現代の子供を10年前と比較した意識調査「子供の生活10年変化」を博報堂生活総合研究所が発表。10年前(1997年)に小学4年生~中学2年生(男女1,500人)を対象にした「子供調査」を、今年(2007年)はバブル景気崩壊後に誕生した所謂”アフターバブル・キッズ”の小学5年生~中学3年生(男女800人)を対象に行い、生活行動や意識を比較分析したもの。
バブル景気は「1986年12月~1991年2月」を指すのが一般的で、この未曾有の好景気が崩壊した1991年以降から2003年辺り迄の10年余は「失われた10年」と呼ばれ、社会が非常に閉塞した時代とされている。この「失われた10年」に生まれ育った子供達(1992年~1997年生まれ)と、「他者との人間関係や社会システムの変化に対してスイスイと機敏に適応出来る。」として”アメンボキッズ”と称された10年前の子供達(1982年~1987年生まれ)との間に様々な差が見られるのが興味深い。
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「自分が欲しい物は何ですか?」(複数回答可)
2007年 1997年 変化
1位 御金 54.8% 59.6% -4.8
2位 良い成績 54.0% 44.9% +9.1
3位 時間 35.5% 26.1% +9.4
4位 自由 33.0% 26.6 +6.4
5位 ツキ・運 27.1% 34.% -7.2
前回も今回も1位は共に「御金」だが、その割合は微減している。それに対して大幅に増加したのが3位の「時間」(+9.4)や2位の「良い成績」(+9.1)、4位「自由」(+6.4)という点に、「勉強や日々の生活に追われて、ゆとりが減少している子供達。」の姿が窺えるとしている。
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「もっと増やしたい時間は何の時間ですか?」(複数回答可)
2007年 1997年 変化
1位 睡眠時間 64.9% 61.7% +3.2
2位 友達と過ごす時間 61.9% 63.5% -1.6
3位 ぼんやり過ごす時間 31.9% 22.7% +9.2
4位 テレビを見る時間 29.0% 38.7% -9.7
5位 勉強をする時間 26.0% 18.8% +7.2
前回1位だった「友達と過ごす時間」を抜いて「睡眠時間」がトップとなり、約3分の2の子供がより多くの睡眠時間を欲している結果に。3位の「ぼんやり過ごす時間」(+9.2)と5位の「勉強をする時間」(+7.2)が大幅に増え、逆に4位の「テレビを見る時間」(-9.7)と(此処では紹介していない)7位の「テレビゲームをする時間」(29.9%→19.8%、-10.1)が大幅に減少しているという点でも、ゆとりが減少している様に思える。学校からの帰りに公園や広っぱ、山、川等で遅く迄泥だらけになって遊んでいた我が子供時代を思うと、時代が変わったとは言え「今の子供達は可哀想だなあ・・・。」と感じてしまう。
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「友達は何人位居ますか?」
1人当たりの友人の平均人数は、1997年の50・7人から今年は66・6人に増えている。平均人数で言えば男子は20・2人、女子は11・8人増えており、男子の伸び幅が大きい。又、「101人以上友達が居る。」と答えた子も約1割から2割弱に増えたという。
この結果に付いて同研究所の山本貴代・上席研究員は「友人が増えたのはIT環境が整い、関係を維持出来るツールが広がった為。」としている。確かに「携帯電話やパソコンでメールの遣り取りをする友人が居る。」という設問に対し約6割が「はい」と回答し、”メル友”数も平均24.5人という結果なのだから、「友人関係を維持出来るツールの広がりが、友人数の大幅な増加に繋がった。」という説は頷ける。
「『友達』という概念自体が変わって来ているのかなあ?」という気も。自分が子供だった自分を振り返ると、「友達」と呼べる存在はそれ程篦棒な数で無かった様に思う。勿論、時代の差や個体差は在るだろうが、友達という関係はもっと濃密な物ではなかったか?今回の調査結果の中に「一度も会った事が無いメル友が居る。」とした子が12.5%居たそうだし、「友達でも間柄によって、連絡方法(電話、メール等)を区別する。」とした者も4割を超えたという事で、「リアルな付き合いの濃密さは別にして、『兎に角、多くの人と繋がっていたい。』という強迫観念の様な思いすら抱えている子供が増えて来ているのかなあ。」という気もしている。
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バブル景気は「1986年12月~1991年2月」を指すのが一般的で、この未曾有の好景気が崩壊した1991年以降から2003年辺り迄の10年余は「失われた10年」と呼ばれ、社会が非常に閉塞した時代とされている。この「失われた10年」に生まれ育った子供達(1992年~1997年生まれ)と、「他者との人間関係や社会システムの変化に対してスイスイと機敏に適応出来る。」として”アメンボキッズ”と称された10年前の子供達(1982年~1987年生まれ)との間に様々な差が見られるのが興味深い。
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「自分が欲しい物は何ですか?」(複数回答可)
2007年 1997年 変化
1位 御金 54.8% 59.6% -4.8
