銀幕大帝α

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インフェルノ

2009年05月09日 22時13分25秒 | 洋画ホラー
INFERNO/80年/米・伊/107分/劇場公開
監督:ダリオ・アルジェント
出演:リー・マクロスキー、アイリーン・ミラクル、アリダ・ヴァリ、サッシャ・ピトエフ

<ストーリー>
骨董屋で発見された呪われた古書「三母神」にかかわった者が次々に怪死を遂げていく。
<感想>
4days最初の作品は、現在『サスペリア・テルザ 最後の魔女』が公開中のダリオ・アルジェントが贈る魔女3部作の2作目に当たる本作です。

アルジェントらしさの演出は今作でも健在。
ジャーロには欠かせない黒手袋、色彩美豊かでありながらも何処か不気味さを醸し出している迷宮の様な高級マンション、赤味濃い過ぎる鮮血、クラシック調な音楽、そして彼の代名詞的なショック惨殺シーン。
取分け古美術屋の足の不自由な男がネズミの大群に喰いちぎられる場面は本作一番のショック・シーンでしょう。

「三母神」の書籍に関わった者たちが何者かに次々と殺されていく展開にはグイグイ引き込まれていくが、只、猫を抱く意味深な美女や、結局何だったのか良く分からない魔女の正体など、かなり謎を残したまま終わってしまうのが腑に落ちない。

アメリカからの出資により大掛かりなセットを組む事が出来た御蔭で、大規模な火災など、スペクタクル面や恐怖的な所には目を見張るものがあったが、事件のカギを握る人物たちがどう絡んでいるのかイマイチ説明不足過ぎていて、作品としてはかなり大雑把な出来になってしまっていたように感じた。

魔女が棲みつくマンションの謎は何となく解明出来たが、魔女を取り巻く人物たちの位置づけがはっきり見えてこないのがなんとも・・・。
大作には違いないが、ストーリー的にはどうだろうと思う。
特に崩れ落ちる瓦礫の中で骸骨マスクを被った魔女が高らかに叫び終わるラストを見ても、意味が良く分からないし、すっきり感が味わえないので、最後の最後にきて狐につままれたようだ。

さて、アルジェントは作品に心霊映像を意図的に入れるのを好むが、本作にもあったのでしょうか?

処で主人公マークの学生友達の女性の美貌にはかなり引きつけられましたね~。
後、本作を観てやっぱり自分は、惜しげも無くおっぱいを見せられるよりも、濡れた服から透けた乳房を見せられた方が何倍もドキドキするってのが良く分かりました(なんちゅう〆かた・・・)。

関連作:
『サスペリア』(第1作)*個人的評価:★★★★
『サスペリア・テルザ 最後の魔女』(第3作)

評価:★★☆
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コメント (14)
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