「“キンキン”事、愛川欽也氏が、15日に亡くなっていた。」という報道が、未明に飛び込んで来た。享年80。
2010年の玉置宏氏以降、毎年、「昭和九年会」のメンバーが亡くなられているが、彼もメンバーの1人。つい最近迄元気な姿を御見掛けしていたので、「嘘だろ!?」という驚きの思いが強い。
映画「トラック野郎シリーズ」での“やもめのジョナサン”役を始めとして、映画にラジオ番組、TV番組、舞台、エッセーと、様々な分野で軽妙洒脱さを発揮した人だった。
権力に阿る著名人が多い中、反骨精神を持つ彼が鬼籍に入った事は、本当に残念。合掌。
子供の頃、父親が良く見ていたTV番組が幾つか在る。グラハム・カー氏の「世界の料理ショー」【動画】や「スパイ大作戦」【動画】等、海外で制作されていた番組の他に、野球中継やボクシング中継を好んで見ていた。其の影響も在るのだろうが、自分も野球とボクシングが大好き。
好きなボクサーは何人か居るが、一番好きなのは“浪速のジョー”と呼ばれた辰吉丈一郎氏。「肉を切らせて骨を切る」という壮絶なボクシング・スタイルも魅力だったが、何よりも魅力的だったのは“人間性”。“やんちゃな見た目”と“優しさが伝わって来る言動”のギャップが、堪らなく好きだった。
引退はしていないものの、2009年に行った試合が“最後”となっているジョー。「そんな彼の長男・寿希也(じゅきや)君が、中学卒業後に父と同じボクサーの道に進む。」というニュースを9年前に目にした時は本当に嬉しかったけれど、結局、彼は別の道を選択し、其れが凄く残念だったっけ。
そして昨日・・・。
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「辰吉Jr.寿以輝 2回KOデビュー!父も最前列で見守った」(4月16日、スポニチ)
プロボクシングの元WBC世界バンタム級王者で“浪速のジョー”の愛称を持つ辰吉丈一郎(44歳)の次男・寿以輝(じゅいき、18歳=大阪帝拳)が16日、大阪府立体育会館で在ったスーパーバンタム級4回戦でデビュー。プロ4戦目の岩谷忠男(31歳=神拳阪神)を2回2分45秒、KOで勝利した。
1回終盤に左フックでダウンを奪い、2回もダウンを奪った。立ち上がった所に連打を纏め、レフェリーが試合を止めた。「大勢の人が見ている前で出来て、凄く楽しかった。今日の所は、素直に喜びたい。」と寿以輝。両親がリングサイド最前列で見守る中、“浪速のジョー”伝説・第2章が華々しく幕を開けた。
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次男の試合をじっと見守るジョーの姿に、嘗て息子・丈一郎選手をじっと見守っていた父・辰吉粂二氏の姿が重なってしまった。粂二氏が亡くなって、もう16年が経つ。
非常に良い闘い方をした結果、掴み取ったデビュー戦の勝利。現役選手としてリングに上がれないジョーに代わって、次男・寿以輝選手が良い試合を見せてくれた事に、思わず涙してしまった。
ボクシング界で、最初の一歩を記した寿以輝選手。本当におめでとう!そして、今後も勝利を重ねて行き、親父を超える選手になって欲しい。頑張れ!!!
あの歳まで一線というのもなかなかいませんよ。だいたいなんだかんだで脱落します。そう考えると次は「ガンバレ一線級継続選手」は関口宏でしょうか。
たけしはろれつが回ってなくて何言っているかわからないのがつらいですね。土曜の番組で周囲の人たちが愛想笑いしてるのがキツイ。あれは悲しいものですよ。
>反骨
13歳?で終戦ですね。
「革新自由連合」が華々しかった時代。
裏話といえばなんでポシャッたか。普通の人は「みんなが船頭の目立ちたがりでイカン」と思うし、私もそうだと思うんだけど、関係者だった音楽評論家中村とうようの本読んだら「幹部の竹中労が実は共産党員で、スパイやっていたから」と書いてあって驚いた。共産党や公明党のほうがああいう「革新」を強烈に恐れ、マークしていたわけです。
仰る通り、つい最近迄TV番組で御見掛けしておりましたので、キンキンの訃報に接しても、「嘘でしょ!?」という思いしか無いです。
当ブログで屡々取り上げる「昭和九年会」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%AD%E5%92%8C%E4%B9%9D%E5%B9%B4%E4%BC%9A)ですが、其のメンバーは若くして亡くなっている方が少なく無い。亡き父もそうですが、戦中に幼少期を送った人達って、“大事な時期に”栄養が充分採れなかったというのが、大人になって響いているのかもしれませんね。
キンキンの死はショックだけれど、考え様によったら、最後の最後迄“第一線”で活躍していた訳で、此れは誇って良いと思うし、本人も大満足な人生だったのではないでしょうか。
ビートたけし氏、御笑い大好き人間の自分にとっては、ザ・ドリフターズと並んで影響を受けた人物。とは言え、AK様の御指摘通り、最近の彼は滑舌が悪過ぎるし、面白く無い事を口にしても、周りが御愛想笑いをしているのが露骨に伝わって来て、嘗て大好きだった身としては、唯々辛いだけ。妙に“権力”に擦り寄る様な姿勢(此れは政治面のみならず、芸術面に於いても。)も顕著だし、醜悪さを感じる事が多いです。