今日「12月24日」はクリスマス・イヴ。午後一から買い物に出掛けたが、人気のケーキ屋の前にはクリスマス・ケーキを買い求める客の列が出来ていたし、普段はそんなに混んでいない道も混み合っていた。「ボーナスに続いて給料が入り、加えて子供達は冬休みに突入。そして、クリスマス・イヴ。」という事で、外出する人が増えたのだろう。
複合商業施設に足を踏み入れると、「こんなにも子供が居たんだ。」と驚いてしまう程、多くの子供達の姿が。親に連れられ、クリスマス・ケーキやロースト・チキン、クリスマス・プレゼントを買って貰う子供達の嬉しそうな顔・・・昔と変わらない光景だ。
一方、自分が子供だった頃と比べて「変わったなあ。」と思うのは、此の時期の街の賑わい。クリスマス・シーズンという事で、街中は華やかな装飾がされているものの、昔はもっと派手だったし、何よりも賑やかな音楽が到る所で流されていた。そういう光景のピークはバブル時代で、以降はどんどん大人しくなって行った様に感じる。「騒々しい。」という苦情が増えたのかもしれないけれど、何か寂しい気がする。
11年前の記事「サンタは何処から入って来る?」で触れたけれど、自分は小学校4年生位迄、サンタ・クロースの存在を信じていた。サンタ・クロースが枕元にプレゼントを置く瞬間を見届け様と、必死になって狸寝入りをするも、結局は眠り込んでしまい、朝になってプレゼントを発見して喜ぶという繰り返し。我乍ら、「純粋な子だったなあ。」と思う。
幼少期は名古屋の片田舎に住んでおり、家の風呂は“オガライト”なるおが屑を圧縮成形した燃料を燃べて沸かすタイプ。煙を排出する為の煙突が設けられていたので、「サンタ・クロースは、煙突から家の中に入って来る。」と親から言われても、「そうなんだ。」と何も疑わずに信じていた。小人じゃない限り入れそうも無い、直径6cm位の煙突だったのに。
当時は煙突の在る家が少なからず在ったし、工場等の煙突を身近で目にする機会が結構在ったので、「サンタクロースは、煙突から家の中に入って来る。」と言われても、多くの子供達は違和感を持たずに信じられた。
でも、今の子供達は煙突自体を“日常生活の中で”見る機会は少なくなったろうし、親はサンタ・クロースの事を、どう説明しているのだろうか?サンタ・クロース云々には触れず、「クリスマス・プレゼント買って上げる。」と、普通に玩具売り場に連れて行っているのだろうか?