銀幕大帝α

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裸のランチ

2009年05月11日 22時19分50秒 | 洋画ドラマ
NAKED LUNCH/91年/英・加/117分/劇場公開
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ピーター・ウェラー、ジュディ・デイヴィス、イアン・ホルム、ジュリアン・サンズ、ロイ・シャイダー

<ストーリー>
小説家志望の主人公(P・ウェラー)は、しがないセールスマン。寸暇を惜しんでタイプライターに向かっているが、その分、本業がおろそかになっている。妻(J・デイヴィス)は麻薬に手をだし、廃人の一歩手前。そんな中、かつては中毒者だった彼自身、自分の売る怪しげな殺虫剤を試して、恐ろしい幻覚と溢れる想像力を交互に得るようになる……。(allcinemaより抜粋)
<感想>
4days3日目3本目はクローネンバーグ作品の中ではベストに挙げる人も多い本作をチョイス。

「ベンウェイ!!」

終盤のこのシーン、別に衝撃的じゃないけど、かなりインパクトがあって思わず笑っちゃったなぁロイ・シャイダー。

こりゃあ、人によっては向き不向きがある作品ですね。
ゴキブリ殺虫剤でラリッた主人公が、夢か現実か分からない世界<インターゾーン>へ迷い込むんですけど、ゴキブリ型タイプライター(肛門みたいな口で喋る!!)の登場とか、ホモの話とか、もう完全にデヴィッド・クローネンバーグ信者にしか理解出来ないお話なんですわ。

必死に物語に付いていこうと努力を試みたんですけど、いやぁ必死になればなるほど余計に訳分かんなくなっちゃった。

クローネンバーグの描くダークな世界観は嫌いじゃないし、彼の創造する悪夢世界を観る事でこれまで何度も衝撃を受けてきたけれど、流石に今回はそれを感じる前に物語内にchaos的部分が多過ぎてその時点で挫折。
ラストのウィリアム・テルごっこも意味分からんし・・・。
ちょっと苦手な作品。

評価:★☆
09/05/11ビデオ鑑賞
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アンビュランス

2009年05月11日 21時39分33秒 | 洋画サスペンス
THE AMBULANCE/90年/米/98分/劇場未公開
監督:ラリー・コーエン
出演:エリック・ロバーツ、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ミーガン・ギャラガー、リチャード・ブライト

<ストーリー>
漫画家のジョシュアには、街で見かけて一目惚れした女がいた。彼女をやっとのことで振り向かせることに成功したものの、折悪く彼女は持病に倒れ、救急車で運ばれていってしまった。ジョシュアは早速彼女の見舞いにと病院に行くが、彼女はどこの病院にも運ばれてはいなかった。ジョシュアは警察に捜査を依頼するがまともに取り合ってもらえず、自力でこの謎の真相を探ることにした……。(allcinemaより抜粋)
<感想>
4days3日目2本目はホラーのようでホラーでないサスペンス風な本作です。

ストーリーは単純で、糖尿病患者ばかり狙った犯人が旧式の救急車で誘拐、拉致、監禁。
秘密の施設に集められた患者たちは人体実験されていた!ってだけです。

街で一目惚れした女性に猛アタックする青年をエリック・ロバーツが中々の色男としても好演。

救急車に目の前で誘拐された愛しの人を、自分の足だけを頼りに、片っぱしから探しまくるが、チンピラに絡まれてボコボコにされたり、全く関係ない殺人現場で需要参考人として連行されたりと、本筋と関係ない所で酷い目に遭いまくり。

入院した病院で同室になった新聞記者の老人が意外な形で主人公を助けたり、新米女性警官が裏で密かに犯人の居場所を突き止めたり、死ぬ寸前まで大好きなガムを噛み続けたベテラン刑事がいたりと、サブキャラも珍演&大活躍。

警官たちと救急車との大銃撃戦や、不意打ちで拉致された主人公が救急車から担架のまま走行中に脱出し、逃亡劇を繰り広げるなど、アクション面でも緊迫感があり楽しませてくれます。

必死の想いで見つけた愛しの人から
「私の彼氏に電話してくれない?」
と頼まれ、ガックリくる主人公の余りにも可哀想過ぎる姿には同情の抱擁をしたくなりましたよ、ホント。
努力は報われると言うが、本作に限っては全く報われてません。
無駄な努力とはこういう事を指すんですねぇ。
何のために死ぬ思いで街中を駆け回ったのやら。
あぁ惨め・・・。

因みにスタン・リーが漫画家の同僚として友情出演しているのでお見逃しなく。

てっきり観る前は、殺人救急車が人を撥ねて殺しまくるホラーだとばかり思っていましたが、蓋を開けてみれば一本筋なサスペンス・アクション映画でした。
でも、案外観れましたよ!

評価:★★☆
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ダークマン

2009年05月11日 12時09分54秒 | 洋画アクション
DARKMAN/90年/米/96分/劇場公開
監督:サム・ライミ
出演:リーアム・ニーソン、フランシス・マクドーマンド、ラリー・ドレイク

<ストーリー>
恋人の女弁護士が手掛けている事件に巻き込まれ、研究室ごと吹き飛ばされた科学者。辛くも一命を取りためたものの、全身に火傷を負い顔を失った男は復讐鬼と化して復活する。(allcinemaより抜粋)
<感想>
4days3日目は異色のダーク・ヒーローものとなる本作。
後のライミの代表的作品となる『スパイダーマン』とは対する作品ではあります。
大火傷を負った科学者が、自分をハメた悪党に鉄鎚を下す。

特別な能力を持っているわけでもなく、生身の半死男が技術を活かして人工皮膚を開発し、他人に成りすまして悪党どもを追い詰めていく。
人間的でありながらも、非人間的な感情を露わにする所や、非現実的でありながらも99分しか保てない人工皮膚といった現実的な設定には感情移入し易いですね。

いつ人工皮膚が溶けるか分からないハラハラ感や、溶けた時のユーモア感。
後半でのヘリにぶら下がっての追走劇のドキドキ感。
(ぶら下がったままの主人公が、高速道路上を疾走する車の上をテケテケ走る姿は爆笑もの)
悪党たちを一人ずつ頭脳を駆使して片付けていく爽快感。
そして、悪を葬った後、自分はもうこの世には存在しないと闇のヒーロー「ダークマン」として恋人に別れを告げ、リーアム・ニーソンがブルース・キャンベルになって去っていく悲壮感。

これ、最高に面白かったです。
時折入る、コミック・タッチな画もライミらしさが出ていてとても良かった。
個人的には『スパイダーマン』1作目よりもこちらの方を押します!!

関連作:
『ダークマン(1990)』
『ダークマン2(1994)』
『ダークマン3(1995)』

評価:★★★☆
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