ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

山葵

2013年12月09日 | 其の他

ミステリー関連の年間ブック・ランキングで、自分が注目しているのは3つ。今年度分は其の内の2つ、即ち2014本格ミステリ・ベスト10【国内編】」(発行元:原書房)と「2013週刊文春ミステリーベスト10【国内編】」(発行元:文藝春秋)が既に発表されていたが、最後の1つ「このミステリーがすごい!2014年版【国内編】」(発行元:宝島社)が発表となったので、下記する。

 

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このミステリーがすごい!2014年版【国内編】」(発行元:宝島社)

 

1位:  ノックス・マシン(著者:法月綸太郎氏) 

2位:  「教場」(著者:長岡弘樹氏) 

3位:  「ブラックライダー」(著者:東山彰良氏) 

4位:  「アリス殺し」(著者:小林泰三氏)   

5位:  「死神の浮力」(著者:伊坂幸太郎氏)   

6位:  「リバーサイド・チルドレン」(著者:梓崎優氏)   

7位:  「リカーシブル」(著者:米澤穂信氏)   

8位:  「検察側の罪人」(著者:雫井脩介氏)   

9位:  「星籠の海」(著者:島田荘司氏)   

10位: 「ロスト・ケア」(著者:葉真中顕氏)/「祈りの幕が下りる時」(著者:東野圭吾氏) 

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今年の「このミステリーがすごい!(国内編)」の1位は「祈りの幕が下りる時」と予想していたので、10位という低い順位は意外だった。

 

又、1位に輝いた「ノックス・マシン」は、「2014本格ミステリ・ベスト10【国内編】」の4位、「2013週刊文春ミステリーベスト10【国内編】」では3位と、何れも高い評価なので、「此れは、読まないといけないな。」と思っている。

 

閑話休題

 

先々月、「日経スペシャル ガイアの夜明け」【動画】では、「“本物の日本食”を世界へ」というのが放送された。其の中で「『本山葵100%』の商品をヨーロッパ市場に売り込む、名古屋老舗山葵メーカー。」が取り上げられており、強く印象に残った。

 

欧米では今、日本食ブームに乗って「山葵」が人気となっているのだが、現地で消費されている山葵の殆どが、強い辛味が特徴の「西洋山葵(ホースラディッシュ)」を使った物。そんな状況、独自に開発した「超低温摺り下ろし製法」で、生鮮山葵が持つ「香り」と「風味」を封じ込めた「本山葵100%」の商品を売り込みに掛かったのだが、「西洋山葵を使った物とは、香りや風味が全く違う。」と大絶賛されるも、(西洋山葵を使った物)より値段が著しく高い事から、最初は中々相手にして貰えない。しかし、高級レストランにターゲットを絞って売り込んだ所、「高値で購入する価値在り。」として、ビジネスに繋がる事に。

 

我々が普段「山葵」として食しているのは、其の殆どが「西洋山葵」を主体にした物。「本山葵」なる表記がされていても、良く良く見ると「本山葵入り」とか「本山葵使用」というのが正確な表記だったりする。本山葵だけの商品だと余りにも高価なので、「本山葵を其れなりの量使っているけれど、全部が本山葵という訳じゃ在りませんよ。」という事で、因みに「原材料に占める本山葵の割合が50%未満の物」を「本山葵入り」そして「50%以上の物」を「本山葵使用」と表記する事になっているのだとか。

 

で、話は先月に飛ぶが、マツコ・デラックス氏と関ジャニ∞村上信五氏か司会を務める番組「月曜から夜ふかし」【動画】で、矢張り「本山葵」を取り上げていた。寿司屋に行くと「涙巻き」と称される、山葵だけが入った巻き寿司を頼む程、山葵が大好きなマツコ氏に、(本山葵の中でも)最高級品の静岡産の本山葵を目の前で摺り下し、食して貰うという企画。「熱々の御飯に削り節と本山葵を乗せ、醤油掛けただけの本山葵。」と「本山葵だけをトッピングしたアイスクリーム。」(本山葵が、ミントみたいな風味になるのだとか。)を、至福の表情で食すマツコ&村上両氏の姿が印象的だった。

 

涙巻きを頼む程では無いが、自分も山葵は大好き。本山葵(そんな高値の物では無いが。)を食した事が在るけれど、普段「山葵」として食している物と、全く別物なのには驚いた。

 

今回の一連の本山葵特集を見て、「普段、山葵として食している物って、どんな原材料が使われているんだろう?」という興味が。有名なメーカーの「生山葵」を2つ調べてみた所、下記の通り。

 

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・A社の「生下し山葵」

西洋山葵、還元水飴澱粉、本山葵、大豆繊維砂糖辛子植物油脂食塩香料酸味料着色料梔子

 

・B社の「生山葵」

西洋山葵、本山葵、コーン油砂糖食塩ソルビット加工澱粉セルロース酸味料香料増粘剤キサンタン

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御存知の方にとっては何でも無い事なのだろうが、山葵の成分表示をじっくり見る事が無かったので、「こんなにも色々使われているんだ・・・。」と唖然


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2 コメント

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山葵 (梅吉)
2013-12-09 16:02:16
山葵ですか。

そういえば我々がいつも味わっているのは
ねりわさびなんですよね。
今もほとんどチューブ入りのねりわさび
使ってますから。 
わさびそのものをすりおろして使うことは
あまりないし。
静岡や信州にわさび畑がありますが
そこへ行ってわさび購入することもないですね。
機会があれば静岡や信州行って
購入したいですが。  
使ってるわさびのほとんどが西洋わさびなんて
知らなかったです。 
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>梅吉様 (giants-55)
2013-12-09 16:33:47
書き込み有難う御座いました。

記憶違いで無ければ、本山葵は収穫迄に1年半近く掛かるそうです。水清き場所で無いと育たないし、本当に手間暇掛かるみたいですね。

アイスクリームに本山葵を乗せて食すと、ミント風味のアイスクリームの様な清涼感が在るとか。一度で良いから、試してみたいものです。
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