヴィアな状況で投げ続けて来たとも言え、接戦になった際は、投手陣の精神力の強さという面で、ドラゴンズの方が勝っているかもしれない。」とも思っていた。
全7戦で、ドラゴンズ投手陣の総失点は17点。詰まり、1試合当たりの平均失点は約2.4点という事になり、投手陣は充分頑張ったと言える。第5戦こそ大差(5点差)が付いたけれど、其れ以外の試合はドラゴンズ投手陣が踏ん張りを見せて接戦に持ち込んだからこそ、第7戦に縺れ込む展開になった訳で、白熱した試合を作り上げてくれたドラゴンズ投手陣にも拍手を送りたい。
パ・リーグではホークスを応援しており、又、日本シリーズ進出権を争う「プレーオフ制度」では散々泣かされ続けて来た事も在って、「何とかホークスに日本一を達成させて上げたい。」という気持ちが自分には強かった。だからこそ、ホークスが8年振りに日本一に輝いたのは嬉しい。
胴上げの場、そしてビール掛けの場で、一番弾けていたのは孫正義オーナーだったろう。子供の如く無邪気に燥ぎ回る姿はとても大企業のトップには見えなかったけれど、“良い意味で”嘗ての大社義規オーナーとオーバーラップし、微笑ましさすら感じた。
日本一のチームが決定した一方で、我がジャイアンツのゴタゴタ劇は情けない限り。プロ野球界最大&尊ぶべきイヴェントで在る日本シリーズ開催前日に、ジャイアンツ内部の揉め事を公表したのもどうかと思っていたが、日本シリーズで盛り上がっている最中の18日には清武英利球団代表の“完全追放”を明らかにするに到っては、「野球」という文化を軽んじているとしか思えない。本当に恥ずかしい事だ。
ジャイアンツのゴタゴタ劇に関して言えば、個人的には清武氏の主張に分を感じていたし、其の思いは変わらない。唯、概して“ナベツネ”に批判的なメディア迄もが、今回に関してはナベツネよりも清武氏に批判的で在る事を考えると、「清武氏に独善的過ぎる面が在ったのかもしれないなあ。」とは感じた。(彼が岡崎郁ヘッド・コーチの留任に固執したのは、自分も疑問に感じていたし。)
とは言え、「“基本線として”、他所から選手を掻き集めるのでは無く、自分のチームで選手を育成する。」という清武氏のスタンスは正しいと思うし、「ジャイアンツが、良い意味で変わって行っている。」と捉えていたので、清武氏の完全追放は残念。
残念と言えば、「裏で色々暗躍していた“かの様に感じられてしまう”原辰徳監督。」と「清武氏の完全追放に“御墨付き”を与える“かの様な”コメントを発表した長嶋茂雄終身名誉監督。」は、其の爽やかなイメージが減じられてしまった様で残念だった。
迷走し捲るジャイアンツ、ファンとして来季以降が不安でならない。ナベツネの支配から完全脱却し、多くが魅力的に感じるチームに戻って欲しいもの。
読ませて頂きました。
7戦まで行われた事で、野球ファンの方々としてもかなり堪能できたのではないでしょうか。熱烈なウォッチャーで無い私も、締まった試合続きで見応え十分のシリーズでした。落合監督が、内川選手のテーピングを指摘した『巧者ぶり』には改めて感嘆。
選手の皆さんをはじめ首脳陣・裏方さん、そして落合監督に対して、ありがとうそしてお疲れ様でしたの思いです。
一転して、清武氏の問題。
桃井社長らに対して、渡辺主筆を球団取締役会長から辞任させ、自身を常勤監査役に就任させるよう要求していたようで、本人も認めてるとの事。
益々酷い様相となっていますね。前回書かせて頂いた株価への影響や清武氏の弁護士である人物の背景等を知ると単純な反抗とも思えないような解せない点もありますが、何にせよこの時期に「『御家芸騒動』が勃発する事で不愉快な思いをするのは誰か」を考えてもらいたいものです。
派手な打ち合いが好きな方々には物足りなさが在ったかもしれないけれど、今年の日本シリーズは見ている者をハラハラ&ドキドキさせる、実に白熱した好試合だったと思います。何処ぞのアホなチームが内紛劇を起こし、球界最大の御祭りに水を差してしまったのは本当に残念な事だけれど、幸いにも中継の視聴率は概して高かった様で、「野球人気自体は、未だ未だ低くは無い。」とホッとしたりもしました。
“人としては”正直苦手な部類の方だけれど、落合博満という人物は選手としてだけでは無く、監督としても非常に優れた存在というのを、今回のシリーズで再認識。下馬評は圧倒的にホークス有利だった中、「もう少しで日本一。」というチームに仕上げた手腕は高く評価されるべきでしょうね。御疲れ様でした。
今回の記事でも書いた様に、清武氏にも問題が在った様に感じております。ナベツネに“引退”を迫るのは判るけれど、自身のポジションを引き換えに求めたのでは、支持する人達も離れて行ってしまうでしょうね。彼の御嬢さんが読売グループで働いているという事で、其れを考えた上でも影響力を残したかったのかもしれないけれど、そうであるならば“悪い意味で”ナベツネと変わりが無くなってしまう。