2位 良い成績 54.0% 44.9% +9.1
3位 時間 35.5% 26.1% +9.4
4位 自由 33.0% 26.6 +6.4
5位 ツキ・運 27.1% 34.% -7.2
前回も今回も1位は共に「御金」だが、その割合は微減している。それに対して大幅に増加したのが3位の「時間」(+9.4)や2位の「良い成績」(+9.1)、4位「自由」(+6.4)という点に、「勉強や日々の生活に追われて、ゆとりが減少している子供達。」の姿が窺えるとしている。
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「もっと増やしたい時間は何の時間ですか?」(複数回答可)
2007年 1997年 変化
1位 睡眠時間 64.9% 61.7% +3.2
2位 友達と過ごす時間 61.9% 63.5% -1.6
3位 ぼんやり過ごす時間 31.9% 22.7% +9.2
4位 テレビを見る時間 29.0% 38.7% -9.7
5位 勉強をする時間 26.0% 18.8% +7.2
前回1位だった「友達と過ごす時間」を抜いて「睡眠時間」がトップとなり、約3分の2の子供がより多くの睡眠時間を欲している結果に。3位の「ぼんやり過ごす時間」(+9.2)と5位の「勉強をする時間」(+7.2)が大幅に増え、逆に4位の「テレビを見る時間」(-9.7)と(此処では紹介していない)7位の「テレビゲームをする時間」(29.9%→19.8%、-10.1)が大幅に減少しているという点でも、ゆとりが減少している様に思える。学校からの帰りに公園や広っぱ、山、川等で遅く迄泥だらけになって遊んでいた我が子供時代を思うと、時代が変わったとは言え「今の子供達は可哀想だなあ・・・。」と感じてしまう。
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「友達は何人位居ますか?」
1人当たりの友人の平均人数は、1997年の50・7人から今年は66・6人に増えている。平均人数で言えば男子は20・2人、女子は11・8人増えており、男子の伸び幅が大きい。又、「101人以上友達が居る。」と答えた子も約1割から2割弱に増えたという。
この結果に付いて同研究所の山本貴代・上席研究員は「友人が増えたのはIT環境が整い、関係を維持出来るツールが広がった為。」としている。確かに「携帯電話やパソコンでメールの遣り取りをする友人が居る。」という設問に対し約6割が「はい」と回答し、”メル友”数も平均24.5人という結果なのだから、「友人関係を維持出来るツールの広がりが、友人数の大幅な増加に繋がった。」という説は頷ける。
「『友達』という概念自体が変わって来ているのかなあ?」という気も。自分が子供だった自分を振り返ると、「友達」と呼べる存在はそれ程篦棒な数で無かった様に思う。勿論、時代の差や個体差は在るだろうが、友達という関係はもっと濃密な物ではなかったか?今回の調査結果の中に「一度も会った事が無いメル友が居る。」とした子が12.5%居たそうだし、「友達でも間柄によって、連絡方法(電話、メール等)を区別する。」とした者も4割を超えたという事で、「リアルな付き合いの濃密さは別にして、『兎に角、多くの人と繋がっていたい。』という強迫観念の様な思いすら抱えている子供が増えて来ているのかなあ。」という気もしている。
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今回のマヌケ様の書き込み、頬を緩ませつつ拝読させて戴きました。御心配される要素も在るのでしょうが、傍目からすると何とも微笑ましい御家族という感じがします。そりゃあ勉強も大事でしょうが、様々な事柄に取り組んでおられるというのは、長期的に見たら非常に良い事だと思いますよ。唯、携帯使用料が半端では無いというのは困ったものでしょうね。自分は子供が居ないし、尚且つ携帯自体を殆ど使わない人間ですので「どうしてそんなに携帯電話で話す要素が在るのだろうか?」と不思議になるのですが、昔とは違って携帯を通しての友達関係というのも結構在るのでしょうね。
拝金主義の世の中ですから、どうしても「金銭」を評価基準にしてしまいがちなのは子供だけでは無く、「寂しい世の中だなあ・・・。」と思う事もしばしば。でも、そういう自分も金銭を基準に物事を評価している事が何気に多く、ふっと気付いて「駄目だなあ。」と自省する事も。
一つ面白いのは、2人兄弟で考え方が結構違うということです。方や大雑把で方や几帳面、方や浪費家、方や節約家、方や外交的方や引っ込み思案。同じように育てたつもりですが。先ほどの子供は「大雑把、浪費家、外交的」の方です。
びっくりですね。
僕は人生のなかで、年賀状が100枚を超えたことは、ただの一度もありませんよ。
もっとも、いまの職場は年賀状などの儀礼的なものは慎むように・・・なんてお達しがあるから尚更なんですけども。
年賀状を出す先=友達以上
とは言い切れませんが、僕はこの年賀状という儀礼的な習慣は決して嫌いではないんですよ。
話がそれてしまいましたが、小学生で101人以上の友達なんて、ちょっと信じられませんね。
僕も中学生の頃、睡眠時間が少ないなぁ~と感じたことがありました。
部活で疲れて、
宿題をやって、
塾も行き、
友達と話題が合うようにテレビも見て、
決してまじめな中学生ではなかったんだけど、睡眠時間がたりないなぁ~と思ったことはありましたね。
30代の今、あのときより睡眠時間は短いのだけれど、十分な睡眠を確保できていると思えているのは、やっぱり年齢のせいなんでしょうね。