ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「晴れの日」に多発するとか

2012年05月19日 | 時事ネタ関連

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「鉄道自殺『晴れの日』に多発・・・昼は飛び込み、夜は線路侵入」(5月9日、産経新聞

 

大阪府周辺で平成22年の5年間に発生した鉄道による自殺に付いて大阪府人権協会大阪市港区)が調査した所、昼間はホームからの飛び込みが、夜間は線路や踏み切りへの侵入が多い。といった傾向が明らかになった。悪天候より晴れの日に自殺が多い事も判明。1ヶ所で8件発生した場所も在り、データを分析した関西学院大李政元准教授は「調査結果をに、効果的な予防策を練って欲しい。」としている。

 

鉄道各社は、ダイヤの乱れの原因となる自殺への対応に頭を悩ませているが、抜本的な対策は無いのが現状と言う。

 

自殺防止に取り組む同協会の依頼を受け、JR西日本京阪電鉄近畿日本鉄道阪急電鉄阪神電鉄南海電鉄の計6社が、各社が把握する自殺(未遂を含む。)523件のデータを提供した。

 

自殺者の内訳は、男性が約6割、女性が約4割。平均年齢は男性49.2歳、女性49.6歳で、性別による差は無かった。年代別では、21%の60代が最多。50代(17%)と続き、50代以上が過半数を占めた。

 

約4分の3のケースで特急急行準急等の高速列車が関係。方法別では、踏み切りや線路への侵入295件(56.4%)。ホームからの飛び込み223件(42.6%)。不明5件(1%)。だった。

 

時間帯別では、侵入は午後6時~午前0時に発生する事が多く、飛び込みは正午~午後6時に多発。暗く人目に付き難い夜間は、線路に侵入しても気付かれ難い見られる。

天気との関連も浮かび上がった。李准教授によると、過去の観測データを基に府内の天候の確率を纏めた「天気出現率」は、「晴れ54.8%。曇り14.8%。雨&雪30.4%。」で、年間を通じて半分が晴れの日となる計算。

 

ところが当時の天気が判明した298件の自殺に付いて調べると、71.1%に当たる212件が晴れの日に発生していた。

 

逆に雨&雪の日の発生は7.7%に当たる23件に留まり、外出し易いかどうかが影響している事が裏付けられた。

 

確認出来た発生場所は計353ヶ所。約7割では1件しか発生していないが、「4件(15ヶ所)。5件(3ヶ所)。8件(1ヶ所)。」と複数回発生した場所も在った。李准教授は「多発箇所に共通点が無いか調査する必要が在る。」と訴える。

 

府人権協会では、相談窓口の連絡先等を明記し、自殺を思い止まる様呼び掛けるポスターを作製。6月を目途に鉄道各社の駅等に掲示する予定。

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大阪府内の「天気出現率」では「晴れの確率」が54.8%なのに、「(大阪府の鉄道会社6社で発生した鉄道自殺に占める)晴れの日に発生した鉄道自殺の割合」が71.1%というのは、確かに多い。「晴れ以外、特に雨の日の自殺が多そう。」というイメージが在るのだが、「晴れの日は外出がし易い。」の他に、晴れの日は概して、陽気な気分になる人が少なくない。陽気な気分になる人が増えると、却って自分の境遇惨めさを痛感してしまい、其れで死にたくなってしまう。というのも、晴れの日に鉄道自殺が多発する要因として在りそうな気もする。

 

、今回の記事で気を付けなければいけないのは、「晴れの日に多発する。」という傾向が見られたのは「鉄道自殺」という点。例えば「室内での自殺」という事になれば、もしかしたら「晴れ以外の日の割合」がグンと増える傾向かもしれないし。


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