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「TVの読唇術が波紋・・・ドルトSD激怒『馬鹿な行為。』」(11月8日、サンスポ)
衛星放送「SKY」が、ブンデスリーガ中継で始めた読唇術が波紋を呼んでいる。5日付ドイツ紙デア・ヴェステンが報じた。
1日の「バイエルン・ミュンヘン-ドルトムント戦」の中継でも行われ、バイエルンMのグアルディオラ監督がMFリベリーに「スボティッチに火を点けろ(狙え)!」と指示していた事等が放送された。此れに対して、ドルトムントのツォルク・スポーツ・ディレクターは「率直に言って、馬鹿な行為だ。」と激怒。バイエルンMのホルウィック広報部長は「此の様な遣り方には同意出来ない。」と不快感を示した。
スポーツビルト誌によると、同戦後には複数の選手が「SKY」のインタヴューを拒否。一方、「SKY」側は「批判される様な事は何一つ無い。」としている。
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過去に書いているが、自分はサッカーに興味が無く、故にサッカーに関する知識は皆無に等しい。従って此れから書く事は、サッカーに詳しい方々からすると「全く方向違いな主張。」と思われるかもしれないが、無知なおっさんの独り言と捉えて、読んで戴けると幸いだ。
「視聴者は、何を期待しているのか?」というのは、TV中継をする上で、TV局のスタッフが頭を悩ませる事の1つ。「フィールド上で選手や監督が話している内容を、視聴者は知りたいに違い無い。」と、SKYのスタッフは思って、中継に読唇術を取り入れたのだろう。確かに、興味を惹かれはする。
近年の野球中継では、球審のマスクやベースに小型カメラを取り付け、迫力の在る映像を見せたりする。こういうのは見ている側として面白いのだが、時々気になるのは「投手の球の握りをアップで映す。」事。大概は「投手がグラヴで握りを隠す前に、手元のアップ映像から切り替える。」のだけれど、時には思いっ切りグラヴの中の握りをアップで映している事も在る。「ベンチの裏で握りのアップ映像を見て、打者に球種を伝える。」なんていうのは、時間的にも不可能とは思うが、と言って、何か良く無い事をしている様で、凄く気になるのだ。
今回の読唇術、監督が選手に伝えた“戦略”が明らかになってしまうというのも含めて、個人的には好ましく無いと考えるのだが、サッカー・ファンの方々はどう思われるのだろうか?