WHOが22日に発表した統計によると、「19日時点でのギニア、リベリア、シエラレオネ、セネガル、ナイジェリア、スペイン、そしてアメリカの7ヶ国に於けるエボラ出血熱感染者数は9,936人で、其の内の49%に当たる4,877人が死亡した。」と言う。
セネガルとナイジェリアに関しては、WHOが既にエボラ出血熱の終息宣言を出しているが、ギニアやリベリア、シエラレオネは流行が深刻な状態に在るし、スペインやアメリカも感染者数の増加が懸念されている。エボラ出血熱の流行は、我が国とっても決して対岸の火事では無い。
エボラ出血熱は、エボラウイルスを病原体とする感染症。エボラウイルスが初めて確認されたのは、今から38年前の1976年の事。スーダンで1人の男性が高熱と頭&腹部の痛みを訴えて入院し、消化器や鼻から大量の出血をした後に死亡したのが最初だった。此の時には、感染者数が284人、死亡者数は151人。
以降、エボラ出血熱はアフリカ大陸で10回発生&流行し、「感染した際の致死率は50%~90%と高率の、非常に怖い感染症。」として知られる様になったが、今回の流行は感染規模に加え、スペインやアメリカでも感染者が出たという事で、大きく取り上げられている。一日も早く、終息してくれれば良いのだが・・・。
夕刊フジに「ちょっと医い話」というコラムが連載されているのだが、15日付けの紙面では、「感染」に付いて取り上げていた。「感染」と言っても、「エボラ出血熱の感染」に付いてでは無く、「ドアノブ感染」に付いて。
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「“ドアノブ感染”に御用心」
オフィスのドアノブ1ヶ所に付着したウイルスは、4時間後には其処で働く6割の人達の手に付く可能性が在るとの研究を、米アリゾナ大のチームが米微生物学会で発表した。
チームは、無害だが形状等がノロウイルスに似た“追跡用ウイルス”を朝の始業時にドアノブに付着させ、後で広がりを調べる実験を複数の事務所で実施。すると、ウイルスは電気スイッチや共有のコンピューターといった広範な場所で検出され、2~4時間後には4~6割の人の手からも見付かった。
ウイルスが手に付くと、顔を触った際に鼻や口から体内に入り、感染する恐れが在る。予防には、頻繁な手洗いが有効だ。
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・電車のつり革を持てない
・他人の手が触れたところは必ず除菌ティッシュで拭く
人の行動は、
間違っちゃいなかった!!のですね。
私は手洗い励行と外ではうかつに顔を触らない
というのとインフルエンザの流行時には心がけています。
マスクは顔を飛沫から守るのには役立つけど
うがいは気休めだと判断するようになりました。
インフルエンザや今回のエボラ出血熱等、ウイルス感染する病気が流行している中では、留意し過ぎても留意し過ぎる事は無いのでしょうが、そうじゃ無い“平常時”には、程度問題なのでしょうね。
自分もインフルエンザが流行しそうな時期には、(まめ)たぬき様と同じ予防行為をしています。気休めの面も結構在る様ですが、「全く何もしないよりは増しかな。」という感じです。